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JRにも値上げの波が来てるが運賃体系が複雑なのはなんとかならないか!?

先日、JR東日本が再来年値上げをする方針だと伝えられた。三島(北海道、四国、九州)会社では続々と値上げが伝えられたが、本島(東日本、東海、西日本)会社での「全面的」値上げは鉄道バリアフリー運賃や消費税関係の値上げ以外では初の発表。


それ以前より、JR西日本では電車特定区間の拡大と運賃区分「大阪環状線」の廃止が来春より始まると伝えられていた。鉄道バリアフリー運賃の絡みでの見直し。JR宝塚線が電車特定区間に入るなど割と利用実態に即していると感じる。

ただこれは大阪環状線内相互間では値上げとなるが、値下げとなる区間も発生している。そして、電車特定区間運賃は区間内相互間利用のみに適用されるので、JR他社またがりの運賃には変動はない。


JR西日本の内容は自社で終わる話しだが、今回の件、NHKの報道ベースの「全面的」という文言が引っかかる。基本的に三島会社へ越境して乗車する場合は三島会社の乗車距離に応じた加算額というのが設定されている。

概ね加算額は本島会社の運賃表と三島会社完結の運賃表の差額である。
一方、本島会社完結であれば、3社とも共通の運賃表を利用しているため、加算額は発生しない。
今回、タイトル通り、「全面的に」値上げとなると、JR他社からのまたがり利用に影響がでる可能性も否定できない。特にJR西日本は東日本と東海の方針に追従する傾向があります。

加算額の概念を利用するのか、本州3社の運賃までが見直しになるのか、それともJR東日本完結利用のみ見直しされるのか、全く分からない。

国鉄解散、JR発足当時の約束が足を引っ張り、JRの運賃計算は複雑怪奇なものとなってしまっている。それゆえに色んな可能性が考えられてどういう内容か読めない。近鉄が値上げを発表した時とそのあたり話が変わってくる。

例えば、新幹線と在来線は別会社で別運賃の路線と思っている人も結構いる。新幹線と在来線の乗車券は一枚でいけるということを知らない方も多く、品川駅などでは乗り換え口では切符を取ってくださいという注意書きがなされていたりしている。

ただEXサービスは新幹線完結で発売されているので使うサービスで運賃体系が変わる。

値上げ自体、経済の仕組み的にある程度やむを得ないもの(納得できないものも多々ある)である。

この際、これ以上複雑怪奇にならないように、運賃は会社毎で打ち切り、新幹線と在来線は別立てにしてしまった方が単純明快な気もする。

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