メーカー業界を見ずに就活するって、本気?
就活ではメーカーを中心に受け、友達の間では製作所コレクターと言われた方からの情報をもとに今回は、
・toB toCの違いから、メーカー就活入門知識
・メーカー業界を見るメリット
・メーカー業界はどうして根強い人気があるのか
をお伝えしていきます。
メーカーと一括りにしても身近な企業から全く知らなかった企業まで本当に幅広いのがメーカー業界。
この業界自分にはないなと思っている方はまだ早いかも?
メーカー業界についての入門知識から、実体験に基づいた就活の進め方までどしどしお伝えしていきます!!
【序章】メーカーという業界・業種について
出典:https://biz-note.jp/industry-research-manufacturing-industry/
「B to B」とは、「Business to Business」という言葉の略語で、「企業間取引」という意味です。企業向けの製品を作っていることをいいます。
上の図を見てみると、B to B メーカーの市場規模は非常に大きいことがわかると思います。
また、「B to C」とは、「Business to Consumer」の略語で、これは「企業と消費者の間の取引」を指します。消費者向けの製品を作っており、みなさんの知っている企業の多くはこちらの業態であると思います。
分け方の考え方はそれぞれなので覚える必要はありませんが、川上川下なんて呼ばれるように製造工程のどの部分を担っているのか、取引先は企業(B to B)なのか消費者(B to C)企業なのかくらいはその企業を見るときに考えるようにするといいでしょう。
より詳しく知りたい方はこの二つの記事を読めばほとんど理解できるはずです!
【参考】⇩
メーカー就活大解剖!
ここからが本番!内定者からのお話をもとにメーカー業界を深堀していきます!
<ポイント>
・企業の製品を好きである必要はない
・多くの就活の軸にあてはまる
・海外で働きたい人も働きたくない人も必要
企業の製品を好きである必要はない!?
よくあるイメージとして、「その会社の製品に愛着がないと内定採れない」というものがありますが実際には違う場合が多いです。
というのもto C メーカーなら一般生活者とも接点が多く、愛着が一つの志望理由に来る可能性もありますが、原料の粉や繊維に恋をしたって言う人はなかなか少ないと思いませんか?B to Bメーカーが世の中にたくさんある中で内定者全員が「この製品との思い出は…」なんて恋焦がれて志望してきていたらさすがの人事担当も疑心暗鬼になります。
きっかけや世の中との接点を考える際に相手企業の製品について語るのは有効ですが、必ずしも製品のことを志望動機や就活の軸に据える必要はないのです。
それではto Bメーカー就活をしていた内定者の方の就活の軸はどのようなものだったのでしょうか?
<就活の軸>
・縁の下の力持ち的な影響力の大きい企業
・海外で働いてみたい
・ホワイト
とのことでした!そしてそれぞれについて言及していただいたところ、
「エネルギー事業とかモビリティとか作っていて、生活者から遠い存在と思われがちやけど生活者に役立っている。(バリバリto Cでやるよりも、縁の下の力持ち的なのが性格に合ってる)
自動車やったら自分のメーカーの車を作って売ることになるけど、部品を作る会社やったらどのメーカーに部品を下ろしてもいいよね、その方が影響力の幅が広くて魅力に感じた。」
「商社とか海運と比べれば行く機会は少ないだろうが、そのほかの要素で比べればメーカーの方が理想的。(後程詳しく)」
ホワイトというのは各人で感じ方は異なるでしょうが、コロナの影響もあまり受けず安定的に収益を出し続けた企業もあれば、これから先を見据えて新規事業にも多く乗り出している企業もあり、みなさんの想像以上にメーカー業界は日々進化しています。年収もおそらく想像以上かなと…!(平均年収には工場で働いている人の収入も含んでおり、総合職採用の場合はそれ以上の額であるということはよくあります。)
多くの就活の軸にあてはまる
先ほどはto Bメーカー志望の内定者の方の就活の軸を見ましたが、メーカー志望の方の就活の軸は多種多様です。
理由は…どんな軸でも大抵は当てはまる企業がメーカー業界にはあるからです。
みなさんの中にはまだ就活の軸と聞いてぴんと来ていない人もいるかと思います。それでも何となく「お金を多く稼ぎたい」「顧客と近しい距離がいい」「マーケティングがやりたい」「日本を支えたい」「海外で活躍したい」「転勤はしたくない」etc…と思っている人はいるのではないでしょうか。
そんな様々な就活の軸にどこかしらのメーカー業界の企業は応えてくれます。
冒頭でも軽く説明した通り、メーカー業界と言っても会社の規模感や顧客の種類、シェア率、作業工程のどの部分を担うかなど企業ごとに異なるため、調べれば必ず自分の希望の多くを叶えてくれる企業が見つかります。
調べてみて改めて考えて、それでも「メーカー業界ないな」と感じるならばそれは大きな一歩であるともいえます!
