表裏一体の真実 ~あなたは何も劣ってはいない~
私には短所しかない・・・なんて思ってる人、必見!
あなたは気づいている? 表裏一体の真実に。
物事には、裏と表がある。
長所と短所。好きと嫌い。成功と失敗。できたことと、できなかったこと。
物事の二面性を理解すれば、きっと前向きになれる。
はじめに
どうも、幸せ追求教師、ニキチャコです。
今回は、
物事を悪く捉えてしまっている人。
自分には他の人にあるような長所がない。
うちの子はほんとにダメダメで・・・。
なんて思っている方々に、本当のことをお伝えしようと思い、「物事の二面性」についての記事を書きました。
この記事は、自分と他人とどうしても比べてしまう人や、自分や他人の悪い面ばかり見てしまう人、それにがっかりしてしまう人、自己肯定感を下げてしまう人などに向けて書いています。
また、この記事で説明することは、子育て中の方、教育関係の方、会社で上司の立場の方など、何かを教えたり、導いたりする人たちには、もれなく全員知っておいてほしいことです。
この記事を読んでいただくことで、物の見方が変わり、良い面を意図的にみられるようになります。
ネガティブな感情から離れるのがはやくなるはずです。
そして、自分自身にも、周りにも良い影響が現れます。
では、物事の二面性を理解する旅に出かけましょう。
物事の二面性
ニキチャコは小学校教師なので、子ども達を見ていつも感じることがあります。
それは、「失敗を恐れている」ということです。
子ども達は失敗を嫌います。
「失敗が好きな人!」ときいて「はい!」と答える人は、とても少ないです。
「どうして?」と聞くと、「恥ずかしいから。」「失敗はだめなものだから?」「母さんに怒られる。笑」など、理由は色々です。
つまり、失敗に対する悪いイメージが定着しているわけです。
でも、生まれたときからそう考えているわけではないですよね。
これが意味することは何か。
それは、「後天的に学んできたもの」であるということです。
だれからでしょう?何からでしょうか?
やはり、一番大きいのは、家族でしょう。父母。兄弟。祖父母。
教師や友達もありますよね。
つまり、ほとんどが周りにいる大人から、学んできたことです。
「あなたの子どもが失敗を怖がるのはあなた自身のせいだ。」
と言われたらどうでしょう?
グサッときますよねー。笑
「ふぐぅ・・・(;´Д`)」ってなります。
でも事実です。
彼らは何も知らなかったわけですから。
我々の考え方自体が変わっていかなければならないということです。
「失敗を怖がらないで。チャレンジして。」って言いながら、自分自身が失敗を嫌っている。まさに、その思考自体が子どもが失敗を怖がる原因です。
我々大人がが変わっていかなければいけません。
かく言うニキチャコ自身も、「自分が失敗を一番だめだと思ってるじゃん・・・・!」と頭を悩ませる事件がありました。
あるものを卒業生に渡し忘れてしまったのです。
まさに血の気が引きました。「やってしまった・・・」と悔やみました。
がっつり失敗はだめなものと捉えていますよね。笑
自分が失敗ととらえているということは、言葉に現れます。
子どもが「これは良いと思ってやった!」ということも、「失敗でもないし、成功でもない。」と思っていることも、「次は成功すると良いね」「失敗なんて気にすんな!」なんて励ましの言葉によって、失敗だと定義づけてしまうんです。
励ましているように見えて、「それ失敗やで」って教えているのと同じなんですね。
これをニキチャコもやってしまいました。
子ども達が「え?失敗なんですか?」ってその場で聞き返してくれたおかげで、気づけました。
自分自身が失敗にとらわれているということに気付き、やはり血の気が引きました。
すぐさま、「いやこれは先生がおかしい。すまん!先生もまだまだ未熟やな~」って伝えました。
とても怖い話です。
教師としては責任重大です。
親としても自分のせいで、失敗嫌いな子どもになるのは悲しいですよね。
ここで、マザーテレサさんの言葉を引用させていただきます。
大人が起きた結果を「失敗」ととらえる思考をしていれば、「次は成功できるように頑張れ!」「いくら失敗しても大丈夫」なんて励ます言葉を言うことになる。
その言葉の中に「失敗はあかんで」というメッセージを忍ばせています。
子どもが自分たちが思う「失敗」をできるだけ経験しないように、そういった経験を避けるような行動をとります。失敗しない道を効率よく選んで子どもに与えます。
簡単に言えば過保護になるわけです。
それが習慣として当たり前になります。
子ども達は失敗を避け、偏った経験をし続け、いわゆる失敗耐性が失われていきます。ときどき来る鋭くとがった失敗におびえながら生きていきます。
ときどきしか来ないので、そのダメージは強烈です。そのダメージの記憶の正で、未来の不安が先行して、行動、挑戦をしたがらなくなります。
そりゃそうだわ・・・って感じではないですか?
