小学校の同級生に感動した話
僕の初の電子書籍
『芸人になってモテようとしたらなぜかバケモノおじさんになっていた〜人生やり直しタイムトラベル〜前編・後編』
発売して5日。
読んだ方から嬉しい感想を頂けている。
本を出した事をInstagramとFacebookで告知した事により、長い間会っていない友達からも「読んだ」と連絡が来たりしている。
まあ内容が内容なので若干複雑というか、自分でデジタルタトゥーをばら撒いたような感覚はあるが
でもやっぱり「面白かった」と言ってもらえるのは嬉しい。
中でも特に嬉しかったのが小学校の同級生がInstagramとFacebookに僕の本を紹介する文を書いてくれた事だ。
この文章が素晴らしく、読んで僕は感動したので今回はここにその文章を載せたいと思う。
*
【長文すいません。要は本の感想とシェアとポエムです】
皆もすなる書評といふものを我も
してみむとしてするなり
のっけからの紀貫之調はさておき、
友人が本を出した。
彼は小学校時代の同級生で、
それ以降は高校生になったときの
同窓会や
成人式で会ったくらいだった、ただ
母伝えで芸人さんになったことは知っていた。
そんな彼とばったり再会したのは
2019年の4月だった、京阪に乗っていたらばったり出会い懐かしくて、守口の鳥貴族にちょっとだけいった。
そのときまだ芸人さんを頑張っていると言っていた、それ以来連絡を取り合う仲ではなかったけど、今回彼が本を出したというインスタがあがっていたので
昔のよしみもあって購入して読んでみた。
感想、前半から笑えた、
彼の小学校時代を知っているから
かもしれないし、
同い年なので出て来る事象が懐かしくて
笑えたのもあったかもしれない、
でも最後まで読んだら、
最後ほろりと泣けてきた。
タイトルにあるような、
売れてない芸人さんだから、その境遇に感じいって…では、決してない。
自分の過去を受け止め、それでも前に進もうとする意志に最後の最後グッときてしまった。
お話の構成としては、彼の小学校時代から今につながるエピソードをやや自虐的に語り、タイムトラベルという特殊能力を使って過去を変えようとあがくおじさんのお話である。
ややネタバレになるが、もちろん
全てリアルな話だし、タイムトラベルはお話のエッセンスなので特になにも過去は変わらない。
でも多分、実際に彼はこの文章を通して、過去を変えて来たのだと思う。
昔、会社の研修で習ったのだと思うけれど、
「過去は変えられない、変えられるのは未来だけである」とよくいうが、
実は違う。
未来は不確定であり、だれにもどうすることは出来ない、そして過去の事象そのものの改変も出来ない、
ただ人は、過去の出来事の自己認識を書き換えることによって、過去の事象がどんな意味を持つ出来事だったのかを書き換えることができる。
ということを習った。
他人の人がどう思うかはおいていて、
30を超えたあたりから
僕にはこれがとてもしっくりくるようになった。
多分、自分に子どもができて、
自分の両親との関わり方を思い出したり、色んなことがあって自分を見つめ直す時間が増えたりしたからだと思う。
過去起きた事象が、その当時の気持ちや
受け止め方、それが自分に与えたと思われる影響、それを今の自分から振り返ってみると、全く違った意味合いを持つことを実感してきた。
それはどちらかと言えば、
嬉しかったことが嬉しくないということではなく、過去辛く苦しかったことが
今となっては自分に良い影響を与えていると感じられるということが増えたということである。
過去の正当化や、喉元過ぎればということではなく、あのときは辛かったけど
それによってもたらされたものは
今の自分を形づくる上で欠かせないものであると感じることが出来るようになったという類のものだ。
あるときから
自分自身が、好ましいと思ったり
共感したりする作家さんや周りの人達にはある共通点があることに気がついた。
それは自分自身を決して可哀想がらないということだ。
✳︎自分を可哀想だと思うことが悪いことだと思っているわけではなく、
それはある時点でそうだったとしても、
僕が話した、読んだ時点でそうではないと感じられることが僕自身にとってとても好ましく思えるということだ。
それは決して自己憐憫に陥らず、
ある時点でからりと渇いた悲しみや笑いに変えていること、その自分を突き放した感じがとても好ましく思えるのだと思う。
人はどこまでいっても所詮独りだ、
だから愛し合うことができるんだー!
