見出し画像

【新聞の読み方⑩―合格に導くモチスキゼミ式「自己PR」「力を注いだこと」の書き方を公開!新聞からPREP法を参考にESを作成しよう】

ESの書き方の秘訣(おさらい含む)です。

【ESの設問は主に4つに集約される(面接もこの4つを中心に聴いてくる)】

●学業
●力を注いだこと
(一番頑張ったこと、困難を乗り越えたことの言い回しのケースが多い。)
●自己PR(強み、長所)
●志望動機の4つについて、作成を求められることが多いですよ。

【最初はESの字数制限にとらわれない】

最初の書き出しは、字数にこだわらないことが大事。
600字、800字になってもよい。1,000字を超えてもよい。
思いのたけを書きまくろう。
そのうえで、言いたいことを集約し、整理しながら削っていく。
語りたいテーマは、一つに絞ることが、本質究明、深堀思考につながり、言葉に迫力が出てくるよ。
●学業は、100字、200字、300字指定のいずれかが多い。
●力を注いだこと、自己PRは、400字指定が多い。
●志望動機は、400、600字以内の出題ケースが目立つ。

【自分の最高のイメージで書こう。】

1.自己PRでは、自己分析で過去の自分にとらわれてはダメ!

冷静に自己分析することは、かまわないが、自分の強みは、現状の力ではなく、「こう成れたらいいな…」の自分を書く。
アルバイト、学業、家事、部・サークル活動で、現在も継続していれば、今日から「最高のイメージ」に向かって行動すればよい。
本番面接は、これから1か月後、2か月後であれば、まだ時間があるのだから、「最高のイメージ」に近づけようと、実現していけば、いいのだ。
「どうせ、自分は…」自分への低い評価は、おさらばしよう!

2. 力を注いだことは、「前向き」「未来志向」で考える。

過去に「誇れることはない…」と低い期待感、自信が持てない時は、たくさんありますよ。
たしかに、自己PR、力を注いだことは、過去の「自分」について表現することだよね。
しかし、「自分」は人生の通過点であり、過去を顧みても、刻一刻、「自分」の価値観、考え方は変わるのだ。
心理学的「認知」のアプローチからいえば、人間は「経験~感情~価値観(価値判断)~考え方」という内省(自問自答)から、価値判断を決めている。

考え直してみよう。「経験から感情が生まれる」ところを素直な「自分」で、前向きに考え直そう。
そうすれば、感情~価値判断が変わり、そして、昨日までの「自分」の考え方が変わり、「未来志向」の「自分」になるのだ。
前向きな「自分のあるべき姿・未来像」(志)を思い浮かべて表現してみよう!

いつも、前向きな考え方を習慣化していくうちに、まわりから認められて、志望企業に求める人材像にも重なっていくことでしょう。
つまり、素直で、本当の「自分」で力を注いでいる価値観、考え方は、採用担当者が納得するものになりますよ。

【新聞からSDS法ないしPREP法の書き方を学び、発想してみる。】

SDS法ないしPREP法にもとづいて発想しながら、字数にこだわらず、思いっきり書き出してみる。

1.SDS法
(1)Summary(全体概要:導入)
(2)Details(詳細説明)
(3)Summary(全体概要:まとめ)
※SDS法の新聞事例
●報道記事
●社説記事、
●コラム記事など

2.PREP法

※PREP法の新聞事例
日頃から、さまざまな文章の言い回し、文章表現、文章構成に触れることが大切!
●文化欄のなかの「ある人物」にせまる記事、紀行記事など、
●スポーツ欄のサッカー、野球、ボクシング、相撲などの解説記事、「あるスポーツ選手」を追いかける記事など
●自己啓発につながる「どのように学ぶか・働くのかについて考える」「社会でいかに役に立つのか」などの記事など
日経新聞でいえば、毎週月曜日掲載の「18歳プラス欄」の記事が好例といえます。
●毎週土曜日掲載の読書欄の講評など

就活モチスキゼミコーチが尊敬してやまない、「物事の見方でシャープに的を得る」プロ野球評論家である権藤博さんの
日経新聞掲載のコラム「悠々球論」はPREPG法でまとめられている。

<参考記事>悠々球論原巨人、伝統復活に期待

〖結論〗
巨人・原辰徳監督は昨季まで通算16年指揮を執り、9度優勝、3度の日本一という成績を残している。名将の名はもう揺らがないが、ヤクルトに連覇を許し、3季ぶりの優勝なるか、という今季は一つの正念場となる。

