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【8コマ漫画】生徒を理解すること、それが先生😌

50年前、北海道の農村地域 小学校での出来事。クラスの朝の会で ある男の子が 前日の欠席について問われます。農家の仕事の手伝いをしていて学校を休んだのですが、先生の質問に風邪をひいたと答えます。

先生は この生徒が畑で仕事をしていたのを前日に見ていたわけですから、この質問自体、公開処刑のようなものです。

50年前と言っても 戦前戦後の時代ではありませんから、家の仕事を手伝うために学校を休むことは 私にとっては考えられないことでした。
(登校拒否のように 半分くらいの日数しか学校に来ない子はいましたが)

先生にとっては、学校を休むことは 良くないこと。そういう判断しかなかったのでしょう。

本当に教育に必要なのは、生徒を理解すること。
生徒を気遣うなら、仕事のために学校を休まなければならない状況にあったこの生徒について もっと知ることが必要です。

それは クラス全員の前で聞くのではなくて、個人的に話す機会を作るという、配慮が無くてはなりません。
次に、親に対して、何らかのアクションをとるとすれば、
家庭内の状況を考慮しつつ進めることは当然のことでしょう

教師という立場で、子どもを責める。その非は子どもにあるのではなくて親の事情なのに。
子どもはどこに自分の理解者を求めればいいのでしょう。
私は この生徒が気の毒でなりませんでした。
(それはひどいよ!!と先生に向かって言うことなど、私にはとてもできませんでした😢)

先生に対する不信感は、こうした対応の一つ一つから生まれていきました。
先生って、何?という疑問。

この疑問は、その後ずっと心に引っ掛かり、20年後
自分たちの二人の子供達には、シュタイナー学校に行かせたいという選択になり、ニュージーランド移住を決めました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます💗


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