今より2倍、3倍、満足できる結婚生活の方法とは? 本質的な真実に迫ってみた
今から20年ほど前のこと。
「30になる前に」を合言葉のようにして、同世代の友人たちは、次々と結婚していった。
皆、焦っていたのである。
「もうこの人で手を打とうかな、次に現れる人がもっといい人とも限らないし」と友人のひとりが言った。
また他の友人が言った。
「急がないと、子宮が歳をとっちゃうよ」
……あれから約20年が経つ。
本当にいろいろなことがあった。
残念ながら離婚したカップルがいるし、現在、別居中のカップルもいる。
そして婚姻関係を継続中のカップルも、結婚生活に不満を抱えている人が多い。
わたしの知人には、こんな人々がいる。
◆夫と二人きりにならないように、有給スケジュールをずらしてとる人
◆できれば離婚したいが、子供のためにしないと言っている人
◆何年も口をきかぬまま、家庭内別居を続けている人
◆夫にはバレないように、洗濯物を別々に洗っている人
◆残業のフリをして、カフェで時間をつぶしてから夜遅くに家に帰る人
皆、ごくごく一般的な普通の大人たちである。
私の知り合いだけが例外であるはずもないから、これが世の中の夫婦の縮図であろうと想像している。
***
東京駅近く、丸の内あたりで、フォトウェディングの風景をよく見かける。
その日も、100mくらいずつ離れて、3組ものカップルがカメラマンに写真を撮ってもらっていた。
キラキラと光るウェディングドレスがまぶしい。
となりにはタキシードを着た新郎が、誇らしげにポーズを決めている。
幸福の絶頂にいるカップル達に見とれながら、わたしはふと我に返り、思った。
この3組のカップルの内、1組がいずれ離婚する。
そして残りの2組のうち、1組は不仲のまま婚姻関係を継続する。
そして残りの1組だけは、「円満な結婚生活を送っている」と言いたいところだが、1組に満たない、小数点がつくだろうと推測する。
誰もが「この人と幸福に生きてゆこう」と、そう思って結婚したにもかかわらず、現実はとても厳しい。
***
結婚してしばらく経つと、多くの知人が口をそろえて言いはじめた。
「結婚相手をまちがえた」
「子供にとって、(相手は)いい親と思えない」
「相手のことは、もうあきらめた」
DVや不倫や、借金、酒乱などで、困り果てている……というのではない。
普通に暮らしている中で、日常的に、些細なことでケンカになってしまう。
なぜ、自分がこれほど説明しているのに、分かってもらえないのか。
なぜ、相手は、それをするのか、あるいは、してくれないのか。
……もう、ムリかも。
知人たちが、そう言ってため息をついた。
それでも日々、みんな忙しい。
不満とストレスをかかえながらも、時間はどんどん過ぎてゆき、気づけば20年以上が経っている。
私は、いつも思っていた。
いいの、それで? と。
私たち夫婦だって、いつも順風満帆だったわけでは、もちろんない。
しかし、もっとも身近なパートナーと、不仲のまま暮らし続けるなんて、何よりも、自分に対する冒とくではないか。
だから、私はいつも真剣であった。
一緒に生きると決めたからには「2人ともが心地よく、楽しく、幸せだと思えるような暮らし」を創り上げてみせようと。
私は「つまらん相手を選んでしまった」などと、後悔しつつあきらめて人生を終えるなんて、まっぴらごめんだった。
それだったら、飢えて死にかけようとも、ひとりで生きた方が、どれほど幸福なことか。
だが、それらの思いを、友人たちにはうまく伝えられずに生きてきた。
自分の愛や勇気のなさに、ある種の罪悪感を感じながら、一方でこうも思っていた。
「結婚なんて、そんなもの」と決めてかかる人や、「いろいろあるの」という便利な言葉で真の問題から逃げたり、「もういいの」と諦めている人に、届く言葉なんて、ひとつもない、と。
前のめりになって、「なぜ自分たちの結婚生活はうまくいかないのか、もっといいパートナーシップを築きたい、その方法を知りたい」と考える人だけに、その言葉は届く、と。
この記事は、そういう人たちのためだけに書いた、私にとっての初の有料記事である。
本来なら、この記事は「結婚する前に」読んでほしい内容でもある。
有益な知識や知恵は、早くに手に入れた方がいいに決まっているからである。
もしも私に年頃の子供がいたなら、口酸っぱくして、この記事の内容を伝えていることだろう。
しかし一方で、こうも思う。
「自分以外の他者と生きる」、そのリアルを真に知るのは、実際に味わってみてからのことだと。
皮肉だが、「若い」ということは、そういうことだ。
知らないままに、結婚生活は、はじまるのである。
だから友人たちが、「こんなはずじゃなかった!」と思うのも、ある意味しかたのないことでもある。
それでも私はいつも「まだあきらめるなよ!!」と声を大にして言いたかった。
だって、寿命が尽きるまで、あと何十年あると思っているんだ!?
あと30年も40年も、ずっと相手にイラつきながら、うんざりしながら、そんな自分に自己嫌悪しながら、ひとつ屋根の下で暮らしてゆくつもりか!?
「そうだよ」と言われたら返す言葉がない(笑)
あなたは、いかがだろう?
満足のいくパートナーシップを結べているだろうか?
「この相手と一緒になってよかった」と思えているだろうか?
だったら、いいのだが。
この記事の目的は、たったひとつである。
未婚でも既婚でも、あなたが今より、2倍、3倍、幸福なパートナーシップを築くためのカギを手に入れていただくこと。
シンプルにそれに尽きる。
お渡しするカギは、けっして魔法のようなカギではない。
あなたが自分の心に、そして相手の心に、真摯に働きかけるための「本質的で、現実的なカギ」である。
・多くの人が勘ちがいしている結婚の「盲点」「まちがい」とは?
・相手はなぜ、こちらを理解しようとせず反論ばかりしてくるのか?
・ぎくしゃくした夫婦関係を改善するために何ができるのか?
・男女がパートナーになり、幸福に生きるための本質的回答とは?
・結婚相談所やマッチングアプリの「相手えらび」のコツは?
あなたにとって、おそらく耳の痛いことも書いてある。
しかし、いわゆる「相手に感謝の言葉を忘れずに伝えよう」「ふたりの時間を増やそう」などという、毒にも薬にもならん話はもううんざりである……という人におすすめである。
男と女がカップルになり、一生を添い遂げる。
その「無理ゲー」ともいわれる「結婚生活」の本質に、楽しく迫ってみたいと思う。
まわり道のようでいて、核心の部分に近づき、触れることが、実はいちばんの幸福への近道だとわたしは信じている。
記事はなるべく凝縮して書いてはみたが、けっこう長くなってしまった。それでも読もうと思う人だけ、購入を検討して欲しい。
それでは、さっそく本題に入ろう。
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