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今年の気づき

今年もあと半月。
年ごとに一年の速さに驚きますが、今年も無事終えられそうということに感謝すべきでしょう。

今年、お正月早々、股関節のあやふやさ、それをかばっての左手首骨折という生まれて初めての手術。これが歳を重ねるということ、いよいよ私のジェットコースターのようだった人生の最後の下り坂、それがなんと緊急手術を受けるほどのものだったことが、いやおうなしに体の衰えを示しているように感じました。今はその傷跡がうっすら残る程度となり事実のみがきちんと頭の片隅に居座ることになっています。

股関節は人工に代えるレベルと言われたのが三月。それが大病院ではなくて手術を奨めないと言われている整体の先生だったことは覚悟のバロメーターも半ばを通り越していよいよ年貢の納め時と思ったのは桜が満開の四月。散歩しながらもニケとどちらが先か⁉ナンテ独り言ち。

なのにやはり手術に抵抗する心がだんだんとふくらみ始め、いろんな体験者の話やSNS、手首のリハビリで通った病院の理学療法士の話と久しぶりに知識をむさぼりました。

連休ごろには自分の身体は自分で治すと決意して、この一年頑張ってみようという結論に達しました。

病気も怪我も生活習慣からきている場合が多いということ。
食生活や日頃の立ち振る舞い。ストレスの手放し方が果たしてうまくいっていたのかと自分を見つめ直す夏となりました。

丁度そのころ自分で治された方と巡り合い、いろんなことが腑に落ちました。
いくら素晴らしい治療を受けても自分の身体が受け容れる体制でないと治るものも直りません。

それは精神的な困難なら十分習得してきたと思っていたのに自分の身体には無頓着であったこと。身体には自信があって今更ながらの気付きでした。

原因の1つはストレス。回避する方法は知っていてもいいも悪いも受け続けているという毎日。

それからは少し考え方も変わってきて、人間関係においても無理をしない。自分の気持ちに正直であるというスタンスになりました。それはこの年齢だから許されることなのかもしれませんが、いつもいい気持ちでいることの大変さ、その原因は自分で作っていることであるとも思えたのです。

いつも楽しいことを考えるというのはなかなか出来そうで意外と現実は難しいことです。でもしがらみが少なくなった分手に入りそうな健康法のようです。

全く痛くない日もぼちぼちと出てきてそれが曖昧な期待感ではなく現実になってきました。

老化への坂道と思えたのがその先にまた新しい道が繋がったような良い年となりました。

ニケは私のその日の歩調を感じているのか少しゆっくり歩いたり、今日はちょっとだけ早くとコントロールしてくれています。犬バカでしかありませんが、リハビリ介助犬としての感謝状をあげたいくらいです。

日の出が遅くなっていますが途中で見る空の素晴らしいグラデーションは思わず大きく息を吸う自然のビタミンです。

今日もいい日にしましょう!




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