マガジンのカバー画像

サブカル

6
運営しているクリエイター

記事一覧

基本的なドラムパターンまとめ①

ドラムのお話2回目。今回はポピュラー音楽の基本的なドラムパターンをカタログ的にまとめてみます。よくあるタイプの記事ではありますが、できるだけ網羅的・実用的になるよう目指して整理してみたいと思います。 バスとスネアがタッグで拍を提示しているタイプバスドラムが奇数拍、スネアが偶数拍というふうな役割分担で拍を提示するパターンです。といっても、より目立つスネアのほうがその役割の多くを占めていて、スネアさえ定位置で鳴っていれば拍節感は概ね安定して感じられるものです。そのためバスドラム

阿佐ヶ谷ヤング洋品店旗揚げ

 きっかけはささいな車内での会話からだった。  水道橋博士はラジオ収録を終えて、私の運転するMAZDA車のリアシートに乗り込み日課であるエゴサーチに勤しんでいる。  ルームミラーで様子を伺いながら、ひと段落した頃合いを見計らって声をかけた。 「博士は、最近ライブやりたくなったりしませんか?」 「ライブやりたいよ。俺、全然ライブやるよ」  何故かとても強気に答える博士。しかし、予想以上にしっかり食いついてくれた。手応えを感じる。 「そうですか。実は、テレビもひと段落

恋愛映画にクソほど共感できない私も「はな恋」をみて死んだ

春から新社会人、引っ越してしまうので最後に大好きな友達と「花束みたいな恋をした」を見てきました。 結論から言うと、メンタルがボコボコにされました。 坂元裕二に往復ビンタかまされた気分です。 どれくらい満身創痍になったかというと、動揺しすぎてて信号無視をかましました。 (田舎でよかった)(ごめんなさい) 恋愛描写に関してまあ正直、恋愛に関してはタイトル通り特に共感できずに終わりました。 これから別れるって人とファミレスの前で号泣しながら抱き合う意味も、その後三ヶ月一緒に暮

Junior Senior / D-D-Don't Stop the Beat(2002)

デンマークのユニット、Junior Seniorの1stアルバム、D-D-DON'T DON'T STOP THE BEAT。邦題は『ビートを止めないで』。なんともレトロでキャッチー。 息子が産まれて半年ちょいくらいの頃、友人に渋谷O-EASTでのJAPAN TOURのチケットあるよ〜と誘われ、ありがたく参戦した。 大柄でぽっちゃりしたシニアことJesper Mortensenと、サブカル系イケメンのジュニアことJeppe Laursen。千原兄弟とかみたいにブラザーズか

文庫版が発売!『藝人春秋2 ハカセより愛をこめて』発売中『藝人春秋3 死ぬのは奴らだ』3/9 発売

単行本の発表から3年……。 待望の文庫版が 432ページの超絶ボリュームで 発売されることになりました! 「『藝人春秋』はエネルギーの塊である。 面白かった。 面白すぎた。 僕はエネルギーでぶっ飛んだのだ」 ダースレイダー(解説) 「藝人春秋」では 芸能界に潜入した ルポライターとして 怪人、奇人たちを活写した 水道橋博士が、 今回は週刊文春の 新谷誠編集長(謎のボスM)の命を受けて 「芸能界に潜入したスパイ」として 偉人、怪人、奇人たちをその機密、 タブーにまで触れて

【試し読み】吉田豪著『書評の星座 紙プロ編』より、まえがきを公開!

吉田豪さんのプロレス・格闘技本書評集の第2弾『書評の星座  紙プロ編 吉田豪のプロレス&格闘技本メッタ斬り 1995-2004』が、2月26日(金)に発売されました。 95年より04年まで『紙のプロレス』『紙のプロレスRADICAL』に掲載され、プロレス・格闘技界を騒然とさせた問題連載を完全収録した本書より、吉田さんが当時を振り返った「はじめに」を公開します。 はじめに  05年から03年までの『ゴング格闘技』での連載をまとめた単行本『書評の星座』が予想外に売れたらしくて、