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みんなの読書感想文#本代サポートします

企画「#本代サポートします」に参加してくださったみなさんの読書感想文をご紹介致します。

6.【小鳥とリムジン 小川糸】  石元みとん

フォトンとは、光の粒子のことだそうです。

そうか、と私も気づいた。幸せのフォトンを撒き散らす人になりたいって思った。遠く離れてても幸せのフォトンは光の速さで皆に届くから。

ふふふ。みとんさんのこんなところが好き。みとんさんのフォトン、お忙しい時間で疲れているのに車で40分の書店へ向かっていただきこの企画に参加してくださった心意気、これはもう幸せのフォトンで、遠く離れているわたしに光になって届きました。まぶしいです。

みとんさんのご家族の言葉も幸せのフォトンとして感想文をキラキラさせてくれてます。

「料理を作るシーンや食べるシーンが出てくるドラマとか小説が多いのは、結局人間って食べることで一番幸せを感じやすいってことだよね。そう思うと人間って可愛い」

みとんさん次女さん

人生には良いことと悪いこと、同じだけ起きるよ、

みとんさん母

次女さんの言葉のように、この小説にはリムジンの作る美味しそうなお料理が幸せのフォトンになっているようです。リムジンも可愛いのかしら。

みとんさんのお母さまのお言葉も、小鳥の「悪いこと」と同じに「良い」ことがある、っていい。平等な感じがして。みとんさんは、ご家族の幸せのフォトンがあるからご自身もそれを放つことができるのだと思いました。


7.【山の文芸誌「アルプ」と串田孫一 中村誠】 blancheさん

山の文芸誌『アルプ』も串田孫一もはじめて知りました。知らない本を知るというのは面白いですね。この企画をやってよかったと思いました。

blancheさんは、串田孫一を面白い、知りたいと言います。

串田孫一さんの思考が面白くて仕方がない。
「考える」ということの楽しさを教えてくれる人だ。この本から知りたいことが増えてまたそれを本で紐解いていくという欲求が生まれている。この「知りたい」という気持ちを刺激してくれたのは大きい。面白いからさらに知りたくなるのだと思うから。

登山家でなく哲学・文学の人で「文学と山登りという行為の矛盾」と捉え、山登りが恥ずかしいと考えるのは、わたしも面白いと思いました。

今回の企画、この矛盾にチャレンジというのもありました。本を読むということと、本を買いに行くという行動の矛盾。この「行動」が難しいことを感じたことも私自身の学びになりました。

ただ思ったことを素直に書くのであれば、
「串田孫一さんやアルプの世界をもっと知ってほしい

8.【デッドエンドの思い出 よしもとばなな】 葵さん

読んで、これは私だ。と何度も思いました。
 無論、お話の中に出てくるような劇的な出来事に実際に遭ったわけではありません。けれど、どの話にもはっと思う部分があって、思わず涙が出てくるところもちらほらありました。

 素直な感想文かと思いきや、こうきたか、と意表をついたまさかの「絵」の感想文とは!

やさしく力強くユニークで、葵さんがイメージしたよしもとばななの世界が鮮やかに広がっています。『幽霊の家』のロールケーキで、以前読んだお話しが蘇ってきました。鶏団子と春雨だけのシンプルなお鍋、つくったっけ。

もう一度読んで、葵さんの絵をまたじっくり味わいたいと思いました。

企画に参加してくださった方々ありがとうございました。
参加できなかった方、応援してくださった方々ありがとうございました。
反省をふくめてまた次につなげていけたらと思っております。

9.【はなちゃんのみそ汁 安武信吾 千絵 はな】数学専門の国語教師オニギリさん

数学専門の国語教師オニギリさんは、数学的な理論と国語的な日本語探求で、何度も「今日の注目記事」でとりあげられている知的な方で、本もよく読まれており彼が紹介してくれるノンフィクションは、知ることの感動があります。

この本は、余命宣告をうけてから残された家族への強い想いがありご家族を大切になさるオニギリさんのやさしさが伝わってくる選書です。

人に育てる時、やってしまいがちなのは「答えを教えること」「代わりにやってあげること」。しかし、それでは本当の力はつかない。私は自分の子どもに「つい手を貸してしまう」のだが、千恵さんは耐えて耐えて成長を待つ。その姿勢がすばらしい。

オニギリさん

親として、教育者としての指針が千絵さんの生き方に感銘をうけたのだと思います。はなちゃんが書いたお手紙が泣けました。

オニギリさんお忙しいところありがとうございました。


企画に参加してくださった方々ありがとうございました。
参加できなかった方、応援してくださった方々ありがとうございました。
反省をふくめてまた次につなげていけたらと思っております。

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