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受験エッセイ

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#高校受験

中学浪人を経験した教育研究者の個人的回想(5) ー中学浪人のその後ー

 大学で教えていると,「実は私も中学浪人したことがあるんです」という学生がごく僅かながらいる。今でも少ないながらいるのだが,彼らをみると,割合明るく「仲間」として声をかけてくれることが多い。その意味では,中浪という経験は決してネガティブなものでもないな。と思う。

 かくして私は高校生となった。入学してすぐの頃は「1歳上」としてナメられたくないという思いもあったし,知った後輩もいたし,1年間の「気

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中学浪人を経験した教育研究者の個人的回想(1)

 このnoteは、ちょうど平成に入る35年ほど前に、高校受験に失敗して一年間浪人生を送った筆者が、改めてその記録を残すものである。元になっている記事があり、筆者のブログのエントリ(http://nikata.cocolog-nifty.com/diary/)の「中浪なれど波高し」を再録・再構成したものである。基本的に個人的回想だが、noteに再録するにあたり、若干の加筆・修正を行うことにした。

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中学浪人を経験した教育研究者の個人的回想(4) ーひたすら問題を解き、高校入試を受けるー

  熊本の夏は暑い、何しろ6月から9月の半ば過ぎまで熱帯夜が続き、10月初旬の運動会さえ30度を超える。しかし冬は驚くほど寒い。要は京都によく似た気候で、朝は-2〜3度まで平気で下がる。

 「夏の暖房、冬の冷房完備」の松楠塾はもちろん寒く、室内のバケツの水が凍ってしまう。おまけに「南国」熊本の学校は小学校でも中学校でも暖房がない(昭和55年頃から経費節減もかねて撤去された、子供には選挙権もないし

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中学浪人を経験した教育研究者の個人的回想(3) ー中学浪人生の日常生活ー

前回(第2回)のエントリは https://note.com/nikata920/n/n7a7f227d69f2
第1回は https://note.com/nikata920/n/n7b898ebe83b6

 高校生でもなく、さりとて中学生でもない中学浪人。15・6歳の若い子はどういう一年間を過ごすのか。
 4月といえばまだまだお互い探りながら進んでいたし,勉強のやり方のペースも模索しながらと

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中学浪人を経験した教育研究者の個人的回想(2) ー全日制高校受験予備校の指導とはー

 前回のエントリはhttps://note.com/nikata920/n/n7b898ebe83b6

 とにかく、「中学浪人」として1年間、予備校に通うことになった。平成元年高校入試の当時、熊本の高校の受験教科は公立でも私立でも5教科中心。通うことになった松楠塾、教科担当の先生は5人。
 A(社会)我が1組担任。なぜか東大物理学科卒。
 M(数学)隣の2組担任、慶応卒、ニックネームは○デラン。

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