THE WHOのLIVE AT LEEDSとJIMI HENDRIXの話
ザ・フーの『ライブ・アット・リーズ』は、1970年に世に放たれた、60年代の混沌を包括して音で表現しパッケージングした稀有な作品でしょう。英国リーズ市にあるリーズ大学で行われたパフォーマンスは、凄まじく暴力的で有機的です。その有機性こそ60年代後半のロンドンが『スウィング』していたという事実を物語っており、フーがそれを世界に知らしめたといって良いでしょう。
この作品の、とりわけピート・タウンゼントのギタープレイの背景には、ジミ・ヘンドリクスの存在が大きく影響していると思いま