と早乙女アルトは言っていた。
#マクロスF
確定した過去を変えてはいけない
お前が立っている場所は俺たちが
クリスを助けたいと願ったからこそ
到達できた場所なんだと
岡部倫太郎は言っていた。
#シュタインズゲート
周り道をすることが、結果最短距離を
いくのだとイチローさんは言っていた。
#イチロー名言集
人はいつかみんな死ぬ、だから…だから…、みんな一生懸命生きるのよって
とポップは言っていた。
#ダイの大冒険
彼のこの本はそんな思いを体現するような本だった。
優しさではなく、共感力、他人のことを
自分のことのように思える力が人に心を開かせると垣根涼介さんは書いていた。
#垣根涼介
#君たちに明日はない
これは感想であり、備忘録であり、
自分がありたい自分への戒めでもある。
追伸
同級生が本を書いていて触発されたことはプンプン匂う、でも深夜にありがちな
酔っ払ったポエミーおじさんではないことだけは断っておく。完全シラフ。
西村 啓佑くん
とても面白かったです、そして泣けました。
皆さん
もしよかったらぜひ読んでみてください。ステマ、広告案件でないことは個人の範疇で保証します。
*
彼は僕の本を読んでこの文章を書いてくれた。
僕は凄く感動した。
めちゃくちゃいい文章だと思う。
こんな事を書いてもらえたというだけで、今回この本を出した意味があったと思う。
この同級生の名前は中尾くんという。
中尾くんとは文中にもあった様に小学校時代、特別仲が良かったわけではないが、でもその後も数年ごとに何故か顔を合わせる機会があり、不思議な縁があるなと思う。
小学校を卒業して25年。
僕が芸人になり、そしてまさかの本を出す事になり、それによって同級生とまた繋がる。
本当に人生は何が起こるか分からない。
あんまりロクな人生ではないが、こんな事があると
人生って面白いなってちょっと思ったりもする。
中尾、今回は本当にありがとう。
約束通り、noteに載せさせてもらいました。
普段感謝する文なんて書き慣れてないので、あんまりいい感じに書けなかったけど、とにかく今回嬉しかったです。
またどこかで会いましょう!
もちろんこの文章だけじゃない。
買ってくれた方、感想をくれた方、Amazonのレビューを書いてくれた方、星を付けてくれた方、全て本当にありがたい。
正直、今現在そこまで多くの方には読まれていないだろうし、今回色んな面で自分の力不足を痛感した。
でも読んでくれた結果、楽しんでくれた方がいるという事は凄く嬉しいし、ありがたいし、自信になった。
だからこれからまた頑張っていきたいと思う。
もっと頑張って結果を出して
いつかこの本も、もっと多くの方に読んでもらえるようにしていきたいと思う。
中尾くんの文にもあった様にこの本もまた未来の頑張りにより変えていく事が出来るのである。
と、ここまでは感動した話を書いてきたが
一方で、この本に関して
不穏な動きをしている男がいる。
変人である。
"変人"とは僕の高校・大学時代の同級生で、このnoteや本の中にも登場している、とにかくめちゃくちゃ変な人だ。
この変人、
なんと僕の本に対してひっそりと
Amazonのカスタマーレビューで星1を付けようとしていたのだ。
まさかのアンチ出現。
めちゃくちゃ身近なところにアンチはいた。
変人曰く、いくつか星5が付いているのを見て焦ったらしい。
焦るて何やねん。
何を焦る事があんねん。
普通そこは応援するとこやろ。
とにかく焦った結果
「これは何とか平均を下げなければ!」と星1を付けようとしたらしい。
僕は何とかその寸前で止める事が出来た。
本当に油断も隙もない男である。
まさか身内に星1を付けられかけるとは。
変人は昔から僕の足を引っ張る事を生業としている。
いまこれを読んでいる方からすれば理解出来ない関係かもしれないが
これが僕と変人の通常運転なのである。
ていうか、星5を付けてくれた方は本当にありがたいのだが、現在数は全然多くない。
まだ引っ張る足もない状態なのである。
それでも無理矢理引っ張ろうとする変人。
やっぱり変な人だ。
では、最後に前編・後編の購入ページを載せておきます!
まだまだもっと多くの方に読んでもらいたいです!
そしてもしよろしければAmazonのカスタマーレビュー、星の評価をお願いします!
次いつ変人が星1を付けにくるか分かりません!
変人は星の平均を下げようと狙っています!
変人の襲来に備えて皆様のご協力が必要です!
どうかよろしくお願いします!!
【前編】
【後編】