これが私の考える、失敗ループ。
大人がレールを引いてしまった、負の失敗ループです。
そんな大人たち、自分たちをどう思いますか?
私は、子ども達にためにも、そうありたくないと思います。
だから、「どんなことも失敗と捉えない思考」を作り上げます。
みなさんもぜひ、チャレンジしてみてほしいのです。
失敗を怖がらない子ども達はどんどん成長します。
見ていてとても勇気をもらえると思います。
あなた自身が勇気を与える側になることもできます。
そんな子ども達を育てたくはありませんか?
「それは確かにそう思う」と思われた方、一緒に思考を変えていきましょう。
できたことと、できなかったことは必ず同居している
「できなかったからこそ、できたことがある。」
そういわれてピンとくる人は少ないかもしれません。
では例として、外食に行った時を考えてみてください。
「行きたかったパスタのお店に行ったけど、なんと定休日!
全然行く気はなかった他の店でうどんを食べた。」
ここでは、できなかったことが「パスタの店での食事」ですよね。
普通はがっかりのはずです。
しかし、ここでは裏に、できたこともあります。
それは「他の店での食事」です。
定休日のおかげで他の店でうどんを食べれたのです。
逆に、「パスタのお店での食事」ができていれば、「他の店での食事」はできていません。
これは、一つしか選べないYseかNoの「選択」の話。
一方を選べば、一方を選ばないことになる。
何かを得れば、何かを犠牲にする。
何かを犠牲にして、何かを得ることができる。
コインの裏表のように、同時に見ることはできないんです。
何かを得たとき、必ず何かを失っています。
もう少し例を挙げていきましょう。
「2歩前に進めた」という結果だとしたら、裏では同時に「2歩後ろに進めなかった」ということになります。
前に進みたい人にとっては、前に進めたのならいいことです。
しかし、ムーンウォークを練習している人にとっては、後ろに進めなかったことは残念なことです。「後ろに進みたかったのに、なんで前に進んでしまったんだ!」となりますよね。
「病気で会社を休むしかなかった」のだとしたら「家でゆっくりできた」となります。
行きたかった人にとっては残念ですが、行きたくなかった人にとっては良いことですね。
逆に「家でゆっくりできた」ことにより、「会社で仕事をする機会を失った」ことにもなりますね。
「右手に鉛筆を持っている」のであれば、「右手の自由を失った」ことになります。
「〇〇の視点を得た」のであれば「得る前までの視点を失った」ことでもあります。前の自分と全く同じ考え方はできなくなっています。
ここで大切なのはやはり、「できた」ことの裏に「できなかったこと」があり、いつだって表裏一体で存在しているということです。
長所と短所も裏表
長所と短所もまた、表裏一体です。
長所は良いところ、飛び出ているところ。
短所は悪いところ、凹んでいるところ。
「私は短所ばっかり・・・あの人は良いなぁ。なんでもできて。」
「私なんて・・・ほんと、ダメなとこしかない・・・。」
そう思われる方、結構いるんではないでしょうか?
もちろんそう思ってもいいですが、そう思えば思うほど、自分の自己イメージが「だめな私」になり、脳はその現実を作ります。あなたの思った通りの現実になります。
残念ながら、良いことよりも、悪いことの方が起こりやすくなります。
これは量子力学、脳科学、心理学、サイコ・サイバネティクス理論など、さまざまな学問で証明されつつあります。
そのままでもいいですか?
