犬を愛するすべての人へ
『少年と犬』を読みました。
これ絶対泣くやつって分かって…
読んで泣いた。
少年と犬
馳 星周 (著)
__主な登場人物__
多聞(たもん)
シェパード犬。
東日本大震災で飼い主を失い、
様々な人々と出会いながら
旅を続ける。
最終的には内村家に飼われるが…
出口春子
多聞の元飼い主。
釜石市在住で、震災で死亡。
中垣和正(なかがき かずまさ)
窃盗団のドライバー。
家族のために犯罪に手を
染めるが、多聞との出会いを
通じて変わっていく。
ミゲル
窃盗団の一員で外国人。
逃走中に多聞を放す。
中山大貴(なかやま だいき)
富山県の夫。多聞を拾い、
愛情を注ぐが、
トレッキング中…
中山紗英(なかやま さえ)
大貴の妻。
有機野菜を販売して
生計を立てているが、
夫の子供っぽさに
辟易している。
須貝美羽(すがい みわ)
デートクラブで働く女性。
多聞と出会い、
心の変化を経験する。
弥一(やいち)
島根県の猟師。
多聞を拾い、
彼との交流を通じて心を開く。
内村(うちむら)
熊本県に住む少年。
多聞を家族で
飼うことを決める。
_____________
震災で飼い主を失った一匹の犬が、
日本列島を西へ西へと旅する姿を
通して、人間と犬の絆の尊さを
描き出しています。
多聞と名付けられたこの犬は、
様々な境遇の人々と出会いながら、
自らの使命を果たすかのように
旅を続けます。
その姿は、読者の胸を熱くし、
時に涙を誘います。
犯罪に手を染めた男、
外国人の窃盗団員、
そして言葉を失った少年—多聞は、
それぞれの人生に寄り添い、
癒しと希望をもたらすのです。
著者の馳星周は、
自身も愛犬家として、
犬との深い絆を知る人物です。
その経験が、
この物語に豊かな感情と
真実味を与えています。
犬は「人に寄り添う生き物」
であり、
どんな境遇の人間のもとでも、
その本質は変わらない
という著者の信念が、
物語全体を貫いています。
『少年と犬』は単なる
動物小説ではありません。
それは、東日本大震災という
日本人の記憶に刻まれるべき
出来事を、静かに、しかし
力強く想起させる
作品でもあるのです。
この物語は、
犬を愛するすべての人に贈る
感涙作であると同時に、
人間の弱さと強さ、
そして希望を描いた珠玉の
作品です。読者は、
多聞の旅路を追いながら、
自らの心の奥底にある
優しさと勇気に
気づかされることでしょう。
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自己紹介
noteがスキ❤️になってきた。より
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