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身近に感じるシンプルさとは。

今日の日記は、仕事の話です。

今年4月、P&Gは衣類のヨレや毛玉を防いで長持ちさせる「第3の柔軟剤」を発売しました。パッケージは、機能の新規性を伝える個性的な形でありながら、シンプルなデザインと評価されています。

↓↓下記の記事は、仕事仲間のライターさんが日経クロストレンドで書かれたものです。

この「シンプルさ」について、デザインライターとして忘れてはいけないポイントだと思い、このnoteを書いてます。

たしかに、これまでの柔軟剤とは異なる形状のパッケージで機能の新規性は伝わってきます。しかし、私には「シンプルなデザイン」とは思えない・・・。

ただ、これが世の中でいう「シンプルさ」であることは理解できる。マスを狙った商品なので、いい意味であか抜けない、このくらいのシンプルさが身近に感じられて、ちょうどいいのです。安心感があるシンプルさとも言えると思います。

シンプルだとは思わないけど、シンプルであると理解はできる。このバランス感覚は、デザインライターとして仕事をする上で、意識していることです。

そもそも、パッケージを誰がデザインされたか気にする人は、少数派です。業界では超有名なグラフィックデザイナーやアートディレクターのことも、世間の人の多くは知りません。

Twitterでの話題も同様です。

少し前、佐藤オオキさんがデザインしたローソンのPBのパッケージについて、SNSで話題になっていましたが、異論を述べていたのは、ほんの一部の人たち。

Twitterで盛り上がっていると「みんなそう思っている」「みんな知っている」「みんなが話題にしている」と思いがちですが、そんなことは決してない。少なくともTwitterで話題になっていることの多くを、私の学生時代の友達や親兄弟は知らないはず。

だからといって、「じゃあ、私もSNSチェックするのやーめた」とはならない。SNSでの話題をチェックすることは、私にとって仕事のひとつなので。

最近は、Twitter嫌いにならないように、抽象化しながら流し見する技も身に付けました。それはいつか、また別の機会に書きます。

↓↓下記の記事は、大尊敬している元日経デザイン編集長が書かれたものです。



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