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反応しない練習

読んだ、読んだぞ!

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

草薙龍瞬さんの反応しない練習を読了した。
この本を読んだのは、自分の中にあるモヤモヤした悩みを解決できないかと思ったからだ。

世の中には「モヤモヤ」を解決するための本が無数に存在するらしい。
その中でも一番良さそうだったので買ってみた。Amazonでベストセラー1位になってたからだ。

この本はブッダの「正しい考え」をもとに、まずモヤモヤの根源を理解するというところから始まる。
そしてタイトルにある通り、抱えているモヤモヤに「反応しない」方法を教えてくれる。

この「反応しない」というのは、本当に難しいなと思った。

「反応しない」はモヤモヤした感情を無視することではない。無視と反応しないことは違うのだ。

むしろ逆で「わたしは今モヤモヤしたんだな」と受け止めることのようだ。

幽体離脱のように自分の感情をひゅっと抜いて、天井から自分を俯瞰的に見て、状況整理する感じだろうか。

「わたしは今悲しかった」
「相手はひどいことを言ってきた」
ただ、それだけのこと。

そこにつらいとかムカつくとかネガティブな感情は受け取らない。みたいな。

シンプルに難しい。
ブッダのように達観した人の修行の賜物ではないか?と思う。

でも、これを知ってるのと知らないのとでは全然違う。

今週、イライラすることがあったけど
「わたしは今何なぜ怒ってる?」とか気付いたら自然に状況整理してた。
だから、一つの事柄に捉われて一日中イライラするみたいなことは無かった。
いつのまにかどうでも良くなってた。

これって、ブッダのおかげ?
わたし、少し大人になった?
結構効果的なのかも。

この本はネガティブな感情にフォーカスしてるけど、ブッダ的には良いことも悪いことも「反応しない」って感じらしい。

ある日恋とかしちゃって毎日が薔薇色に輝くように浮かれちゃったらどうするんだろう?とか考えてしまったけど、ブッダってお坊さんな訳だから、そんな煩悩無いんだよね。きっと。

そこがわたしの混乱ポイントだった。
多分「反応しない」を極めるということは、嬉しいとか楽しいという感情にも反応しないってことなのではないだろうか。

極論が過ぎるだろうけど、多分そういうことなんだろう。

ただ、凡である我々は悲しみや怒りとかネガティブな時にだけこの「反応しない」を利用して心穏やかに生きようってことなのだろう。

それにしても、「反応しない」は本当に難しい。

極めて心穏やかに、感情を揺らさずに、アルカイックスマイルで世界を見ていたいものだ。

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