ニキチャコ/幸せ追求教育実践者

みんなの幸せを追求する中堅小学校教師。 教師、子ども、保護者が幸せになるマインドセットを研究、実践。教育者向け、子育て世代向けに、より楽しく生きるための記事を書いています。小説も始めました。 手芸が得意🪡

ニキチャコ/幸せ追求教育実践者

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マガジン

  • 教育者のマインドセット改革

    マインドセットを整えて教育の悩みを解決! 具体的な実践例をあげていきます。週1回土日更新。2000~3500字目安。悩み多き教育者対象。

  • 「僕とあいつの奇妙な教員生活」/教員のための小説

    「あいつ」との出会いで、僕の人生はひっくり返ってしまった。 「あいつ」の言葉で、僕は一人前の教員に、一人前の人間になることができた。 僕とあいつの奇妙な教員生活の始まり。

  • ハッとする話 ほっとする話

    ハッとすること、ホッとすることをまとめます。エッセイ。 よりよく生きるために役に立つ情報を更新。みんな幸せになってしまえ!

  • 幸せ追求教師のつぶやき

    幸せな子どもを育てるためにどうする? ニキチャコの頭の中のつぶやきをアウトプットしてます。 教育関係の方で、気づきを得たい人向け。

  • ★ストレスフリーな幸せ追求教育★

    ニキチャコの不思議な教育技術や考え方をまとめてます。子育てにイライラしちゃうパパママ。困り感を抱える教師の皆さま。みんなストレスフリーになればいい!

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僕とあいつの奇妙な教員生活 プロローグ【創作大賞2024お仕事小説部門】

あの日は、本当に、何でもない日だった。 「 あいつ 」と出会うまでは。 あらすじ プロローグ 僕は、新橋喜多朗 (にいはしきたろう)。 今年で26歳になる、ごく普通の小学校教員。 現在は6年生を担任している。 結婚はしてない。彼女もいない。 子ども達に好かれているかどうかも分からない。 同僚に好かれているかどうかも、よく分からない。 この話は、そんなどこにでもいるような僕が「あいつ」と出会って、特別なことなど何もなかったはずの人生を、ひっくり返される話。 平凡だ

    • あだ名で呼ばれる 教育者のマインドセット改革 #8

      子どもがあだ名で呼んでくる。 それが公認であったらいいけども、そうではないとき。 信頼関係ができていないのに、こちらがよくわかりもしないキャラクターの名前で呼んでくる。 そんなとき、あなただったらどんな気持ちになりますか。 真面目な方ほど、そういったイジリが耐えられなくて、どう返せばいいのかわからなくて苦しむのではないでしょうか。 教育者のマインドセット改革 #8 今回は実際にあったことをもとに、考えていきます。 それではいきましょう。 1、現状 相手は小学6年男

      • 僕とあいつの奇妙な教員生活 第四話 「不登校」前編

        夏休み明けから1ヶ月。 教室の一番後ろの席は、今日も主人が座るのを待っている。 第四話 「不登校」「健康観察です。先生おねあ……いします」 ラミネートされた司会原稿を日直の本田さんはあくび混じりに読みあげたあと、原稿を教卓の収納棚にしまい、自分の席に戻った。 教室後ろで待機していた僕は入れ替わって教壇に立つ。 ペンを片手に、教卓の上に置かれた健康観察板を手に取りながら、教室を見回した。 今日も一人欠けている。 「健康観察するよ。えーっと……  飯塚さん」 「はい。元気

        • せっかく教材作ったのに「めんどくせぇ」と言われる 教育者のマインドセット改革 #7

          どうすれば楽しみながら学べる? 苦手感を持たずに取り組める? これならあの子も取り組めるかな…… そうやって試行錯誤を重ねて、教材研究をして準備をしたものを、「は?めんどくせぇ」と一蹴された。 こんなことが、よくあるのが学校です。 そんなとき、最強無敵のマインドセットならどうなるか。 教育者のマインドセット改革 #7 それではいきましょう! せっかく教材作ったのに「めんどくせぇ」と言われたら1、現状 6年生教室。担任と子ども達の関係はあまり上手くいっていない。 「

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        • 教育者のマインドセット改革
          8本
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        記事

