自分の人生は自分で選択する。それってすごく難しくて。背中を押してくれた小説の話。♯3
お久しぶりです。
近況報告から。
勤めていた病院をやめました。
沢山たくさん苦い思い出、嬉しい思い出、悔しい思い出、楽しい思い出のある職場を去りました。
でも、思い鎖から開放されたような、逃げたくても逃げられなかったものから開放されたような。
でも、これからは違うところでちゃんと生きて行こうという気持ち。
辞めてからは実家の青森に戻りしばらくは親にお世話になりながらバイト生活。
自分のキャパを超えない場所でいられるのって安心出来る。
だけど、なんとなく不安でやりたいことってこういうことだったっけって疑問に思う毎日。
実家はもちろん安心、親も安心させられる。
だけど私が本当にやりたいことはここにはないんじゃないか、親を安心させられるからここにいるだけなんじゃないかと思ってしまうことがある。
私のやりたいこと、東京でしか会えない人に会うこと、出来ないことに挑戦すること、好きなことを継続すること。
私のやりたいことって東京でしか出来ないことが多い。
自分のやりたいこと(これを我儘といえばそうなる)と自分の人生なんだから自分の好きなように生きていいということはどのくらいの塩梅で調整したらいいのか。
親の反対を押し切って東京に戻ることは我儘なのだろうか。
青森から出ることを諦めて親の心配をかけたくない私はまだまだ親に依存しているのだろうか。
意思が弱いのだろうか。
そんな中私の背中をさするように押してくれた小説がある。
凪良ゆうさんの汝、星のごとく。
あらすじ。(Amazon商品紹介より)
その愛は、あまりにも切ない。
正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。
本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。
ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。
ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。
感想。
自分の選んだ人生を生きる。
選ぶのは自分自身だから。
やめた後に読んだ本、この本から学んだこと。
正しさと愛が反することがあるなんて。
こんなに儚くてでも強い愛があるなんて。
矛盾だらけの他人からどうかしてると思われるようなことも、こんなに綺麗に見えるなんて。
どう思われようと自分の人生は自分で選んでいく。愛は人を救うんだって証明してくれたような小説。正しさも大切だけどそれに囚われてたら見えなくなってしまったこと、すれ違ってしまったこと。そこが儚いけど愛のおかげで強くなったこと。
読んでいて自分と重ならないようで重なる点が多く、読む手が止まらなかったです。
是非。
自分の気持ちを書くと少しスッキリします。
次はもうすこし楽しい話をかきます笑
読んでくれてありがとうございました。