にしじま

徒然で草 街を歩いてグッとくる階段や看板を探したり、 ついでに思ったことを日記にしています。

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最近の記事

海から海 行きつく先として

「海がきこえる」を渋谷の映画館へ観にいった。1993年のジブリ制作のアニメで、人気作品ではあるのだが、他のジブリ作品に比べるとあまり目立たない作品であろうか。それには理由があって、未成年の飲酒シーンがあるせいで、今ではテレビで放映ができないからなんだとか。  しかし作品を観た感想としては、これはテレビで、特にゴールデンタイムなんかに放映しても、いい作品としては観られないのかなという風なものであった。できるだけ独りで(私のように!)、大切にしんみり鑑賞すべき作品であろう。

    • 物体でないものを集めるには?【奥の階段#17赤札堂深川店】

      わたくしは商業施設の奥の方にひっそりとある、階段が好きである。 今回は、赤札堂深川店の奥の階段 ウイスキーなどのお酒の瓶におまけでついているノベルティのグラスをついつい集めてしまう。先日も銅マグみたいなグラスにつられていつもより高いウイスキーを買ってしまった。まんまとメーカーにしてやられているわけなのだ。 この前ピザを頼んだ時も、ピザの種類を選ぶ権利を放棄して、ノベルティのトートバッグ付きのセットを頼んでしまった。 ノベルティのグッズが好きなのである。 いつから好きなの

      • 出すと入る【奥の階段#16横浜モアーズ】

        わたくしは商業施設の奥の方にひっそりとある、階段が好きである。 今回は、横浜モアーズの奥の階段 最近映画を観たり本を読んだりすることができるようになってきた。 今までも映画鑑賞も読書も嫌いなことではなかったので、興味がある分この作品観たいなとかこの本読みたいというものに出会うことはよくあった。だけどたまにしか映画をみれなかったり、とても遅いスピードでしか読み進められなかったり、そういう症状をしばらく抱えていた。 しかし最近になって、見たい映画を見つけると映画館に足を運び、そ

        • クセというフシギなチカラ【奥の階段#15伊勢丹新宿店】

          わたくしは商業施設の奥の方にひっそりとある、階段が好きである。 今回は、伊勢丹新宿店の奥の階段 家の洗面所にちゃちい時計を置いている。大体洗面所で時間を気にする場面は朝だけなのでどっかでノベルティかなんかでもらった適当な時計だ。 当然精度の高いものではないから、だんだんとずれていく。あるとき、結構実際の時間とずれてきてるなあと思って確認してみると、その時計は10分進んだ時間を示していた。 だけどなぜか別に時間を合わそうという気にはならなかった。 それは面倒くさいからとい

          中華屋でいつも頼まないメニューを頼んだ時、それは流れに逆らったと言えるのか、むしろ流れに沿った言えるのか【奥の階段#14さいか屋横須賀店】

          わたくしは商業施設の奥の方にひっそりとある、階段が好きである。 今回は、さいか屋横須賀店の奥の階段 わたくしは人生で何度か引っ越しを経験している。そして新しい街で生活を始めるときに必ずしていることがある。それは、行きつけのラーメン屋を探すということである。いや、必ずしているというより、しなくては落ち着かないという感じの方が感覚としては合っている。定番を決めておかないとそわそわするのである。 また、行くお店自体についてもそうであるが、それぞれのお店でもいつも注文するメニュー

          中華屋でいつも頼まないメニューを頼んだ時、それは流れに逆らったと言えるのか、むしろ流れに沿った言えるのか【奥の階段#14さいか屋横須賀店】

          遊ばせる休ませる【奥の階段#13西武渋谷店】

          わたくしは商業施設の奥の方にひっそりとある、階段が好きである。 今回は、西武渋谷店の奥の階段 渋谷という町はその地名のごとく谷の街である。青山・表参道あたりの台地の地中を走る銀座線は、渋谷駅へ向け高度を変えずに進み、頭上3階ホームへ到着する。京王井の頭線も2階のホームから出発していきなりトンネルに入り、次の神泉駅では地上のホームへ到着する。山と山の間、まさに谷なのである。そのため当然に坂の多い街でもある。 以前坂の写真を撮ることにハマっていた時期があった。都会の坂が好きな

          遊ばせる休ませる【奥の階段#13西武渋谷店】

          制限と放題【奥の階段#12アトレ川崎】

          わたくしは商業施設の奥の方にひっそりとある、階段が好きである。 今回は、アトレ川崎の奥の階段 京急には大師線という路線がある(アトレはJRグループだが京急の話である)。川崎大師へ参拝する路線として開通した京急のルーツの路線である。しかし当時三浦半島の中学生であったわたくし達にとって大師線は、川崎大師に行くための路線ではなくスポッチャに行くための路線であった。 スポッチャなるものが登場したときには、とんでもない施設ができたらしいと、仲間内で噂になったものだが、車を使わずに行

          制限と放題【奥の階段#12アトレ川崎】

          味のある看板【奥の階段#11ラ チッタデッラ】

          わたくしは商業施設の奥の方にひっそりとある、階段が好きである。 今回は、川崎のラ チッタデッラの奥の階段 わたくしはこのように商業施設の奥の方にある階段を見に行くのが趣味であるが、もうひとつ好きでしていることが、街にある味のある看板を見つけて写真に撮って蒐集するということである。単におもしろい看板というわけではなく、このイラストなんかグッとくるなあとか、このフォントたまらんなあというような、どこかに味を感じる看板をふらふらと街歩きをしながらみつけて写真に撮っている。ちなみに