それは就活の軸と思っていたものが実は自分の本心ではなかったり、就活の軸以外に企業選びの上で大切にしているものがあるということです。
幅広いメーカー業界について深く考えることは「自分には興味がないもの」、逆に「自分が譲れないもの」が見えてくることに繋がります。
海外で働きたい人も働きたくない人も必要
就活の軸の一つとしても挙げられやすい、「海外で働く」ということについて内定者の方からお話を聞きました。
上で「商社とか海運と比べれば行く機会は少ないだろうが、そのほかの要素で比べればメーカーの方が理想的。」とありましたが、その理由は「商社のように食品事業部に入ったらずっとその分野になったり、急に駐在が決まってどっかに行かされたりがない。また、外資は海外の企業だが、海外に行く機会は少ないため違うと感じたから。」とのことでした。
もちろん、これは商社にせよ海運にせよ企業ごとに事情は異なるでしょうが、業界の性質上その分野のプロフェッショナルになることが求められる職種なので確かにずっと同じ分野を担当するケースが多いです。一方でメーカーの海外での仕事は、海外支社のマネジメントをはじめとした様々な役割があります。
「海外で働くこと」に何を求めるかによりますが、メーカーにはずっと常駐する場合もあれば出張という形で何度か足を運ぶ場合、また日本に居ながら海外の市場を相手に指揮を執るなど様々な役割が存在します。つまり企業によっては商社のような働き方もするし、外資のような働き方もするしと選択肢は多種多様ということです。
メーカー業界はその幅広さゆえに自分に合う条件の働き方があります。
見出しの通り、企業によって期待される働き方は異なります。
海外で働きたい人も、そうでない人も必要な業界であることは間違いないです。
まとめ
今既に「メーカーはないな~」なんて言っている人は本当にメーカーのこと知っていましたか?
改めてポイントのおさらいです!
<ポイント>
・企業の製品を好きである必要はない
・多くの就活の軸にあてはまる
・海外で働きたい人も働きたくない人も必要
メーカー業界の業界研究は正直大変です。どんな軸にも当てはまるし、理想的な働き方が見えてくるということは裏を返すとそれだけ多種多様ということです。
もはやメーカー志望という言葉自体が何の意味を示さないことがお分かりいただけたかと思います。
根強い人気がある理由は、知名度の高い企業が多いことや安定性という面だけではなく、自分の就活の軸や理想の働き方にマッチすると考える人が多くいることが要因のひとつであるといえるでしょう。
大変かもですが、一度踏みとどまって今のうちからメーカー業界について考えてみることで自分の好みを知ることができ、これからの就職活動を有利に進められます!!
今回はメーカー業界就活についてお伝えしました!
おわりに
実は今回の記事は弊団体"NewNormal"がお送りするZOOMを使ったラジオ放送で実際に内定者の方をお招きしてお話を聞いた内容をまとめたものでした。
放送中にはよりパーソナルなお話や質疑応答もありもっともっと役立つ情報をお届けしていました!
私たちのお送りするラジオ放送では様々な業界の方をゲストに呼びながら、就活の話だけでなくエンタメ性も求めて楽しく明るく聞いていただけるような内容を60分にギュッと濃縮させて放送しています!
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それでは今回も最後までお読みいただきありがとうございました!