〖理由〗
常勝巨人を取り戻すためのポイントを一言で表すなら「重み」だ。選手個人の重み、チームの重みという二つの意味がある。

〖具体例〗
巨人は試合の始まりと終わりで、メンバーがガラリと代わることがある。ベンチ入りの選手を余すところなく起用する原監督の手腕によるものだ。それで勝ってきたが、選手が将棋の「歩」のようなコマになり、存在感が薄まる恐れもないではない。
昨季は4年目の直江大輔ら8投手が、プロ初勝利を挙げたことが話題になった。めでたいことだ。しかし、投手の柱を作るには「誰も彼も」ではなく、戸郷翔征を育てたときのように「この選手にかける」という気持ちで起用することも必要だ。
戸郷は良くても悪くても、投げ続けることで選手としての「顔」ができ、重みが出てきた。重みとは何かというと、今日は戸郷か、嫌だなあと相手が思うようになることだ。
打者も同じ。昨季は4番を打っていた岡本和真の6番起用もあった。やむを得ず、ではあったとしても打線全体が軽くなった感じがあった。不思議なもので、相手にとって「4番岡本和」は怖いが「6番岡本和」はそれほどでもない、となる。それが4番の重みというやつだ。
4番にこだわる時代はとっくに終わっている。だが常勝軍団として、のちのちまでファンの記憶に残るチームは4番を軸に、1番から8番まで固定したチームだ。V9時代を持ち出すまでもなく、巨人というチームの重みはそこにある。
不動のオーダーで戦うなんて、今どき古い、といわれるだろう。それでもそうした理想を求めて勝ってみせるのが巨人なのだ。

〖結び〗
「巨人であること」を誰よりも意識しているのが原監督。伝統の重みをV奪回のカギとして、巻き返していくに違いない。

【事実関係を意識する】

5W1Hを意識して、整理する
1.いつ(When)
2.どこで(Where)
3.誰が/誰と(Who)
4.何を(What)
5.なぜ(Why)
6.どのように(How)

【文章を整える・チェックする】

そこから、整理しよう。
●本当に伝えたいこと(「論点」)は、この表現でよいのか?
 この言葉で、相手が納得(「結論」)してくれるか?
●理屈が通っているか?(論理性)
 「論理を構造化する「論点」を頂点に+「結論」+「根拠」(なぜなら…「Why so」、…だから「so What」 )のピラミッド構造に整理する。

(株式会社アンド著『思考法図鑑』より引用)

●心を動かしてもらえるか?(共感性)
言葉に自分の燃えたぎる「気持ち」「魂」を注入する。
●表現が回りくどくないか?(ストレートに伝わるか?)
●単語の意味は、適切か?
 字数を短縮するため、もっと端的な表現はないかな?
調べることが有効だす。おすすめは、デジタル同義語・類義語辞書が便利ですよ。
●誤字・脱字はないか?
 「てにをは」(助詞)、「また、そして、さらに、しかし」(接続詞)が適切か?
どうですか?
明日は、PREP変形法を用いて「志望動機」を書いてみましょう。

※ESがうまく書けない就活生、選考試験でESに課題があり通過できない就活生は、「ビジネス文章のプロフェッショナル」「就活の選考試験対策の専門家」に見てもらうことが、良いでしょう。
よろしければ、就活モチスキゼミコーチに相談してくださいね。

※ぜひ、日経新聞を利用して、どしどし検索しましょう。
日経新聞は、ぜひ読んでもらいたいのですが、経済的にきびしい学生の皆さんは、大学の図書館をフルに利用しましょう。
有料電子版・紙面を自由に読んで、活用できますよ。学費に含まれる図書館のライブラリーをどしどし使いましょう。
アルバイトで、自分に投資ができる人は、2月7日までに申し込めば「2か月間無料キャンペーン」がありますので、申し込んではいかがでしょう。
日経電子版 2カ月無料の初割実施中|日本経済新聞のニュース・専門情報 (nikkei.com)

【就活モチスキゼミコーチが選んだおすすめ記事】

1.1面トップ  デジタル街づくり「実験ありき」で7割成果なし
検証乏しく事業乱立、安易な企業依存多く

<リード文>
国主導のICT(情報通信技術)を使う「デジタル街づくり」の試みがつまずいている。日本経済新聞の調べによると、先駆けとなった10年前の地域実証実験・調査の7割弱で成果が残っていなかった。地域ニーズを見極めず実験ありきで進めた結果だ。自治体の安易な企業依存も目立つ。政府はデジタル田園都市国家構想(総合2面きょうのことば)を掲げるが、検証なき国費投入は新たな無駄を招く。
(島本雄太、藤井将太)

2023/1/12付 日本経済新聞 朝刊

<参考>デジタル街づくり、成果なぜ少ない?

