本との出会いが広がる 選書サービスで自分に気づく
夏と言えば、新潮文庫夏の100冊、集英社のナツイチなど、夏の読書も熱いですね。
読書好きなはしです。
今日は本の話です。
書店やネットで本を購入。
新品は買わずに、古本屋さんやブックオフ。
いいや、本は買わない。図書館一択って、人もいるかもしれません。
どの方法も、自ら本を選らんでいます。
選書サービス
自分のためだけに、本を選んでもらったことはありますか。
本の好みって、偏りませんか。
例えば、小説に絞ってみても、ミステリーが好き、お仕事系、歴史物、恋愛などなど、好みのタイプって結構あるような気がします。
選書サービスでは、自分では選ばない本との出会いがあります。
自分では気づかない部分に気づいたり、自分を客観的にみることができるかもしれない、何より読書の幅が広がるかもしれないと思いました。
いわた書店
私が利用した選書サービスのお話を紹介します。
私はいわた書店の選書サービスを利用しました。
2018年、NHKのプロフェッショナル仕事の流儀で、いわた書店の店主、岩田徹さんに密着していました。
この番組を観て、ぜひとも選書していただきたいと思いました。
いわた書店では、毎年1回だけ、選書サービスへの応募の期間が設けられています。(現在は年に2回に変更されています)
期間中に専用ページから応募します。
応募の中から、毎月抽選があります。
当選すると、いわた書店からメールが届き、期日までに選書カルテを記入して送ります。
選書カルテには、こころに残るベスト20冊、最近の気になるニュース、そして、自分自身について。岩田さんに、自分を知ってもらうために書きます。
まさに、ひとりの人に向けて書く感じです。
それはnoteに似ていて、内省していく感じです。
1週間前後で、岩田さんから連絡がきます。
『一万円』分の本が選ばれます。
10冊前後あります。
選んでいただいた本のタイトルがメールで送られてきます。
既読の本があれば、違う本を再度選らび、連絡がきます。
選んでいただいた本
本と納品書とともに岩田さんからのメッセージが同封されていました。
岩田さんが子供の頃の本の思い出。
お父さんがはじめた、本屋さんを引き継ぎ、続けていくことが大変であったこと。
町から本屋が無くなると、お客さんが大変な思いをすると危機を感じ、今のスタイルを少しずつ始めたことなど。
作り手から読者へバトンをつなぐ。本屋さんの使命をいわたさんから感じます。
自分と向き合った選書カルテを参考に選んでいただいた本は、
向き合いたくないことを避けられないと思う作品が選ばれていました。
その他にも、坂本龍一の『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』読みたいと思っていた1冊。
大好きなヨシタケシンスケさんの本が入っていたり、全く知らないタイトルだった『友がみな我よりえらく見える日は』は、私の凝り固まった意識に気づかせてくれる本でした。
選書サービスは、近くに本屋がない、本を買いにいく時間がない、自分で本屋さんに行けない方にもおすすめです。
自分で気づかない部分を気づかせてくれたり、あらたな視点をもつきっかけになりました。
最後までお読みいただきありがとうございます。