わたしだったら嫌です。
そして私だったら、「ほほう。じゃあ良いイメージしかなければ、そういう良い現実になるんだな?」と解釈します。
実際そういうことなんです。
「じゃあ!私のこの短所はどうすればいいの!あることは間違いないんだけど!?」
って怒らないでくださいね。笑
ここでは、長所と短所も裏表であるということを伝えます。
それはつまり、あなたが短所と思っているものすべて、長所だと言い切ることができるということです。
例えば、
短所「わがまま」 ⇒ 長所「自分の意志がある」
短所「ネガティブ」 ⇒ 長所「慎重である」
短所「周りに流されやすい」⇒長所「他人を尊重できる」
などです。
ネットで調べれば、たくさん出てくると思います。
しかし、全ての項目でズバッと短い単語で言い換えるのは、なかなか難しいとも思います。
高い語彙力と本質の理解が必要です。
私は、経験こそ学びであり、人生で一番大事なものととらえています。
そこで私は、経験に焦点を当てて考えてみました。
その特性において、得ることのできる経験(長所)の代わりに失ってしまう経験(短所)があると考えると、長所と短所を簡単に裏返せると思います。
先ほどの短所たちを経験という視点から見てみましょう。
「わがままである」ことで得られる経験は、「自分で決める」という経験です。素晴らしいですね。
「ネガティブである」ことで得られる経験は、「最悪を想定し、回避する」でしょうか。自分自身経験があるので、理解できます。
「周りに流されやすい」ことで得られる経験は、「自分が知らない世界を体験できる」でしょうか。これもまた素晴らしい。
このように、得られる経験、失ってしまう経験という視点にすれば、比較的簡単に、短所を長所に裏返すことができるのではないでしょうか。
必ず、得るものの代わりに失うものがあるのです。
逆に長所を短所に裏返すこともできます。
例えば、私が好きな長所「ポジティブ」。
「ポジティブ」は、「ネガティブな人の気持ちをリアルタイムで理解できない」という可能性がありますよね。
私はどちらの極端も経験しているので、完全には無理ですけど、想像したり、理解したりできるとは思っています。
「わざわざ長所を短所に裏返す必要なくない?短所を長所に裏返すだけでいいんじゃない?」と思われる方もいると思います。
全くその通りだと思います。
しかし私は、長所短所どちらも認識していたいので、長所の裏に潜む短所を観測して中立でいることを選んでいます。
その二面性を伝えたうえで、子ども達には、行動を選んでもらっています。
短所だけ、長所だけ伝えるのはフェアじゃないと思っていますし、常に裏返す考え方を使えるようになってほしいからです。
(※この方法は『選択教育』というニキチャコの考え方です。
気になる方は、選択教育に関する記事を読んでくださいね♪)
能力の数
ここまでで、物事の二面性を理解していただけたでしょうか?
理解した方はもう気付いた方もいらっしゃるかもしれません。
能力を持っている場合。持っていない場合。
そのどちらにも長所と短所が存在する。
その能力があるからこそ、できること、できなくなること。
その能力がないからこそ、できること、できないこと。
それは能力ごとのオセロの駒があるようなものです。
白はできること、黒はできないこと。
能力があれば渡される一枚の駒。なくても渡される一枚の駒。
あってもなくても、どちらにしても、一枚渡されます。
例えば、AさんとBさんがいます。
Aさんは超ポジティブですが、Bさんはそうではありません。
Aさんは、「ポジティブである」という駒をもらいます。
ポジティブだからできる経験とできない経験の裏表がある駒です。
Bさんは、「ポジティブではない」という駒をもらいます。
ポジティブでないからこそ、できる経験とできない経験の裏表がある駒です。
結局一枚ずつもらっているんですね。
読者の皆さんも全員、「ポジティブ」という項目に対して、どちらかの駒をもらっているはずです。
全ての項目に対して、同じことが起こるので、どちらにしても、長所短所が裏表にある駒を項目の数だけ、渡されています。
項目が100個あれば、みんなが持っている駒の数は100枚となります。
それら全てに、裏表(長所と短所)があるので、100枚の表(長所)と100枚の裏(短所)があることになります。
だから、みんながもっている長所短所の数は、100枚ずつで全く同じです。
我々は、一人残らず全員が、全く同じ数の長所と短所をもっています。
長所と短所は、人間全員が同じ数だけ持っているのです。
これが、真実です。
長所が少ない、短所が多いなどの解釈は、全くの幻想だとわかります。
ただ、そのオセロの駒の片面だけを見て、
私は黒が多いなぁ。
僕は白が多いよ。
全部黒なんだけど・・・
全部白にしてやったぜ!
