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ゆっくりと、確実に、ひとつひとつを乗り越えていく
『言葉の園のお菓子番~復活
祭の卵』4巻目、一葉の日記
を読んでいる様な気分になり
ます。
そして一緒に悩んだり、又は
連句の会での言葉の表現の問
いかけをされる事があり、そ
こで「成る程そう言う表現も
あるのか…」と思ったり、「
私ならこうかなぁ」なんて考
えている自分にハッと思わさ
れますw
言葉の園のお菓子番
~復活祭の卵
ほしおさなえ (著)
『活版印刷三日月堂』著者が
心を込めて描く、癒しと再生
の予感に満ちた感動の人気シ
リーズ、第4弾!
亡き祖母が通っていた連句会・
ひとつばたごに出合い、その
縁から再び書店員としてブッ
クカフェで働きはじめて一年
弱。
本と人を繋げるイベントの企
画や連句大会への参加を通し
て、主人公・一葉は初めての
ことや不安なことに向き合い、
ゆっくりと、確実に、ひとつ
ひとつを乗り越えていく。
そんななか、連句会のメンバ
ーから、主宰・航人の過去と
関わるある人物の情報がもた
らされ──。
~復活祭の卵
ほしおさなえ
Amazonより
連句という日本の伝統文学を
軸に、人と人とのつながりの
尊さが静かに語られる。
本と人を結ぶイベントの企画
や、連句大会への参加を通じ
て、一葉は自身の不安と向き
合いながら、一歩ずつ前進し
ていきます。
物語は6つの短編で構成され、
それぞれが一葉の心の機微を
映し出す鏡のようです。
連句のように、過去に戻るこ
となく変化し続ける物語の流
れは、人生そのものを象徴し
ているかのよう。
ほしおさなえさんの筆致は、
まるで繊細な刺繍のように、
登場人物たちの感情を丁寧に
紡ぎ出しています。
日常の些細な出来事や、心の
揺れ動きが、まるで読者の隣
人の日記を覗き見るかのよう
な親密さで描かれています。
この作品は、現代社会で失わ
れつつある人と人との深いつ
ながりを、「連句」という伝
統的な文学の場を通して再考
させています。
そして、迷いながらも前に進
む勇気、過去の痛みを新たな
可能性へと昇華させる力を、
読者に静かに語りかけます。
『言葉の園のお菓子番 〜復活
祭の卵』は、日々の生活に埋
もれがちな言葉の力と、人々
の絆の尊さを再認識させてく
れる、心温まる一冊です。
Kindle版
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自己紹介
noteがスキ❤️になってきた。より
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