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「コーピング」ってご存知? 不安になると、掃除をはじめる私

こんにちは。
「メンタル弱子」の異名をとる、アサです。

私は、くよくよ不安がりなところがあるのですが、数年前、母のガン闘病中に、自分も乳がんが判明した際には、まあまあの地獄を味わいました。

この不安がりのネガティブな性格ゆえに、苦しみや恐怖を、何倍にも膨らませてしまいましてね。

そんな生きづらい自分を見直すために、どっぷりと哲学や脳科学や心理学などの本に傾倒しました。

知識だけあっても何も変わりませんから、自分の脳みそを「よしよし」となだめつつ、「次はこうしてみよう」などと、アレコレと試しながら生きてきましたね。

私がひとえに望んでいたことは、

何かの困難や、先の見えない不安・心配事があっても、今日一日を、元気に生きられる私でいたい。


ただ、それだけでした。
ただ、それだけなのに、難しいんですよね。

***


数週間前に、80代の母が、脳梗塞になりまして。
今、入院中なんですよね。

母のガン闘病に付き添って、無事に治療を終えて、数年。
今度は、脳梗塞がやってきましたよ

ま、人生いろいろありますよね。

少し前に、「母のグチがうるさい」って記事を書いていたのが、遠い昔のようですよ。↓↓↓↓↓↓

元気だからこそ、「グチも言える」ってもの。両親が、のんきに夫婦ケンカできていたこともまた、幸福のひとつだったのですね。


母のグチも、ピタリと鳴り止みましたし、父は救急車で運ばれる母に慌てふためき、その連絡を受けた兄と私も、生きた心地がしませんでした。

ずーーーん

ずずーーーーん


こんなとき、私の脳みそは、いとも簡単に、不安の渦に呑み込まれるのですよね。

なんど経験しても、慣れない恐怖と不安。


いつものように、首の後ろ(自律神経)がキュー―ッと重だるくなりました。カラダの反応ってのは、本当に正直ですね。

今、私が不安になっても、何ひとつ、事態は好転しないことが頭では分かっていても、不安が止まない。呼吸も浅くなりますね。

少し前に、「悩む系」は卒業したぜ……と、エラそうな記事を、意気揚々と書いていた私ですけれど ↓↓↓↓


そんな私が唯一、バージョンアップしたとしたら、「そのことにすぐに気づいたこと」ですかね。

「ああ、私、今、不安になっている」と。

「急に母を失うかもしれない恐怖に、打ちのめされているな」と。


外側から、こうして自分の脳みそ内で起きていることを眺められるようになったことは、私にとっての唯一の成長ですね。

……こりゃあ、掃除するしかねぇな。


私は自分のガンが判明したときにも、ひたすら掃除をしたんですよ(笑)

何もせずにうずくまっていると、その恐怖が肥大して逃れられないので、まったく気分じゃないんですけど、とりあえず掃除機かけたり、風呂場を磨いたりしていました。
掃除した分、部屋はキレイになりますから、やって損はない。
そこが、掃除のいいところですかね。

我が家は、私の不安や動揺が大きいほど、キレイになるしくみですよ(笑)

散らかっているときは、私が元気な証拠(笑)


「掃除」のような行動を、コーピングと言うんだそうですね。

怒りや悲しみ・不安などで、自分のメンタルがヤバい時に、気持ちを逸らせるための「行動のアプローチ」をいくつか考えておくコーピング。


私は掃除の他に、「散歩」もコーピングとしてカウントしています。

気分じゃなくても外に出て、歩きながら街の木々を眺めたり、スーパーでトマトを買ったりしながら、ぶらぶらすると、身体を動かした分、多少は気持ちも紛れ、気持ちも多少は整理されますかね。

人によっては、「ヨガ」「筋トレ」をするとか、「カフェでケーキを食べる」とか「カラオケでシャウト」「風呂に入る」「お笑い番組を観る」とか、なんでもいいから、自分に合ったコーピングを揃えておくといいですよね。

「noteを書くこと」もまた、コーピングかも。こういうとき、見知らぬ誰かがこの記事を読んでくれると思うと、あたたかな気持ちになりますね。
そこのあなた、ありがとう、読んでくれて。


まったくもう……

脳梗塞だけでも恐怖なのに、今日は「母が肺炎になった」という連絡が来ましたよ。

心臓が、ギューーッとなりました。


平穏なときは「もう私のメンタルは大丈夫!」などと、へらへら生きている私ですが、非常時にこそ試されますね。

さあ、おまえ、この困難に、メンタルやられずに、どう乗り越えられるかな? ひひひ


……と、神様のクソ野郎に、問われている感じですかね。

人生ってヤツは、死ぬ瞬間まで、この繰り返しですね。
一瞬先に、何が起こるか分からないシステムを前に、私たち動物は生き抜いてゆくんですね。

人はみんな、大小、なんかかんかで、問題や悩みを抱えながら生きているものですから、この記事を読んでいるあなたも、私の想像も及ばぬような、とてつもない難題を抱えてらっしゃるかもしれませんね。

互いに、がんばりましょうね。

今日は殊勝な感じで、書いてみました。
いつもエラそうだから、たまにはいいでしょう(笑)


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