          味のある看板【奥の階段#11ラ チッタデッラ】

          父のおみやゲーム【奥の階段#10川崎モアーズ】

          わたくしは商業施設の奥の方にひっそりとある、階段が好きである。 今回は、川崎モアーズの奥の階段。 3Fのブックオフで中古ゲームを眺める。音楽と同じで、懐かしいタイトルやパッケージを見ると丁度そのゲームをプレイしていた時に仲の良かった友達のことや、流行ってた遊びなんかのことまで一緒に思い出される。 小学生のころ新しいゲームを手に入れるためには、お小遣いを貯めるか、何かのプレゼントにねだるかのどちらかであったが、数年に1度、本当に稀に気まぐれで父がゲームを買ってくるときがあっ

          父のおみやゲーム【奥の階段#10川崎モアーズ】

          旅するすね毛たち【奥の階段#9ラゾーナ川崎】

          わたくしは商業施設の奥の方にひっそりとある、階段が好きである。 今回は、ラゾーナ川崎の奥の階段。 むしゃくしゃしたら全身の毛を剃ることにしている。たまたま家電量販店で見つけたボディトリマーなるものを試しに買ってからそうしている。ただ全身から毛が落ちるだけなのに、悪い憑き物も一緒に削ぎ落ちたような気がしてすっきりするわけである。 そのような感じでマメに手入れをしているわけではなく、気が向いたときに剃っているので、風呂場に落ちた全身の毛を捨てるためにかき集めるとそれなりの塊に

          旅するすね毛たち【奥の階段#9ラゾーナ川崎】

          らしくないもらしさの内【奥の階段#8関内セルテ】

          わたくしは商業施設の奥の方にひっそりとある、階段が好きである。 今回は、関内駅前のセルテの奥の階段。 小学生から中学生までの間、友達の影響でわたくしは阪神タイガースのファンであった。中学生の時は試合結果を配信してくれるメッセージRに登録していて、その着信を六甲おろしの着メロに設定していた。一度塾の授業中にマナーモードにするのを忘れ、教室中に爆音で六甲おろしを轟かせたことがある。それくらいには熱烈にファンであった。 小学生の頃は父がよく横浜スタジアムに阪神対横浜の試合を観に

          らしくないもらしさの内【奥の階段#8関内セルテ】

          車がパンクした話【奥の階段#7藤崎】

          わたくしは商業施設の奥の方にひっそりとある、階段が好きである。 今回は、仙台の百貨店、藤崎の奥の階段。 「風が季節運び 夢は心誘う」 開店と同時に入店すると藤崎百貨店のテーマソングが流れる。 懐かしい。 覚えようとしたことなどないのだが、カーラジオから度々流れるこの曲をいつの間にか空で歌えるようになっていた。 それだけ車の中で過ごしていた時間が長かったということだ。仙台は車社会だ。日常的に車に乗っていると時にとんだ災難に遭うこともある。それは仙台から郡山まで仕事で行った帰

          車がパンクした話【奥の階段#7藤崎】

          ドーナツの穴の味【奥の階段#6仙台ロフト】

          わたくしは商業施設の奥の方にひっそりとある、階段が好きである。 今回は、仙台ロフトの奥の階段。 数年前にしばらく仙台に住んでいたことがある。仕事の都合で移ったから、一緒に遊ぶ友人もおらず、一人で時間を過ごせるよう色々と新しい趣味や遊びを試していた。その中のひとつにレコードで音楽を聴いてみようというものがあった。世代がなんとなくわかってしまいそうだが、CDやMDで音楽を聴いてきたし、実家にプレイヤーもなかったからレコードで音楽を聴くという体験をしたことがなかった。 とりあえ

          ドーナツの穴の味【奥の階段#6仙台ロフト】

          商品券に振り回される【奥の階段#5仙台駅前EBeanS】

          わたくしは商業施設の奥の方にひっそりとある、階段が好きである。 今回は、仙台駅前EBeanSの奥の階段。 以前仕事の都合で景品として使うために、商品券を5万円分(千円分を50枚)程購入したことがある。会社で経費として後から精算をするわけだが、このときはすっとぼけていて領収書をもらうのを忘れてしまっていた。領収書がなければ精算もできず、もう一度発行できないかを問い合わせたものの購入時でないとできないと断られてしまった。(ただただわたくしが悪い) 仕方がないのでもう一度同じ額の

          商品券に振り回される【奥の階段#5仙台駅前EBeanS】

          ふるふるドライバー【奥の階段#4小田急新宿西口ハルク】

          わたくしは商業施設の奥の方にひっそりとある、階段が好きである。 今回は、小田急新宿西口ハルクの奥の階段。 ゴルフ用品売り場でウェアを眺める。ゴルフウェアを適切に選ぶのはとても難しい。無難にいきたいのだが、色々とみているうちに何が無難なのかわからなくなる。やたらと派手だったり、わたくしなんかの若輩者が着ると大人っぽすぎたり、丁度良いを見つけるのが難しい。 全然上手くはならないのだけどゴルフは好きなスポーツだ。というよりゴルフの練習が好きなのかもしれない。 大した歴もないくせ

          ふるふるドライバー【奥の階段#4小田急新宿西口ハルク】

          良き書店について【奥の階段#3ルミネ横浜】

          わたくしは商業施設の奥の方にひっそりとある、階段が好きである。 今回は、ルミネ横浜の奥の階段。 ルミネ横浜の階段はフロアの奥に位置するものの、かなり人の気配を感じる。それは各階段入り口に用意されている休憩用のいすの存在故であろう。都会には休憩スペースが不足している。空いている喫茶店を探すのも一苦労である。人々はとにかく休憩スペースを求めて彷徨い歩いているのである。 横浜駅の有隣堂というと西口側の地下街の有隣堂が有名であるが、もうひとつルミネ横浜にも店舗がある。今は地下のフ

          良き書店について【奥の階段#3ルミネ横浜】