と自分で解釈しているに過ぎないということです。
滑稽だと思いませんか。
みんな持っている数は同じで、長所半分と短所半分。
優劣などそこには存在しないのです。
みんなが、平等だったのです。
反対に隠れた面を見るだけで、捉え方は全く変わってきます。
あなた自身の手で、黒を全て白に裏返せます。
その方法は、できないことよりも、それによってできたことを見るというものです。
あなたが得るもの、得たものを観測するだけです。
これだけで、他人より劣っているという感情がいかに無駄なものか、
妄想に過ぎないかがわかるはずです。
あなたにはあなたにしかできないことがあり、また、あなたにはできないこともあります。
できること、できないこともまた同じ数だけあるのです。
そしてその経験はあなただけのもので、全てが素晴らしいのです。
あなたは何も劣ってはいない。
みんな等しく、長所と短所をもっているのです。
それを知らないだけなんです。
これが、ニキチャコが伝えたかったことです。
もう長所短所なんて言葉に、囚われなくていいんですよ。
成功と失敗
ほとんどの人は成功を愛し、失敗を嫌いますね。
そしてその結果、挑戦を踏みとどまってしまう。
それが習慣となってしまう。
成功で得た経験があるように、裏では失った経験があるのです。
失敗で失った経験があるように、裏では得た経験があるのです。
それを意識できれば、私たちがいう失敗も成功も、同じ価値だと気づくことができるかもしれません。
成功だけを愛するなんて偏ったことをしなくてよくなると思います。
その裏には必ず失ったものがあるのですから。
どちらも経験という一つの価値です。一枚のオセロの駒です。
必ず、その結果の裏にできたことがあるはず。
その経験もとても大切なもの。
むだなことなど何もない。
この言葉はまさに、失敗の中に「できたこと」を見ている人の言葉ですね。
だから、彼にとって、失敗などは存在しなかったのでしょう。
彼にとっては全ての結果が白。
どんなことも裏返せば、すべて成功だから。
こういう考え方、生き方をニキチャコはかっこいいと思うのです。
まとめ
短所の裏には長所が、長所の裏には短所が隠れている。
それによってできることもあれば、失うことも必ずある。
だから、全員が同じだけの長所の白と短所の黒をもっている。
短所を裏返して、手持ちを長所の白一色と捉えることもできる。
それは「できたこと」と「できなかったこと」を観測するだけで
可能になる。
長所しかない。と捉えれば、その自己イメージが強化され、そのような素晴らしい現実が見えてくる。
素晴らしい正のサイクルが始まる。
成功と失敗も同じで、それにより得た経験と失った経験は同じ価値。
良い悪いを決めているのは、自分自身なのです。
白か黒かを決めているのは、自分自身です。
あなたは全てを白と言い切っていいんです。
その練習を積んでください。
全てを白に裏返すために、できなかったことの裏にあるできたことを観測しましょう。
やるべきことはそれだけです。
あなたには、あなたにしかできない経験があります。
良いも悪いもひっくるめて、経験こそがあなたの価値です。
終わりに
私たちの考え方が変わるだけで、発する言葉が変わります。
子ども達の健やかな成長のため、なによりも自分自身のために
物事の二面性を理解し、言葉を変えていってほしいのです。
そして最終的に運命を変える力を手に入れてください。
自分自身の捉え方を変えるのです。
「できたこと」の裏に「できなかったこと」がある。
「得たもの」の裏に「失ったもの」がある。
ただそれだけを考える。
それだけでいいのです。
劣等感にさいなまれる人生に良いことはありません。
(でも実際には、その人生にも得たものが必ずあります。)
どんな時でも、得るものと失うものがある。
この話の本質は、究極のところ、そこなんです。
まるで以前にも説明した、パラレルワールドですね。
片方を選択すれば、もう片方は二度と選択できない。
日本の教育は、短所をなくしていこう。苦手を克服していこう。
という考え方が多いと思います。
少なくとも、「長所を伸ばそう。」よりも、「短所を克服しよう。」の方が比重が重いように感じます。
私もその中の一人でした。
ですが、この物事の二面性を理解したら、思考はガラッと変わります。
長所短所は同価値で、全て長所であり、全て短所でもあるわけです。
その短所は、社会の都合に合わせて捉えられているものと考えていいと思います。
社会の常識とか、都合とか、関係ないですよ。
一番大切なのは、自分が気に入るかどうか。
そんな自分が好きかどうかです。
だから私はクラスの子ども達に選ばせます。
その結果を、成功とも失敗ともとらえていいよ。どちらも成功であり、失敗でもある。と。
あなたはその結果から何を得たの?必ず何か得たものがあるよ。と。
迷うなら、どっちでもいいってことだ。全部成功ととらえてしまいなさい。と。
子どもを変えたいなら、まず大人が変わらなければならない。
教師や親などの周りの大人の考え方が変われば、子ども達も変わる。
周りの教師や親が幸せな思考であれば、子ども達もそうなる。
ニキチャコはそう信じています。
ぜひ日頃の生活から、できなかったことの裏にあるできたことを、
短所の裏の長所を、失敗の裏の成功を、観測し続けていってほしいと思います。
それを継続すれば、あなたの自己イメージは変わり、どんどんできることが増えていくでしょう。
あなた自身が、あなたが変わることで子ども達が、すべて成功ととらえ、全て長所ととらえ、自分の納得いく好きな自分で在り続けることを願っています。
抽象的な内容がとても多かったですが、お分かりいただけたでしょうか?
なにせ、中学校の時、宿題の作文に、「何を書いているのか分かりません」とコメントもらったニキチャコですから。笑
でも、その経験も失敗ではなく、うまくいかないとわかった成功ですね♪笑
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました!
心からの大感謝です!
ではまた!(^o^)/
一応「選択教育」関係の記事のリンク、張っておきますねー♪
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