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【今日は何の日】8月8日 ソ連の対日宣戦布告

こんにちは、ニコライです。今回はまたまたサボり気味だった【今日は何の日】です。

1945年8月8日、佐藤尚武駐ソ大使は、ヴャチェスラフ・モロトフ外務人民委員とクレムリンで会見し、挨拶もそこそこに宣戦布告文を読み上げられました。佐藤はソ連に連合国との和平仲介を依頼する交渉の最中だったため、てっきりその件だと思い赴いたところ、まさかの宣戦布告だった、というわけです。こうして翌9日未明からソ連軍は満州への侵攻を開始し、帝国日本最後の戦争となる日ソ戦争が始まったのです。

現代日本において、日ソ戦争は、同年3月から行われていた沖縄戦や、8月6日と9日の広島・長崎への原爆投下などと比べるとかなり影が薄い出来事となってしまっています。しかし、この1ヶ月弱の戦争の結果、日本側は民間人も含めて30万人近い死者を出し、南樺太や千島列島を占拠がされ、戦後には70万人以上の人々がソ連国内などに抑留されました。その被害は決して少なくなく、また、北方領土問題や抑留者の補償問題・遺骨の問題など、現代にまで数多くの問題が残り続けています。

沖縄戦や原爆投下と同じくらい、日ソ戦争がアジア・太平洋戦争の惨禍として思い起こされる日が来ることを願います。

※タイトル画像の出典
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=106439104

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日ソ戦争の詳細は下記の記事でまとめていますので、興味がある方はご覧ください。


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