見出し画像

運動会で封印した言葉

みなさんこんにちは。スマイルです。今日は10月末に行われた運動会の練習から当日まで「封印した言葉」についての話です。
封印した言葉・・・・。
それは「団結」です。なぜ封印したかというと、子供たちが団結の大切さを自主的に感じる機会が減ってしまうのではないかと考えたからです。「団結しましょう」「協力しましょう」もちろん言葉にすることは大切で、それを否定するつもりはありません。むしろ先生の考え方をしっかりと伝えなければならない場合もあると思います。しかし、言葉だけの指示ではなく、経験や活動を通じて自発的にその価値を本当の意味で理解することが学びに真の学びになるのではないかと感じたからです。
また、「団結」という言葉は非常に重く、児童・生徒の運動会に対する価値も様々です。まずは、自分なりの目標をもって取り組むこと。そして大いに楽しむこと。この土台があって初めて次に進めると感じます。あくまで学校生活の延長であってゴールではないので、運動会にどれだけ重きをおくかは児童・生徒自身が持つべきものです。
なので、我々教師は、団結という結果が自然に生まれるように、雰囲気づくりや環境を整え、児童・生徒の気持ちに寄り添うことが大切なのだと思います。きっとこの自然発生的な気付きは言葉によって強制されたものとは違い、より持続的に内面に残り、自信や誇りにも繋がってくると思います。
結果的にふりかえりでは、「協力することの大切さを知った運動会だった。」「協力する意味が分かった。」「満足感に満ちあふれている」との内容が多数あった。教師の在り方は難しいが、こういった児童・生徒の気持ちを大切にしながら日々生活していきたい。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集