思わず「あるある」と頷いていた
前作の魅力をさらに深めた
一冊！
森若さんの経理脳が冴え渡る
日常が、より鮮やかに描かれ
ている『これは経費で落ちま
せん！２』を読みました。
これは経費で落ちません！２
～経理部の森若さん～
青木祐子 (著), uki (その他)
経理部の森若沙名子（もりわ
かさなこ）、27歳。多くの領
収書を処理する沙名子には、
社内のいろいろな人間関係が
見えてくる。周囲に与えた分
以上のことは期待せず、され
ず、精神的にも経済的にもイ
ーブンでいることを大切にす
る沙名子は、他人の面倒ごと
には関わりたくないのだけど、
時には巻き込まれることも。
ブランド服、コーヒーメーカ
ー、長期出張…それは本当に
必要なものですか？
～経理部の森若さん～
青木祐子 (著), uki (その他)
Amazonより
今回も特別なヒーローは登場
しませんが、むしろ日々の仕
事の中で奮闘する社会人たち
こそが、本当のヒーローなの
かもしれません。
経費処理の細かなルールを通
じて、会社の人間模様が浮き
彫りになっていく様子は、ま
るで経理部が会社の縮図のよ
うです。
森若沙名子さん、28歳になり
ました。
相変わらず彼氏なしですが、
完璧な生活を送ることに少し
ずつ疑問を感じ始めています。
そんな中、営業部のエース・
山田太陽との関係に微妙な変
化が...？
思わず「あるある」と頷きな
がら、自分の職場を思い出し
ます。
たとえば、使える経費の多い
社員が時々足を踏み外しそう
になる場面や、入社してから
すこしずつずるくなっていく
社員の姿は、どこか身に覚え
があるかもしれません。
森若さんの「イーブン」精神
は健在で、彼女の的確な指摘
は時に痛烈ですが、それでい
て温かみのある視点で同僚た
ちを見守っています。
この本を読んだ後は、自分の
経費申請を見直したくなるか
もしれません。
もしかしたら、明日から会社
の経理部の人たちに感謝の気
持ちを伝えたくなるかもしれ
ませんね。
結局のところ、この物語は単
なる経費処理の話ではありま
せん。
それは私たちの日常そのもの
であり、職場での人間関係や
自分自身との向き合い方を、
ユーモアを交えて考えさせて
くれる素敵な物語なのです。
読み終わった後、きっとあな
たは微笑みながら、「明日か
らまた頑張ろう」と思えるは
ずです。
ただし、たこ焼きの領収書に
は要注意ですよ！
経費で落とそうとしても、森
若さんの鋭い目は誤魔化せま
せん。
でも、そんな彼女の真面目さ
に、ちょっぴり惹かれる人が
出てくるかもしれません...。
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noteがスキ❤️になってきた。より
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