          八方塞がりでも、上と下があるじゃない

          「詰んだ……」 「もうどうにもならん……」 人生にはたくさんの問題があり、それを解決することはなかなかに難しい。 これだけやってもダメなのか…… もう八方塞がりよ…… と、あきらめてしまうそうになる。 けれどよく考えてみると、まだ手はある。 八方が塞がっても、実は上に抜けられるし、下も掘れる。 これは視点の問題だ。 「上に抜ける」というのは、物事を俯瞰するということ。 今ある現状を整理し、共通点を見出したり、それぞれの関係から問題帰結に取り組むことができる。まったく違

          八方塞がりでも、上と下があるじゃない

          考えが合わない人 嫌いな人 教育者のマインドセット改革 #6

          「この論破してくる感じ。苦手だわ」 「なんでこう…… 伝わらないなぁ!」 「なんで今それを言う? 理解できないなぁ……」 「あぁ…… もうこの人嫌い!」 苦手な人、嫌いな人、理解できない人…… 教育の現場だけではなく、日常生活の中でどんなときでも「出来ればコミュニケーションをとりたくない」と感じる人は現れる。 そんなときは『避ける』の一択! それも一つの手なのですが、避けた先でまた違う「嫌いなやつ」が現れてしまうので、根本解決にはなりません。 では、最強無敵のマインド

          考えが合わない人 嫌いな人 教育者のマインドセット改革 #6

          安全装置なしで崖上りをすることが美徳とされる社会

          学校が望む姿。地域が望む姿。 子どもに望む姿を明確にし、行動指標を作る。 それを子どもと共有する。 私の地域の中学校区で今行われようとしていることである。 そうしてできあがった行動指標を眺めて、ふと考えたことについて話します。 子ども達に望む姿の中には、いろいろある。 思いやりがある。 友達を大切にする。 自ら学ぶ。 目標を持つ。 粘り強く挑戦する。 地域を愛する。 自分を高めていく。 自分を律し、反省しながら進む。 などなど。 できあがった行動指標を見ながら、「結

          安全装置なしで崖上りをすることが美徳とされる社会

          「私には力がない」と思ってしまう  教育者のマインドセット改革 #5

          クラスを任されているのに、うまく子ども達をまとめられない。 授業もうまくいかない。 保護者との関係もうまくいかない。 私には力がない…… 教師には向いていないと思う…… 教員になる方は基本真面目な気質の方が多いですから、そのように思われる方も多いでしょう。 そういうときって負のループに入ってしまうから、何もかもうまくいかないんですよね。 わかります。その気持ち。私も基本的に根は真面目なので。笑 その負のループから抜け出すには、まず最初に自分自身のマインドセットに気づく

          「私には力がない」と思ってしまう  教育者のマインドセット改革 #5

          目標の立て方の具体と、その確実な達成を助ける「未来の自分からのメッセージ」

          今年も学習発表会の時期がやってきました。 個人のめあてやクラスのめあてを設定するところもあると思います。 ぜひとも、そのめあてを達成して、「ぼくもやればできる!」という自信をつけてもらいたいところ。 しかし、なかなかそうはいかない。 合奏の練習をしたり、内容を覚えたり、人前に出ることの恥ずかしさがあったり、色々な壁が立ちふさがります。 乗り越えて自信をつけるか、中途半端に終わるか、はたまた挫折するか…… 幸せ追求教育的には、どうなったっとしても大切な経験としてポジティブ

          目標の立て方の具体と、その確実な達成を助ける「未来の自分からのメッセージ」

          夢から考える「病は気から」の正体

          夢を、見ていた。 懐かしい水泳のコーチに、先輩がいた。 屋外のプールに集まって、練習をしようとしている。 マスターズの大会に出るつもりなのだろう。 一番端のコースに入水する。 先輩も一緒のコースだ。 私としては、本当に久しぶりの泳ぎだ。 それなのに、今日はいきなりスプリント練習(ダッシュ)をする様子である。 まだアップもしていないのに。できるかな。大丈夫かな。体動くのかな。 「うまく練習できるかな」 練習をこなすことに必死だった選手時代の記憶がよみがえる。 肩ま

