Z世代の取扱説明書
麻布競馬場が紡ぎ出す現代日
本の若者たちの姿を鮮やかに
描き出す傑作だ。
2024年2月に発売されたこの
作品は、Z世代の生き方と働
き方に鋭いメスを入れる。
『令和元年の人生ゲーム』を
読みました。
令和元年の人生ゲーム
麻布競馬場 (著)
主人公の沼田くんは、一見す
ると平成の落ちこぼれにも見
えるが、その実、令和の革命
家なのかもしれない。
彼の「クビにならない最低限
の仕事」という姿勢は、現代
社会への静かな抵抗とも取れ
る。
麻布競馬場は、4つの時代と
場所を舞台に、沼田くんの姿
を通じてZ世代の複雑な内面
を描き出す。
慶應のビジコンサークル、メ
ガベンチャー、シェアハウス、
そしてコミュニティ型銭湯。
これらの舞台で繰り広げられ
る物語は、まさに現代日本の
縮図だ。
本作の真骨頂は、その「あま
りにリアル」な描写にある。
20代の読者からは「共感しす
ぎて悶絶した」という声が上
がり、管理職からは「最強の
Z世代の取扱説明書だ」と絶
賛されている。
この相反する評価こそが、本
作の魅力を物語っているので
はないだろうか。
麻布競馬場の筆力は、「タワ
マン文学」という新ジャンル
を確立した前作『この部屋か
ら東京タワーは永遠に見えな
い』から更に磨きがかかって
いる。
彼の描く「Z世代のリアル」は、
驚異的な解像度で心に迫って
くる。
この作品は単なる小説ではな
い。
それは、令和を生きる若者た
ちの心の叫びであり、同時に
彼らを理解するための羅針盤
でもある。
「まだ人生に、本気になって
るんですか?」という問いか
けは、心に深く刺さり、長く
余韻を残す。
『令和元年の人生ゲーム』は、
現代日本文学の新たな地平を
切り開く意欲作だ。
この作品を読まずして、令和
の日本を語ることはできない。
麻布競馬場の筆が描き出す世
界は、私たちの目の前にある
現実そのものなのだから。
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