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「不登校」からまちづくりを考える

#不登校という言葉は嫌いです


おはようございます✨✨

井川ともみです🌈
さすがの葉山も12月に入り
朝晩寒くて暖房必要になってきました。
今年は
本当に
残暑が厳しかったし
秋も暑かったし
ずっとビーサンで
一年の3分の2以上
ビーサン履いてるなら
靴、いらないな、って
本氣で思いました

さて、インド旅の振り返りが終わっていませんが
続々変化が
激しいので
書くことが溜まっています

まだ先だと思っていた
12月14日の
お話会が迫ってきました。

講演をお願いしている
蓑田雅之さんは
お父さん向けに不登校の本を書かれている方で
私がずっとやりたいと思っていた
不登校の初めの時期
「行き渋り期」の家庭での対応について
も含め講演していただく予定です。

今回のこのお話会は
2018年から逗子市で、2022年からは葉山町でも
不登校(ぎみ)引きこもり(ぎみ)の
お子さんを抱える家族の会を主宰されている
ゆずり葉の会さんとの共催になっています。

https://yuzuriha.jimdosite.com/

講演会が地下ずくに連れて
何度か代表の橋本さんとミーティングを重ねながら
今回のお話会の最終の落としどころを考えていました。

今までのお話会は
私が皆さんの困ったこと
これがあったらいいなと思うことを吸い上げて
それをまとめて
行政にみんなの声として挙げていく
ということを目的としており

意見交換

皆さんの声を聴くことがメインでした。

で、一年活動を続けてみて
やはりもう少しこの動きを大きくしていきたい

ムーブメントとして町全体の環境をも変えていきたい
と考えるようになり

講演会を聞いた後での
グループディスカッションタイムを
設けつつ
皆さんのご感想やご意見を吸い上げた先

それをどこへ落とし込もうかと
終着点を考えているのです。


夏の終わりに
今までの活動を踏まえ
葉山町長と教育長へ「提言」という形で
皆さんの声を届けつつ
学校を外れてしまった子どもと家庭への
公平なサポートをお願いしました。

が、現状として
今のところ大きな変化はありません。

それと時を同じくして
学校の内側の改革変革は、着々と進んでおり

葉山町は
小中一貫教育を中心とした
コミュニティスクール構想が実現しつつあります。

先日教育長との座談会で話を聞きましたが
小中一貫教育は
葉山の子どもたちを
小中のボーダーを取り外し
小学一年生から中学三年生まで
9年間ひとりひとりを見ていきましょう
という
理念を中心に掲げています。

小中一貫校の強みは「つながり」です
9年間の学びをつなぐ。
学校と教員をつなぐ。
学校と地域をつなぐ。
だれ一人取り残すことがないように
葉山のすべての学校で理想と目的を共有し
新しい時代の学びを目指します。

南郷地区school guideより

つながり

これこそ地域と学校に必要なことかなと感じます。

毎年の希望で今年も次女が運動会だけは出たい
と言い出し
10月の1か月の間
体育の授業だけ学校連れていくという
恒例の過酷な日々を連想していましたが

今年は例年とだいぶ違いました。

それは次女が在籍している学校に
「とまり木ルーム」という名のリラックスルームができ
そこに支援員の先生が配属されたからです。

去年から密に連絡を取っていた
コーディネーターの先生の提案で
体育の時間以外の時間を
リラックスルームで
自分の好きなように過ごし
給食もリラックスルームで食べるという
許可をいただき

はじめこそ
リラックスルームにも支援委員の先生にも
慣れなかった次女でしたが

次第にリラックスルームが自分の居場所になり
私がインドへ出かけた
10月後半には

体育の授業から学校へ行き
終わったらリラックスルームで過ごし
下校時間にみんなと下校する

ということができるようになっていました。


「個別最適化」

というのはともすれば
「えこひいき」のようにとられるかもしれません。

実際私も、次女だけ特別待遇で
先生方の手を煩わせ
仕事を増やしているのではないかと
心配になり

その疑問もお伝えしましたが

担任の先生もコーディネーターの先生も
支援員の先生も
次女がただただ学校に来てくれることを喜んでくださり
「子どもたちのことをするのが私たちの仕事ですから」
という
めちゃくちゃ前向きで温かい対応をしてくださり😭涙

私は本当にうれしくて
感動を覚えたのでした。


5年前、
次女が一年生だった時
教室に入れなくてドアのところで立ったまま
泣いていた次女を
他の先生方が
「おはようございまーす」
と言いながら通り過ぎていたことを思うと

全然違う世界です。

みんなで一人の子どもを見ていく

という学校側の体制と
先生方の意識の変化

はここ数年で急速に進化しています。


「平等」と「公平」は違う

背の高さが違うのにみんなに同じ高さの台を渡すのが
平等

それぞれの背の高さに合わせた台を渡してみんなが見えるようにするのが
公平


今までの教育はどちらかというと
平等
みんな同じ
というところに大きく囚われてきたのかもしれませんが

公平
個別最適化
ひとりひとりに
併せて必要な学び、支援をしていく

というところが
大きく変わりつつあります。


そんな先生の手があるの?
先生の仕事が増えない?
大変じゃない?


私もそう思ったので先生方に率直に聞いてみての
先ほどの回答でした。

本来の教師としての仕事
役割を
葉山の先生方はわかっているのだな

私は感覚として受け取ったのです。


という意味で
学校の内側の意識改革と
制度改革が
急速に進む中で
私はやはり

誰も取り残さない
インクルーシブ

という意味で
学校に今どうしても行けない
行かない子どもたちをも
一緒に含めて考えて公平な学びを、と
声を上げ続けているのです。

学校外の学び、学習
というと
どうしても「特別支援教室」や「特例校」
という話になりがちですが

学校に行けない
って言ってるのに学校に行けない子の学校作って
どうするのよ?
と正直思います。

どんな学びでも学び、なはずです。

学校だろうが
民間の居場所だろうが

学びを選ぶ権利が、子どもたちにあるはずです。

そういう意味で
まず選択肢が学校しかないというところが
問題だとさんざん言い続けている通りです。

じゃぁどうする?

となったとき
私は教育、学校だけの問題ではもはやなく

生きていく

問題だと思うので

教育から考える葉山町のスタンス
葉山町の「まちづくり」だなと思うに至りました。

学校に行っている子どもを抱える家庭も
学校に行っていない子どもを抱える家庭も
子どもがいない皆さんも

みんな共通なことは
この町で共に暮らしていること

「まちづくり」

は誰にでも関係がある話です。

なので
学校へ行く行かないの狭い問題提起ではなく
まちづくりとして
今後の葉山町、日本の未来づくりとして

どうするのよ?

というところを皆さんと考え意見交換していけたらと思っています。

だいぶ壮大ですけど、、笑

でも
ミクロな問題だからこそマクロな視点が大事だと
私は思っています。

幅広く皆さんの意見をお聞きしたいので
是非!

あと20名くらいは入れるかと思います!!

ので

ご興味ある方はお越しいただけたら嬉しいです。




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tomomi ikawa  葉山ロクボタセラピスト講師
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