深夜の締めのラーメン
今回の舞台は、東京の歌舞伎
町という刺激的な環境での話
『侠飯9 ヤバウマ歌舞伎町
篇』を読みました。
侠飯9 ヤバウマ歌舞伎町篇
福澤 徹三 (著)
あらすじ
専門学校を卒業後、就活に失
敗し続けていた蓬創介は、求
人サイトで見つけた企業の面
接を受けに新宿へ向かいます。
しかし、その企業は極悪非道
の半グレ集団の罠でした。
個人情報を握られ、逃げるこ
ともできず、歌舞伎町のバー
で働くことを強いられる創介。
そんな中、頬に傷を持つ謎の
男・柳刃が現れ、物語は思わ
ぬ展開を見せていきます。
料理の魅力
今回の「ヤバウマ歌舞伎町篇」
では、歌舞伎町という独特の
環境ならではの料理が多数登
場します。
深夜の締めラーメン:
濃厚でコクのある一杯が、
疲れた体を癒します。歌舞伎町風おつまみ盛り
合わせ:
様々な味が楽しめる、バー
にぴったりの一品。裏メニューの絶品焼き鳥:
秘伝のタレと焼き方で、普
通の焼き鳥が極上の味わい
に。朝まで営業の特製オムライス:
夜明け前の空腹を満たす、
ボリューム満点の一皿。
これらの料理は、歌舞伎町の
喧騒と夜の雰囲気を感じさせ
つつ、読者の食欲を刺激しま
す。
柳刃の料理の腕前は健在で、
バーの厨房を借りて作る料理
の数々は、まさに「ヤバウマ」
の名にふさわしい逸品ばかり
です。
作品の特徴
歌舞伎町の裏側:
華やかな表の顔とは異なる、
歌舞伎町の裏側が生々しく
描かれています。就活生の苦悩:
主人公の就活の苦労と成長
が丁寧に描かれています。悪との対決:
シリーズ最悪の敵との対決
が、スリリングな展開を見
せます。料理を通じた救済:
柳刃の料理が、困難な状況
にある人々を救う様子が印
象的です。
感想
『侠飯9 ヤバウマ歌舞伎町篇』
は、シリーズの魅力である「
美味しい料理」と「心躍る人
間ドラマ」を存分に発揮しつ
つ、歌舞伎町という刺激的な
舞台設定で読者を楽しませて
います。
歌舞伎町の夜の世界と、そこ
で生きる人々の姿が生き生き
と描かれ、引き込みまれます。
物語は、就活に苦戦する主人
公が、思わぬ事態に巻き込ま
れながらも成長していく過程
を描きつつ、最後には柳刃た
ちの怒りが炸裂するクライマ
ックスで締めくくられます。
特に、エピローグの「勝利の
深夜ラーメン」は、読者の胃
袋を刺激すること間違いなし
でしょう。
柳刃と火野のコンビが、今回
も料理を通じて人々を救い、
悪に立ち向かっていく姿は、
シリーズファンにとって痛快
この上ありません。
同時に、現代の就活事情や歌
舞伎町の実態を描いた内容は、
社会派ミステリーとしての側
面も持ち合わせています。
『侠飯9 ヤバウマ歌舞伎町篇』
は、美味しい料理の描写で読
者の食欲を刺激しつつ、スリ
リングな展開で手に汗握る一
冊となっています。
シリーズファンはもちろん、
初めて手に取る読者にとって
も、心躍る物語と食べてみた
くなる歌舞伎町グルメを楽し
める作品です。
読了後は、深夜の歌舞伎町で
締めのラーメンを食べたくな
ること間違いなしでしょう。
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自己紹介
noteがスキ❤️になってきた。より
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