300円で特別レシピ
引きこもりの自立支援施設で、
主人公は27歳のニート青年の
物語『侠飯6 炎のちょい足し
篇』を読みました。
侠飯6 炎のちょい足し篇
福澤 徹三 (著)
今回も、侠客の飯は熱くて旨
い!!
ひきこもりで毎日ゲーム三昧
の風見蓮太郎、27歳。
ある日、蓮太郎は父の意向で
自立支援施設に無理やり入所
させられます。
施設の生活は退屈で、三度の
食事はコンビニばかり。
そんなとき、近所の食堂に現
れたのは、頬に傷持つあの男!
男は蓮太郎たち寮生に絶品料
理をふるまうのだが、
そこに隠された思惑とは⁉
福澤 徹三 (著)
Amazonより
あらすじ
引きこもりニートだった主人
公が、ある自立支援施設に入
所することになります。
施設の近くで定食屋を営む柳
刃と火野のコンビが、今回も
物語の鍵を握ります。
施設の入居者が訪れると、日
替わり定食は「売り切れ」と
なり、柳刃が300円で特別レ
シピの料理を提供します。
料理の魅力
今回の「炎のちょい足し篇」
では、コンビニ食材をベース
にした料理が多数登場します。
絶品コンビニ飯:
ちょい足しとアレンジで驚
きの美味しさに変身。本格焼肉:
自家製タレと焼き方の秘訣
で、プロ顔負けの味わい。手作りもんじゃ:
ジャンクな食材が大変身す
る魔法のレシピ。熱々ポトフ:
鍋とリゾットで二度美味し
い、体が温まる一品。
これらの料理は、手軽に入手
できる材料で作れるものばか
りで、自宅で再現したくなる
こと間違いありません。
作品の特徴
コンビニ食材の活用:
身近な食材で驚きの美味し
さを実現する技が満載。人間ドラマ:
引きこもりの若者たちの成
長と、親子関係の問題が丁
寧に描かれています。シリーズの連続性:
前作の登場人物が少し顔を
出すなど、ファンを喜ばせ
る演出も。社会問題への視点:
引きこもり支援の実態にも
切り込んでいます。
感想
『侠飯6 炎のちょい足し篇』
は、シリーズの魅力である「
美味しい料理」と「心温まる
人間ドラマ」を存分に発揮し
ています。
コンビニ食材を使った料理の
アイデアは、読者の日常生活
にすぐに活かせる実用性の高
いものばかりです。
物語は、引きこもりの若者た
ちの成長と、彼らを取り巻く
大人たちの葛藤を描きつつ、
最後には感動的な親子愛の場
面で締めくくられます。
特に、エピソード8の「涙の親
子丼」は、心に強く響くシーン。
柳刃と火野のコンビが、今回も
料理を通じて人々の心を癒し、
導いていく姿は、シリーズファ
ンにとって安心感があります。
同時に、社会問題にも目を向け
た内容は、単なる料理小説以上
の深みを作品に与えています。
『侠飯6 炎のちょい足し篇』は、
美味しい料理の描写で読者の食
欲を刺激しつつ、人間ドラマと
しても充実した一冊となってい
ます。
シリーズファンはもちろん、初
めて手に取る方にとっても、心
温まる物語と実践したくなる料
理レシピを楽しめる作品です。
Kindle版
Audible版
３０日間無料
オーディブル登録はこちら
👇
………………
自己紹介
noteがスキ❤️になってきた。より
#私の本棚
#本
#読書
#勝手にオススメ本
#オーディブル
#朝のルーティーン
#侠飯6
#福澤徹三
#炎のちょい足し篇
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？