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朝ラン中 知らない人に追い抜かれたら、サボっていた自分が見えた。

こんにちは! 表参道と丸ビルで本格スムージーのお店をやっていて、「FICO & POMUM (フィコ・アンド・ポムム)」というちょっと変わった名前のブランドを作っている F&Pジャパン代表の西野です。

このnoteは、主に社内向けに発信された脳内公開記事の焼き直しを中心に運用しています。とある会社の朝礼を覗く感じでお付き合いください。

惰性は成長の敵、敵は成長の味方

僕は平日毎朝のロードワークを習慣にしています。いわゆる朝ランというやつです。
(ストイックな西野は、雨の日にはマンションの階段を昇降しています)

うちの地元は水道橋とか後楽園のエリアなので、僕は毎朝東京ドームの周りを走ることにしています。
あの辺は、赤信号に邪魔されず他のランナーと遭遇することもなく、広々としたドーム前の広場や誰もいないモールや空中廊下を、自分のペースで走ることができます。
走りながら1日のことを考えたり、アイディアも湧くのでなんとも気持ちがいいです。

朝走るというのは、なんとも聞こえのいい話なのですが、、、
実際に毎朝走り続けるというのはやはりなかなかしんどい日もあります。
このコースが良いのは、走る時間を20分間と決めたら、その日の気分や調子で自由に走るルートを変えられること。
走れる場所がたくさんあるので、調子が良くても悪くても、最終的に20分になるように帳尻を合わせてその場でルート設計を変えて走ることができるのです。
(ぐるぐる同じ場所を回るわけではないので、ランダム性が心地いい)

ある日、珍しく他のランナーに遭遇し、僕の真横を颯爽と抜いていきました。
大抵は気にも止めないのですが、前日の仕事でなんやかんやあってこの日は瞬間的に熱くなってしまい、
「このおっさんには負けられへんて!」という気持ちになりました。
そしてそのまま、「お気に入り20分ちょうどコース」「追い込みモード」で走り抜いたところ、タイムは「18:34」になりました。

・・・

僕は日頃、「お気に入り20分ちょうどコース」を走る中で、知らないうちに1分26秒も「自分の実力を低く評価していた」のです。
俗に言う、「やればできるじゃあないかー」というやつです。
(過去あなたにそう諭したことのある先生や上司の声で読んでください)

走る「距離」が決まっていれば、あとはラップタイムとの睨み合いになり、毎回「時間」との戦いになります。
僕はそれを避け、ランダムな心地よさを得るために、走る「時間」を最初に決めて「距離」を成り行きの出来高制にしてしまったことで、毎日これだけの「サボり」が蓄積されてしまった。

走っていたのは「18分34秒コース」であって、走るべき「20分コース」のゴールはまだ先だったというわけです。
「まだまだできるじゃあないかーッ!」

この毎日の惰性の1分26秒が積もったらどうなるでしょうか。
週5回走ったら1週間で 7分10秒
1ヶ月で31分32秒
1年で 6時間18分24秒もの「サボり」が発生しています。
(机上計算もストイックです)

筋肉は、「余裕で上げられる」ウエイトを使っていても大きくなりません。
成長するためには、「追い込み」が必要です。
人間はサイヤ人と違って、自分を甘やかすのが得意な生き物です。
ここには、日常の自分に問い正すべき余地があるでしょう。

 気づかないうちに、自分を守っていないか?
 もっと頑張れるのに手を抜いていないか?
 知らずのうちに、現状の環境や立場の上にあぐらをかいて「追い込み」を忘れていないか?

惰性は成長の敵、というわけですね。
また、ライバル(敵)の出現によってその惰性に気付かされて覚醒することもあります。
もし日々の生活の中で成長に行き詰まっていることを感じたら、毎日のルーチンを見直してどこかに惰性が発生していないかを見直してみましょう。

継続的な成長を保つために、いかに自然に「惰性」を排除して「追い込み」を仕込んでいけるかの仕組みが大事だよなあという、今回はわりと昭和的な結論でした。

(この記事は、2021年2月に社内向けに発信された内容をもとに編集を加えています)


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