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新潟エナジーの「新潟でんき」マガジン

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地域のエネルギー会社としてエネルギーにまつわることをはじめ、読んでくださった方に「関係のある話」をできる限りわかりやすく書いていきたいと思います。
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#電力

新潟県が掲げる『自然エネルギーの島構想』について

新潟県の沖合に浮かぶ佐渡島と粟島をご存知ない方は新潟県にはいらっしゃらないでしょう。多様…

新潟県のカーボンフリーに向けた政策をわかりやすく解説: 環境にやさしい未来へ

近年、気候変動が世界の気象パターンや自然災害に与える影響を与えていることについては耳にし…

2023年3月時点で電気料金の高騰は「燃料調整費」が大きな要因

企業であろうと個人であろうと関係なく、電気料金は使う人全員から徴収されるものです。 この…

理想的な電源システムってなんだろう

最近、世界中でエネルギー問題について話題になっています。 ロシアのウクライナ侵攻によって…

電気料金が高騰する理由

「なんだか、この冬は電気代が高いな」そんな風に感じた方は多いのではないでしょうか。また、…

電気料金の明細にある「再生エネルギー発電促進賦課金」とは

みなさんの手元に届く電気料金の支払い金額が記載されている電気料金明細。その中には電気料金…

電気料金の明細に記載されている”燃料費調整制度”とは

電気料金の高騰化は今後も引き続いていきそうです。 大手電力9社は9月から、電力小売りとの契約を持たない企業に必ず電気を届ける「最終保障供給」の料金を引き上げることを決めました。 "最終保障"とは割高な料金で一時的に電力を供給する仕組みこと。通常は標準的な料金よりも割高に設定されていますが、燃料費の高騰によって電気料金の市場価格が大幅に上昇。電源調達コストを料金に反映したところ最終保証料金が割安になる逆転(逆ザヤ)現象が起きており、経済産業省が是正に動いていました。 これ

新潟エナジーが考える「新潟でんきと地域支援のあり方」

昨今の経済や社会において、電力やエネルギーは大きな関心を集める言葉となっています。 新電…

カーボンニュートラル(脱炭素社会)の実現に向けて企業単位で行う「脱炭素」

「持続可能な社会」 最近、よく耳にするようになった方も多いでしょうが、単一の事業者では具…

脱炭素社会に向けたGX(グリーントランスフォーメーション)とは

2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラ…

いまさら聞けない電力自由化のこと|「規制料金」編

2016年(平成28年)4月1日、電気の小売業への参入が全面自由化され、過程や焦点を含むすべての…

電気契約における「”高圧”と”低圧”」の違いと消費電力を抑えることのすゝめ

電力の小売完全自由化によって電力会社や契約プランのスイッチング(切り替え)が可能となった…

北陸電力だけでなく東北電、中国電も規制料金の上限撤廃を決めたからこそ対応したいこ…

これは2022年10月28日の定例記者会見で東北電力の樋口社長から出た発言です。 いま、東北電力…

電力難民となる企業が続出で利用数が過去1年で100倍となった「最終保証供給」とは

過去1年で100倍に増えた「最終保障供給」件数大手電力会社の契約受付停止や新電力会社の事業撤退などにより電気の契約先を失った企業は、大手電力会社へ申請し調整用の電力となる「最終保障供給」を受けることになります。 この最終保障供給を受ける企業数は2022年2月以降で急増し、2021年10月に445件だった契約数は2022年10月17日に45,309件と実に100倍を超えています。 最終保障供給とは、企業が冒頭に記載したような事由により電力小売会社の切り替えを余儀なくされた場