驚異的な勝負の才能
『地雷グリコ』を読みました。
ミステリ界の新星、青崎有吾
が放つ衝撃作だ。主人公の射
守矢真兎は、一見平凡な女子
高生。
しかし、その平穏な日常の裏
には、驚異的な勝負の才が潜
んでいた。
地雷グリコ
青崎 有吾 (著)
射守矢真兎(いもりや・まと)。
女子高生。
勝負事に、やたらと強い。
平穏を望む彼女が日常の中で
巻き込まれる、風変わりなゲ
ームの数々。
罠の位置を読み合いながら階
段を上ったり(「地雷グリコ」
)、百人一首の絵札を用いた神
経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱
」)。
次々と強者を打ち破る真兎の、
勝負の先に待ち受けるものとは
――ミステリ界の旗手が仕掛け
る本格頭脳バトル小説、全５篇。
青崎 有吾 (著)
Amazonより
謎解きの序章
真兎の日常に突如として現れ
る、奇妙なゲームの数々。
「地雷グリコ」では階段とい
う舞台で繰り広げられる心理
戦、「坊主衰弱」では百人一
首の絵札を用いた記憶力と洞
察力の勝負。
これらのゲームは、単なる遊
びではない。
真兎の非凡な才能を引き出す
仕掛けなのだ。
対決の真相
次々と現れる強者たち。
彼らは真兎の能力を試すべく
送り込まれた刺客か、それと
も偶然の出会いなのか。
真兎は勝負を重ねるごとに、
自身の才能の本質に迫ってい
く。
そして、最後に待ち受けるの
は因縁の友との頭脳戦。
この一連の勝負の真の目的と
は何なのか？
謎解きの結末
真兎の勝利の連鎖は、単なる
偶然ではない。
それは彼女の中に眠る、並外
れた洞察力と心理操作の才能
の目覚めを意味している。
各ゲームは、真兎の能力を磨
き、自己を発見するための試
練だったのだ。
最終的に真兎が目指すものは、
勝利そのものではなく、自身
の才能と向き合い、受け入れ
ることだったのではないか。
平穏を望みながらも、避けら
れない運命に導かれるように
勝負の世界に引き込まれてい
く真兎の姿は、才能と葛藤す
る若者の姿そのものだ。
結論
『地雷グリコ』は、単なる頭
脳バトル小説を超えた、才能
と自己発見の物語である。
青崎有吾は、ゲームという枠
組みを通じて、人間の心理と
才能の開花を鮮やかに描き出
した。
この作品が多くの賞を受賞し、
ミステリファンの心を掴んだ
のも納得だ。
そして真兎と共に頭脳戦を楽
しみながら、自身の潜在能力
と向き合う旅に出ることがで
きるだろう。
Kindle版
Audible版
３０日間無料
オーディブル登録はこちら
👇
………………
自己紹介
noteがスキ❤️になってきた。より
#私の本棚
#本
#読書
#勝手にオススメ本
#オーディブル
#朝のルーティーン
#地雷グリコ
#青崎有吾