2023年1月12日の日本経済新聞朝刊1面に「デジタル街づくり『実験ありき』、7割成果なし」という記事がありました。スマートシティー事業の先駆けとなった10年前の地域実証実験・調査では、事業の7割弱で成果が残っていませんでした。なぜなのでしょうか。

2023/1/12 7:00 日本経済新聞 電子版

ここが気になる
「ICT街づくり推進事業」の一環で行われた実証実験には実用化に至らないケースが多く見られました。沖縄県久米島町は、離島に無線通信網を整え野菜を携帯端末で販売する実験を2013年度に始めましたが、電波が山林に阻まれ島の半分で使えず打ち切りに。奈良県葛城市も高齢者の活動データから健康指導する実験に臨んだものの、ニーズが少なく事業を中止しました。
背景に国の資金獲得を目的とする自治体の姿勢があります。デジタルに精通する人材やノウハウも少なく、運営を企業に依存することが多いことも成果が少ない原因の一つです。久米島の実験はNECと組んで行われましたが、実験後の運営や失敗時の責任についての取り決めは交わされていませんでした。
国も資金を投じたままで成果を生まない原因の検証を進めず、事業の乱立につながっています。21~22年度には内閣、国土交通など4府省で113件を支援。これとは別に政府が掲げるデジタル田園都市国家構想関連では計600億円を予算計上しました。国や自治体の意識が改善しないまま国費を投入すればさらなる無駄を生みかねません。

2023/1/12 7:00 日本経済新聞 電子版

2.1面 生涯子供なし、日本突出 50歳女性の27% 「結婚困難」が増加

<リード文>
生涯にわたり子を持たない人が増えている。経済協力開発機構(OECD)のデータベースで最新となる1970年に生まれた女性の50歳時点の無子率を比べると、日本は27%と先進国で最も高い。岸田文雄首相は「異次元の少子化対策に挑戦する」としたが、子育て世帯だけでなく子を持つことを諦めている層への目配りも欠かせない。
(福山絵里子)

2023/1/12付 日本経済新聞 朝刊

<参考>[社説]「希望する子ども数」の大幅減に危機感を

若い世代の結婚や出産への意欲が大きく低下している。国立社会保障・人口問題研究所の2021年「出生動向基本調査」によると、未婚の男女(18~34歳)のうち「いずれ結婚するつもり」という人は、男性で81.4%、女性が84.3%と、過去最低になった。
結婚意向のある女性が希望する子ども数の平均も、15年の前回から0.23人も減少し、1.79人と初めて2を割り込んだ。男性も1.82人と、やはり減っている。

新型コロナウイルス禍による先行き不安が、若者の心理に影響したのは確かだ。ただ未婚化や少子化の傾向はコロナ前から明白だった。このままでは少子化が想定以上に加速する。危機感を持って対処する必要がある。
家族を持つかどうかはもちろん個人の選択だが、若者を後ろ向きにさせる環境要因を取り除くのは、政府や企業の責務である。
まずは若い世代の就業支援が求められる。収入が不安定では、結婚や出産には踏みだしにくい。職業能力を伸ばす機会を増やし、非正規雇用から正規雇用への転換や、成長業種への転職などを後押ししたい。生産性向上を通じた企業の着実な賃上げも欠かせない。
未婚者が理想とする女性の生活設計として、仕事と子育ての「両立」という回答が男女ともに初めて最多になった。男性が女性に経済力を期待する傾向も強まっている。男女ともに、仕事と子育てを担いやすくすることが大切だ。

長時間労働の是正や、時間・場所にとらわれない柔軟な働き方の拡充などがカギになる。男性の育休などにより、女性に偏った家事・育児分担を見直すことも重要だ。父親が育児に関わることは子どもにもプラスだ。働き方と意識の改革を急ぎたい。
第1子出産後の女性の就業継続率は今回、7割にまで上昇した。保育の拡充や育児休業制度などが寄与したようだ。ただ派遣やパートではなお出産離職が6割を占める。仕事か出産かの二者択一を迫られることのないよう、育児休業の適用拡大なども課題になる。
いま親になる世代は長年にわたる少子化でそもそも人数が少ない。未婚率の上昇と夫婦が持つ子どもの数の減少も重なり、21年の出生数は約81万人にまで減った。
若い世代が将来に明るい展望を持ち、人生設計に関する自分の希望をかなえられるよう、あらゆる手を打たねばならない。

