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20歳/父と初めて野外のビール祭りに行った話

父親と20歳の時に出かけることなんてなかった

と一緒に飲んでいた父の飲み仲間に言われて

そうだよな、普通父親と出かけたり飲んだりするのってあんまりないよな
と思った

普通 じゃないのか 自分

ビール普段そんな飲まないし、野外で飲んでみたい!

好奇心で父について行ったら

父の飲み仲間や仕事仲間もいた

苦手だ。なぜなら自分が普通の大学生みたいに恋愛もお酒も溺れるほどしてないし、大学生活を謳歌していないし、
楽しんでないから話をしても浮いてしまうからだ

もちろんそれは自分に自信を持てば良い話である

自分は自分 他人は他人だからだ

だけど、少なからず自分は普通の大学生に憧れがあることは間違いない

厄介だ

会場についてすんなり飲み始めた

お酒は嫌いじゃないし、父は私の分を払ってくれるからお金が十分ない学生にとってとても良い話だと思った。

まあ最初はこんなおじさんたちの話に入れないだろうと思って気が重かったが、

なんか違った

んーなんというか自分の心境をわかっている感じがした。話から


お酒が入るとすごく話せた

いや、話せたというか、話ができたというか
聴けたというか


ほぼ自分は相槌を打ってわかるなーとか、話の面白さに笑ったり
大人たちの話に聞き入ったり

自分の話じゃなくて聞くのが楽しかったし、たまに話を振ってくれるおじさんがただただ優しかった。

なぜかDJも話に入ってきたり、ビール売ってたおじさんいや、お兄さんに一目惚れですって言われたり(少し、いやすごく嬉しかった)、ALTやってる外国出身のひとと話したり、なんか飲み仲間の仕事仲間がどんどんきたり

変な繋がりと、広すぎる父の交友関係にただただ笑うしかなかった
微笑ましいということだ 
羨ましいし楽しそうだ

そこで、自分が父の交友関係が広すぎる件について席で話したら

飲み仲間のお姉さんに娘さんは父の良いところをちゃんと理解しているねって言われた
普段はお父さんはどうしているかわからないけど理解しているんだねみたいなことだ


確かにそうだ
なんか父はお酒の席だと賢者のような気がするのだ。
話ができるし、飲み仲間に慕われて様付けされてるし

自慢したいわけではない

自分が持っていない何かが父にあってただ凄いなって思うのだ。

お酒の席というか、父についてどこかにいくと必ずと言っていいほど自分が紹介され、お酒が飲めるようになったんです、でも頑なに20歳まで飲まなくてやっと解禁でと言う。

いや、いつ飲むかは人それぞれだろって思うし、大学生でお酒飲まないのが意外という目線が本当に世代ギャップを生じさせている。


その紹介がめちゃ嫌である

でも自分は意外と飲めるし、食べる
顔に酔った事がでない

それで全然自分への新種の生き物感を払拭できている気がする


お酒を飲む事が正義でも普通でもない。

まず、普通なんてないと自分は思っている

だから、普通と違うと思われることに敏感になっている気もする。

ビール祭りの話に戻るが、

たまにで良い 自分が話すのは
自分がする話に自信がないから、
まだ、若輩者で講義を聞いてるような感じ

話すのって体力いる。思ったこと、考えること、関連することを芋づる式にお酒を入れながら頭で考えるなんてこと凄すぎてできん。


朝ごはん食べるの忘れたおかげですぐ酔ったし、

頭働かなくて眠気とクラクラが襲ってきた


食事に集中する習慣があって、話しながら食べるのが、難しかった。聞いて、相槌打つのがちょうど良かった。

まあ、それもすぐ慣れるんだけど


おじさんに、なんでも流れなんだって教えてくれた

今ここにいることも
なにか2つの選択のなかを迷っていることも
その一つを選択することも


どこにいっても出会うひとがいて、
こんなばかな大人と話して飲めるんだって
おもしろいでしょうみたいな。

悩むのも悩まないも自分が選ぶし、そこから抜け出そうと頑張るのも自分が選ぶ


そのまま流れてみるのも自分が選ぶ


ただ選んで選んで選んで、

それだけでもう流れのなかにいるんだって


ちょっと自分が聞いた話はこんなだったか
確信はないな
酔ってて腑に落ちたことしか覚えてないから

録音したかったな


なんで、こんな気持ちになるのか、
なんで、おじさんが私のことを考えるのか
やさしいのか

父が話したんかなどっかの飲みの席で
それか感じるのか 自分の雰囲気から

わからないや


ただ苦しくて自分が嫌になりかけている
私のオアシスだった

12時から18時までいたあの席と
そこに集まった飲み仲間たちは。

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