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呼吸の流れ

ここまで呼吸について細かくお話の方をさせていただきました。

呼吸の流れ(イメージ)


呼吸の流れとしてはイメージとして
息を吸う→気道(頚椎)を通る→胸郭が膨らむ→腰椎・骨盤が安定する
→姿勢が整う

このようなイメージになってきます。
頻呼吸の際はこの気道~胸郭のところで止まってしまい
呼吸補助筋が過活動となり、疲弊し血行不良、その結果、首こりや肩こり
胸椎付近が硬くなり頭部前方変位してしまう形になります。

「頻呼吸のデメリット」
O2(酸素)を多く取り込み、息が吐けない状態になります。
そのため、体内にCO2(二酸化炭素)が多く残ってしまいます。
体内にはO2が多く残っているため、酸素濃度が高い状態になります。

結果、ヘモグロビンとO2の解離が起こりにくい状態となります。

どうなるかというと
O2が多い状態だと脳は体全体に酸素が行き渡っている。と勘違いし
ヘモグロビンとO2の解離が起こりにくい状態になります。
細部へ酸素が行き届きにくくなってしまいます。


ヘモグロビンと酸素

細胞に酸素を運ぶのがヘモグロビンの仕事なのですが
解離がうまくできない状態になるので細胞に酸素を渡すことがうまくできず
生命活動エネルギーのATPの産生がうまくできなくなってきます。
なので疲れやすいなどの症状が現れてきます。

それに伴い、交感神経が優位に働くようになり
体に常に力が入ったような状態になりやすくなってきます。

呼吸一つでも「呼吸運動」と言われるほどなので
体に影響する割合はとても大きくなってきます。

ですので、息を吐ける状態作りがとても大切になってきます。
ぜひ、腹部に手を当てて、お腹と肋骨の動きを感じながら
深呼吸を行うようにしていきましょう。

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