2022/9/13 19:05 日本経済新聞 電子版

3.2面<社説> 車のソフト開発で先手を(全文掲載)

8日まで米ラスベガスで開かれた世界最大のテクノロジー見本市「CES」では、自動車関連の出展が相次いだ。目立ったのがソフトウエアの技術だ。巨大産業である自動車の中でも新しい分野となる。日本企業には果敢に挑戦し、世界に先駆けてもらいたい。

ひと口に自動車のソフトと言っても範囲は広い。代表的なものでは自動運転や車内エンターテインメント、音声案内も含めた走行支援などが挙がる。これらのアプリケーションを束ねる車載基本ソフト(OS)も自動車各社が開発に着手しているという。
CESでは独コンチネンタルが新開発の運転支援システムを公開したほか、欧州ステランティスは車に関するデータ部門を新たに立ち上げると発表した。
日本勢でもソニーグループとホンダが折半出資するソニー・ホンダモビリティが電気自動車(EV)の試作車を公開した。
注目すべきは航続距離や「走り」といった従来のクルマの価値についてはほとんど言及がなかったことだ。ゲームやセンシングなどソフトの力を世界に問うた。

自動車が巨大産業となっておよそ100年。これまでは内燃機関を中心とするハードの技術を競い合い、3万点もの部品を束ねる「擦り合わせ」の力が問われてきた。ここにソフトという新しい競争軸が加わりつつある。
ソフトの活用では新興の米テスラが先行するが、競争はまだ始まったばかりだ。IT(情報技術)で米国に出遅れた日本にとって巻き返しの好機である。一方で、依然として我が国の経済を支える自動車産業にとっては敗北が許されない分野と言える。

そのためには従来の自動車産業にはない新しい知恵を取り入れる必要がある。ホンダがソニーと手を組んだように、これまでの取引関係にとらわれない柔軟な発想が欠かせない。社員へのデジタル教育も課題になるだろう。
100年ぶりの大変革である。自動車産業の奮起に期待する。

2023/1/12付 日本経済新聞 朝刊

4.15面ビジネス セブンイレブン、AIが発注案 店舗負担減
作業時間4割短縮、加盟店維持・拡大狙う

<リード文>
セブン―イレブン・ジャパンは2023年春にも人工知能(AI)による発注支援システムを全店を対象に導入する。AIが各店舗に応じた発注案を作成することで、フランチャイズチェーン(FC)加盟店の発注作業にかかる時間を約4割減らせる。宅配など店舗のサービスが多様化するなか現場の疲弊はFCからの離脱を招きかねない。作業負担を軽減しFCの店舗網維持や新規のオーナー獲得につなげる。
(吉田啓悟)

2023/1/12付 日本経済新聞 朝刊より引用

5.17面ビジネス 日本ガイシ、EV台頭に備え 素材開発10倍速
100年分の実験データ解析 排ガス浄化需要減、半導体向けに活路

<リード文>
セラミックス大手の日本ガイシが製品の開発期間の短縮を急ぐ。100年以上蓄積してきた実験データを人工知能(AI)に解析させ、材料の開発期間を従来の10分の1に縮める計画だ。半導体製造装置向け部品の熱伝導の向上などにつなげる。電気自動車(EV)の普及を受け、現在主力である自動車の排ガス浄化製品の成長は今後、見込みにくい。材料の開発スピードを加速し、新たな需要を切り開く。

2023/1/12付 日本経済新聞 朝刊

以上
ご精読、どうもありがとうございます。
毎日コツコツ進めていきましょう!
就活モチスキゼミコーチ 山内康義


●就活モチスキゼミコーチに相談(無料)

ESがうまく書けない就活生、
選考試験でESに課題があり通過できない就活生など…

就活に関するお悩み・相談・聞きたいこと何でもお答えします。
★受付中 https://jso.co.jp/consultation.html

スキ・フォロー・サポートをありがとうございます。とても嬉しく、記事投稿の励みになっています。皆さまから頂いた貴重なサポートは、就活モチスキゼミ運営費として使わせていただきます。