就活モチスキコーチ 山内康義

就活で役に立つ新聞、課題図書を教材に、学生たちへ「ものの見方・考え方」を醸成して「生きがい・学びがい・働きがい」を引き出す。就活状況・志向、個性など、就活生一人ひとりの「4つの就業能力」を拡張して、大学知名度・偏差値に関係なく、納得のいく企業や難関・優良企業への合格に導いている。

就活モチスキコーチ 山内康義

就活で役に立つ新聞、課題図書を教材に、学生たちへ「ものの見方・考え方」を醸成して「生きがい・学びがい・働きがい」を引き出す。就活状況・志向、個性など、就活生一人ひとりの「4つの就業能力」を拡張して、大学知名度・偏差値に関係なく、納得のいく企業や難関・優良企業への合格に導いている。

記事一覧

    • 社会全体を俯瞰した上で問題解決を図ろう—日米の生活実態は?「106万円の壁」とは何か?

      米国の大統領選挙、日本の衆議院選挙の結果、物価高に対して明確な対策が求められています。 本日の日経新聞1面では、さっそく主婦のパート労働者、学生のアルバイト労働者の賃金を上げると、配偶者の扶養内で働く人が手取り収入の減少を意識して仕事を自制してしまう年収の壁=税金、社会保険料を払う境目の「106万円の壁」の撤廃に動き出しました。 政権与党の自民党はダメ出しを受けてから、国民民主党の選挙公約を受け入れ、真剣にやりましょうということに見えてしまいますね。 「それなら、最初か

      社会全体を俯瞰した上で問題解決を図ろう—日米の生活実態は?「106万円の壁」とは何か?

      • 期待が高まる哲学どう生かす

        【問題提起】 「失われた30年から脱却できない」「明るい明日が見えない」など不確実・不透明な時代にどう対処すべきか? 私たちの隣国である中国、北朝鮮、ロシアの動きによる安全保障問題もたいへん気になりますが、経済の現状を押さえておきましょう。 【現状】 2000年初頭から米国のテック(デジタル・IT)ビジネスの発展を後押しする投資意欲がさらに高まり、財産所得が家計所得に大きく貢献する姿が実現し、勤労所得と財産所得の比は、 米国の3:1に対して、日本では8:1の差につながって

        期待が高まる哲学どう生かす

        • 日経新聞、朝日新聞2紙の社説で共通に取り上げたテーマ「不登校」について、要約してみましょう。

          こんにちは。 今日は、「社説」について取り上げます。 新聞記事には、出来事を客観的かつ正確に伝える「報道」記事と新聞社が世の中は「こうあるべきだ」「このように考える」などと主張する「論説」「コラム」記事の2種類があります。 日本経済新聞の「論説」「コラム」でいえば、「社説」、「春秋」のほか、海外識者・記者が執筆する「オピニオン」、企業分析「記者の目」や「ビジネスTODAY」、様々な分野の有識者が投稿する「私見卓見」などがあります。 特に「社説」は、各新聞社が主張する顔と

          日経新聞、朝日新聞2紙の社説で共通に取り上げたテーマ「不登校」について、要約してみましょう。

          • 人間は、AIとどのように関わればよいか

            日経新聞クリッピング2024年11月2日(土)― 人間は、AIとどのように関わればよいか 本日、気になる記事は、 総合3面の「ネット検索に転機 チャットGPT、AIとの対話型 質問の意図読み情報要約  「グーグル1強」に風穴」という、私たちにとって身近な問題です。 要約すれば、「チャットGPT」ソフトがネット検索のデータベースに登録している広範なサイト情報から収集して、要約して文章を生成してくれる「対話型AI検索」が、従来の「キーワード型検索」に取って代わって主流になるこ

            人間は、AIとどのように関わればよいか

            • 憲法76条は裁判官の仕事をこんな風に規定する。憲法と法律は分かる。「良心に従う」とはどういうことか。

              日経新聞クリッピング2024年11月1日付けコラム「春秋」から —「良心に従う」とは何か? 「良心に従う」という言葉は、日常のなかでは、なかなか意識されないかもしれません。 しかし、よくよく考えてみると私たちは、仕事や人間関係において「自分にとって、それは正しいことなのか、やるべきことか」と考えています。 また、「良心に従うべきか」「損得で判断すべきか」のいずれかの判断に迫られることが、結構多いものです。 ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、 人は1日

              憲法76条は裁判官の仕事をこんな風に規定する。憲法と法律は分かる。「良心に従う」とはどういうことか。

              • 女子差別撤廃委員会が、夫婦に同姓を義務付けた民法の規定の見直しは是とするが

                2024年10月31日―日経新聞クリッピング 本日の春秋は「蛇足(だそく=余計なこと)の語源を教えてくれています。 「なるほどね…。」納得がいったところで、春秋の筆者は、おととい国連の女子差別撤廃委員会が、夫婦に同姓を義務付けた民法の規定の見直しは是とするが、男系男子の皇位継承を定めた皇室典範の改正まで求めたことについては「蛇足」であると訴えていますね。 そういえば、先日の国政選挙では、「夫婦同姓見直し」が政権選択の焦点の一つになっていましたね。 ちなみに「夫婦同姓が法律

                女子差別撤廃委員会が、夫婦に同姓を義務付けた民法の規定の見直しは是とするが