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読書感想文の話を読んで記憶が蘇る

たまたま何かのきっかけでフォローさせて貰っていて、何気なく巡回している途中でこのKaoriさんのnote記事を読みました。

見出し文がいいじゃないですか。
私も小学生の頃、読書感想文を書くのが嫌いでしたし。

そういえば灰谷健次郎『兎の眼』って読んだことあったっけな?
なんとなく読んだ気もするし、表紙の絵に見覚えがあるような気もするし……とこのnoteの中で綴られたKaoriさんの読書感想文を読んだ途端、急速に記憶が蘇ってきました

これは読んだことのある本だ。
もう一度読んでみようかな?

そんな風に強烈に思わせてくれるだけのインパクトがあり、早速どこかで読めないかと調べてみました。

子供の頃に読んだのは、おそらく当時住んでいたところにやってくる移動図書館か学校の図書館で借りたような気がします。
そうか、図書館なら置いてあるかもしれないと、今住んでいるところの図書館蔵書検索をネット経由でしてみたところ、こんな結果に。(一部抜粋引用)

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この中で古そうなのは理論社1983年のもの。区内に10冊あるようですが、自宅近くの図書館分館には置いてないので借りるとしたら取り寄せ対応。

元のnote記事に角川文庫版のものがAmazonのリンクで張られていたのでそちらをクリックしてみたところkindle版(電子書籍)はkindle unlimited対象となっていたので、早速ダウンロード。(kindle unlimited契約してるので¥0)

最初の方をさっと読み進めているうちに、
あぁ、やっぱりこれは読んだことがある本だ。
ということを確信します。そして思ったこと。

これは引き込まれる文章だ。
(なんだ?この小並感のような私の書きぶりは?)

このところあまり本を読むことをせず、小説に対しての感度がかなり鈍っていたのを、ガツンとぶん殴られたような感覚すら覚えました。
流し読みでなく、もう1度じっくり味わって読んでみたい本でした。

この本に限らず、子供の頃に読んだ本はたくさんあるのですが、今ではすっかり記憶から抜け落ちてしまっています。実際は脳のどこか深いところに記憶は眠っているのでしょう。意識的に思い出そうとしてもなかなか思い出せないものが、こうやって何かのきっかけで急に蘇ってくるのは、なんだかすごいことのような気もします。思い出させて貰ってありがたいです。

大昔の小学生時分、2週間に1度やってくる移動図書館で借りられる本は図書カード1枚に付き4冊。家族のカードをあわせて3枚使って1回に12冊フルに借りていた記憶があります。その他に学校の図書館でも借りていたので、少なくとも年間300冊以上は乱読していたようです。
中学では移動図書館や最寄りの図書館はないところだったので、学校の図書館から毎日1冊ずつ借りて年間250冊は少し切るぐらいだったか。
いずれにしても読めそうな本は片っ端から読みまくっていたようです。
読書感想文は嫌いで、夏休みの最後はひぃひぃ言いながら感想文をひねり出していましたが、本を読むこと自体は苦ではなかったようです。

大人になってから小説の類はパタッと読まなくなってしまい、本と言えば技術書やビジネス本ばかりに偏り、最近ではネット経由で読むものばかり。
もう少し本を少し読む余裕を持ちたいと思った次第です。




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