クリーニングパーティ～モノと人との出会い
ももこさんに出会ったのはシドニーから北へ400kmにあるポートマッコリーという街でした。トライアスロン大会に参加するご主人の応援できていて翌年もそこで再会し台湾、ベトナムでもお会いすることができました。
彼女が主催する『クリーニングパーティ』にはじめて参加させていただきました。
廃棄するものではなくモノを循環させる気持ちで、自宅にある自分には不要だけど他の人に譲りたいなというものを参加者が持ちよるイベントです。
港区女子のももこさんの自宅の会議室で開催されました。彼女のところでの開催は46回目で、日本各地にクリーニングパーティが広がっているとのことでした。
会費が5000円で少しお高い感じもしますが、会場費・お弁当代・寄付先に送る送料で、残りは全額現金での寄付となります。寄付先は館山にある女性支援センターです。みなさまがお持ちになったもの全部、参加者が持ち帰るのが理想ですがどうしても、残ってしまい残ったものが寄付となります。なるべく送らないで（送料がかからずに）現金での寄付が望ましいとのことでした。
椅子がまるく並べられておりそこに私物を置き自分の場所を確保してから、自分の持ってきたものを並べます。
わたしが参加したかったのはPINKY&DIANNEのコートを手放したかったから。白に憧れて買ってしまったけどコートはこれの他にもたくさんあるし、これはマンションのクローゼットでかさばってしまう。白だから手放す前にクリーニングに出したけど、3000円以上かかってしまいました。毎年のクリーニング代を考えると手放して正解。
洋服・本・食品・雑貨・食器等、魅力的なものがいっぱい。
並べ終わったら、一旦席に座り今回の流れをももこさんが説明してくれて、20分ぐらい見る時間をとります。そのときに欲しいものを見つけるのですが、自分のナンバーワンを決めます。ナンバーワンに自分の名札の裏についた番号をそのモノに貼り付けてまた席に戻ります。
次にそのナンバーワンを持ってくるのだけど、わたしは、はじめてでよくわからずナンバーワンは人とかぶってもいいのかな、と思いお一人の方が貼っていたバックにしてしまいました。他の方々はだぶっている方はいなかったみたい。ジャンケンで勝ってわたしのナンバーワンにすることができました。ありがとうございました。
全員がそれぞれのナンバーワンを手にできたら、あとは自由に自分の欲しいものをいただきます。
みなさまが欲しいものを手にされ落ち着いたら自己紹介タイム。名前・ご自宅の最寄り駅・PR。女性限定のこのイベント、みなさまご活躍されている方々がいっぱい。年齢層も落ち着いた感じでいくつになっても輝いていらっしゃる方々が多く刺激をうけました。
いただいた方とそれを持ってきてくださった方とナンバーワンと記念写真もあり、モノと人がつながり引き継がれていくのが気持ち良かったし、楽しかった。
わたしのPINKY&DIANNEを引き継いできださった方は、ずっと前にこのブランドが大好きで、そこのお店の店長さんとも仲良くなっちゃった、という方でうれしそうだったのが、わたしもうれしくって。
わたしがいただいたCOACHのバックは、お着物でいらした素敵な方。
他の方々もみんなうれしそうだし、いただいたものがぴったり似合っていて。モノって不思議。かつて違う人のものだったのに、今度は巡り合った
人にぴったりとはまる。
きょうの洋服、靴下以外全部以前の『クリーリングパーティ』でいただいたもの、という方も。なるほど、コーディネートできちゃう。
着物買い取りにきていただいて、嫌な気持ちになったこともあるし「ご自由にどうぞ」と家の前に出したこともあるけど顔は見えないし。気持ち良くモノを処分するのは難しいと感じていたけど、この『クリーニングパーティ』は気持ちいいし、楽しい！
わたしのナンバーワンはかつて誰かのナンバーワンで、誰かのナンバーワン
はかつてわたしのナンバーワン。
お互いの喜んでいる顔が見えるのがいい。
モノとの出会いと人との出会い、楽しい時間を過ごせました。
ありがとうございました。
（10月26日）