自転車旅 100kmの菜の花・桜ロード
東京から足利までの100kmのサイクリングロードは、菜の花と桜の豪華な共演で、始終甘い匂いの中にいました。
江戸川~利根川~渡良瀬川と主流と支流で川がつながっている、というアドベンチャーやロマンが感じられる自転車旅が好きです。自分の力で前に進むことはきついけど楽しい。
3月29日(火)
足利の街、山並み、渡良瀬川と景観が素晴らしくお気に入りのホテルで4度目です。部屋からとレストランからの眺めにしみじみ感動します。なかなかこんなに開けた景観はないと思います。泊まってよかった宿です。
夕食の前に少しだけラン。渡良瀬橋まで。八雲神社、織姫神社、ばんな寺、足利学校跡と観光するところはあるのだけど、今回は行かなかったです。
渡良瀬川を眺めながらゆっくりと食事ができました。お客はわたしたち1組でした。レストランはやっているときが少ないので確かめてから予約しました。
3月30日(水)
朝食も渡良瀬川が見えるレストランで。コロナ以前は自転車はそのまま部屋の前まで持ち込むことができたのだけど、カバーをしてくださいとのことで、わ自転車カバーとゴ三袋にして、ホールのようなところに置いていただけました。輪行袋に入れたら、部屋まで持ち込むことができるそうです。
夫は74歳。練習不足か加齢か、今回の距離はきつかったようです。脚に踏ん張る力がない、寒い、向かい風が強い、とネガティブになってしまいました。
練習は嘘をつかないというけど、練習をしていないと嘘になる。
自分自身が苦しい。年齢に抗うことも時として必要かもしれないけど、そのまま受け入れる方が楽しめる。長い距離が無理なら、短い距離。自分の身体と心に正直に。
ロードレースでは、風の抵抗を避けるための先頭交代があります。ひく、というのですが、先頭で後ろの人のペースに合わせてひく、ということは難しいです。背中で後ろの人の気配を感じてひくのですが、わたしは、何度も後ろを振り返り、夫の姿を確認します。自分自身が気持ちよく乗っていると、夫の姿が見えなくなってしまいます。
前を走りながら、後ろの人のペースに合わせる。できれば、少しづつスピードをあげて、後ろの人を一緒にひきあげていく。
きついけど楽しい
自転車だけでなく、人と人とのかかわりで、高めあうことに通じているような気がします。
夫は桜を見る気がしなかった、というぐらい辛かったようです。きちんと練習をして無理せず、桜を見る余裕がある自転車旅にまたチャレンジしたいと思います。
ありがとうございました。