
タイムアウト
✅今回は、ニシダミクさんの素敵なイラストを使用させていただきます。ありがとうございます。
↓
「タイムアウト」とは、アメリカでよく行われているしつけ方法。
子供が望ましくない行動をしてしまった時に、それを正すためにタイムアウトの時間をとる。
ここで注意したいのが、タイムアウトは子供への「罰」ではないということ。
タイムアウトはあくまでも、子供の感情を落ち着かせる時間として行う。
目安として、18ヶ月頃からタイムアウトをはじめるのが一般的です。
子供が叩いたり蹴ったりするなど癇癪を起こした時に、子供が静かにじっとしている時間であるタイムアウトを行う。
子供が泣いたり叫んだり感情的な間は、なかなか冷静に物事を考えたり受け入れたりできないものであり、それは大人も同じ。
そんな時にタイムアウトの時間をとることで、子供も大人も心を落ち着かせることができる。
また、タイムアウトを通して子供は自分の感情をコントロールすることを学ぶ。
子供が泣きわめく・叩く・蹴るなど感情的になったら、まずは子供に何がイヤなのか、どうしたいのかについて聞いてあげる。
理由を聞いたら、その気持ちを受けとめて共感してあげる。
ここでタイムアウトのステップを確認する。
ステップ1:まずは子供に警告
話をしても子供がその行動を止めなかったら、「○○できないなら、タイムアウトにしよう。」と子供に伝える。
これを大人が感情的に伝えると「脅し」のようになってしまう。
冷静に言い聞かせるように伝えることが大切。
少し待ってみて、行動がおさまったら褒める。もし子供がその行動を止めなければ、タイムアウトに進む。
ステップ2:タイムアウトの理由を伝える
タイムアウトの時間をはじめる前に、「ママが言っても叩くのやめてくれなかったから、タイムアウトの時間だよ。」など、タイムアウトをする理由を子供に伝える。
この時も冷静に言うのがポイントです。タイムアウトでは、決して大人は感情的にならないように気をつける。
ステップ3:タイムアウトの時間をとる
子供を静かな場所で座らせる。
もちろん、大人の目が届くところに置き、タイムアウトの時間は、年齢×1分が目安。
もし時間が経っていないのに子供がイスから離れたら、大人が優しく無言でイスに戻す。
ステップ4:タイムアウトを終了
時間が経って、子供が少し静かになっていたらタイムアウト終了。
もし子供に何かのルールについてわかってもらいたい場合は、タイムアウトを終了する時に「人は叩いたらダメなんだよね。」などとリマインドする。
ステップ5:子供を褒めてあげる
タイムアウトの後、大人が伝えたとおり子供が行動できたら、思いっきり褒めてあげる。
もしかしたら、何度か同じことでタイムアウトになることもあるかもしれないが、大人が根気よく一貫して子供に教えることが大切。
子供が言うことを聞いてくれないと、つい親も感情的になってしまう。
私も、駄駄を捏ねる子供にイライラして、つい子供にきついことを言ってしまい後悔することもよくある。
タイムアウトは、子供の心を落ち着かせる時間、気持ちをコントロールする方法を学ぶ時間。
同時に、親もクールダウンすることができる。
少し冷静になったら、そんなにイライラすることでもなかったな、と毎回思う。