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瞑想をすると仕事とプライベートの切り替えが上手くいく

瞑想をすると仕事とプライベートの切り替えが上手くいく
ニューヨーク州立大学ビンガムトン校の研究

近年、瞑想には様々なメリットがあることが分かってきている
肉体の痛みを軽減したり、不安を減らしてくれたり、心身共にメリットがあるのが瞑想である
個人でも企業でも導入している人は多い

そこで、あまり知られていない瞑想のメリットを紹介したい

学生を10人集めて、瞑想を実践してもらった
学生はいずれも瞑想の未経験者
期間は2ヶ月間
一日に10分もしくは15分の集中瞑想を週に5回
MRIを撮影して、瞑想が脳にどのような影響を及ぼすのか調べた

集中瞑想とは、何か一つの物事に集中すること(最初は呼吸に集中することが多い)
集中していると、意識が他のことに逸れるが、それに気づいたら、元に戻す
集中する、意識が逸れる、元に戻す、の繰り返しによって色々なものが鍛えられる(上級者になると、ほとんど意識が逸れなくなる)

結果、オンとオフの切り替えが上手くなっていた
集中状態からリラックス状態の移行がスムーズになっていた(リラックスから集中も同じ)
仕事が終わったら、即座にプライベートな時間をどう使うかに意識を向けられる
また、休みから仕事への切り替えも早くなる

出勤した時に調子が出ない人は、仕事とプライベートの切り替えが下手だからだ
一方で朝からバリバリ働けるのは、仕事とプライベートの切り替えが上手いからである

どうして、瞑想でスイッチの切り替えが上手くいくのかというと、DMNとDANの結び付きが強くなるからだ

DMNはデフォルトモードネットワークといって、脳は起きているがボーッとしている状態に活発になる
DANは背側注意ネットワークといって、集中している時に活発になる
この二つの結び付きが強くなることで、集中とリラックスの移行がスムーズになる

たくさんの人を移動させようとした時、細い道と太い道ではどちらがスムーズに進むかは明白である
脳だって、スイッチ一つで状態を切り替えれるほど万能ではなく、少しずつ準備を進める必要がある
その時にDMNとDAN結び付きが強ければ、スムーズに移行できるのは想像に難くない

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参考文献
Longitudinal effects of meditation on brain resting-state functional connectivity
https://www.nature.com/articles/s41598-021-90729-y

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