言葉の大切さを再認識
辻村深月さんの『あなたの言
葉を』を手に取ってみました。
正直、最初は「子供向けの本
かな？」と思っていたのです
が、読んでみると、私の心に
も響く内容がたくさん詰まっ
ていました。
この本は、もともと「毎日小
学生新聞」で連載されていた
エッセイをまとめたものです。
子どもたちに向けて書かれて
いるとはいえ、大人の私が読
んでも非常に考えさせられる
ことが多かったです。
あなたの言葉を
辻村 深月 (著)
「辻村さんは大人なのに、ど
うして子どもの気持ちがわか
るのですか？」
あの時、のみこんだひと言。
いま感じている気持ち。
その言葉はいつか必ず、あ
なたを助けてくれる。
これから大人になる人たち
へ、辻村深月が一緒に考え
る。
学校生活、出会いと別れ、
読むこと、書くこと――
自らの体験を元にまっすぐに
語りかけるエッセイ集。
【本文より】
大人になってよかった、と思
うこともたくさんあります。
そのひとつが、「自分の言葉」
で気持ちが伝えられるように
なったことです。
さあ、一緒に「あなたの言葉」
を探しにいきましょう。
辻村 深月 (著)
Amazonより
心に響くポイント
自分を大切にすること:
辻村さんは、他人と違う
自分を恐れずに受け入れ
ることの大切さを教えて
くれます。
私たちも、もっと自分ら
しさを大事にしたいです
ね。言葉の力:
「言葉にすることができ
ない」と思っている人に
向けて、ノートに気持ち
を書き留めることで自分
の言葉を育てられるとい
うメッセージが心に残り
ました。温かい語り口:
辻村さんの文章は、まる
で親しい友達とおしゃべ
りしているかのように、
心が温まります。
特に印象に残った章
私が特に印象に残ったのは、
第4章の「あなたの言葉には
力がある」という部分です。
「言っても無駄だ」と思っ
てしまう気持ちに共感しまし
た。私たち世代も、時には自
分の意見を言えずに悩むこと
がありますからね。
まとめ
この本は、子供向けのエッ
セイという枠を超えて、大
人になった今でも自分の言
葉に自信が持てない人たち
に寄り添ってくれる一冊で
す。
SNSで他人の言葉に振り回
されがちな現代社会だから
こそ、自分の言葉の大切さ
を再確認できる良書だと思
います。
辻村さんのファンはもちろ
ん、自己表現に悩む方々に
もぜひ読んでほしい一冊で
す。きっと、あなたの中に
眠る「言葉の力」に気づか
せてくれることでしょう。
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