          夢から考える「病は気から」の正体

          冷たい子どもたち 教育者のマインドセット改革 #4

          伝えたいことうまくまとめて話すことが苦手な子。 とんちんかんな受け答えをする子。 話すのに時間がかかって、みんなを待たせる子。 そんな子に冷たい視線を送るクラスメイト。 「はよして」 「で? 結局?」 「だからそれさっき言ったじゃん」 「はぁ……」 重い空気が広がる。 こんなことありませんか? 学校生活の中では小さなことかもしれない。 しかし、そんなときの教師の対応が学級経営に大きく関わってきます。 そんな場面を今回は考えていきたいと思います。 教育者のマインドセ

          冷たい子どもたち 教育者のマインドセット改革 #4

          「自分を傷つける人は避けなさい」というけどさ。根本解決にはならないよね

          「自分を傷つける人からはすぐ離れましょう」 というアドバイスがある。 物理的に傷つけてくるのであれば、それはもちろん危ないから逃げなきゃいけない。 DV男からはすぐ離れなきゃいけない。 話が通用しないなら、命を守るために逃げるしかない。 しかしながら……  なんだかなぁ…… ハードではなくソフトの面で「自分を傷つけてくるものから離れろ」というのは、どうなのだろうか。 その技を多用するのはどうだろうか。 それぐらいは我慢して耐えるべきだ、経験だ!と言いたいのでは

          「自分を傷つける人は避けなさい」というけどさ。根本解決にはならないよね

          子どもの「めんどくさい」に隠されたもの

          子どもが「めんどくさい」と言う。 口癖のように言う子がいる。 勉強したくない。やりたくない。 学校来たくない理由としてもよく聞く。 そんな時、我々大人たちは 「いや、それは甘え」 「やることちゃんとしろ。甘えるな」 「したくないこともしなきゃいけないときがくるよ」 「もうちょい頑張ろ!」 「大丈夫大丈夫! まだいけるよ! やる気出していこ!」 なんて言いたくなる。 だって、私たちがそう言われて育ってきたんだもの。 それが当たり前なんだもの。 学校に行き渋っている子ど

          子どもの「めんどくさい」に隠されたもの

          クレーム対応① 教育者のマインドセット改革 #3

          教師にとって、保護者からのクレームは、大きなストレス要因の一つ。 その対応により、精神的に削られ、教師を辞めてしまう方もいるほど。 きっとどんな教師でも「理不尽だ」と感じるクレームの一つや二つは受けたことがあるのではないだろうか。 クレーム対応はたくさんの事例があるので「クレーム対応シリーズ」として取り扱っていく。 今回は実際にあった「宿題についてのクレーム」の事例をもとに、一緒に考えていきましょう。(※宿題を出す、出さない問題は置いといてネ♪笑) クレーム対応「宿

          クレーム対応① 教育者のマインドセット改革 #3

          「100点中10点もとれたのか!?」って喜べないわけ

          子どものありのままを受け入れることが一番大切。 子育ても、教育も。 存在そのものに価値があるんだよ。 あなたがそこにいてくれるだけでいい。 あなたは何もできなくても愛されている。 あなたの存在そのものを愛している。 そんなメッセージを与えてもらってきたかどうか。 それが子どもたちの一番大事な根っことなる。 どんな強風が吹こうとも、どっしりと構えて、生きていける強さの源になる。 では、その根っこがなければどうなるというのか。 例えば、 何かを成し遂げないといけないという不

          「100点中10点もとれたのか!?」って喜べないわけ

          「死ね」と言われたとき 教育者のマインドセット改革#2

          担当する子どもに「死ね」とか「クソじじい」「クソばばあ」などと暴言を吐かれたことは、ありますか。 教師をしていたら、一度はそういった子どもに出会うかもしれません。 そんなとき、あなたはどんな気持ちになりますか。 どんな対応をするでしょうか。 こちらで紹介している最強無敵のマインドセットでは、どのような対応になるのでしょうか。 具体的に書いたので、すこし長くなってしまいました。 この記事が、誰かのお役に立ちますように。 「教育者のマインドセット改革 #2」 いってみま

          「死ね」と言われたとき 教育者のマインドセット改革#2