「健やかに。」アラフォー男子が2024年買ってよかったもの
年の瀬ですね!
むねサンダルです。
川東履物商店という会社で、「HEP」というサンダルブランドを手掛けています。
2024年を振り返ると精神的に、そして肉体的に苦労した1年でした。
平成元年生まれは今年で35歳。
今もまだまだ「若いね」的なことを言われることがあって光栄です!
が、いろんなことに揉まれ酷使した身体は、ときどき「めっちゃしんどい!」と訴えかけてきます。
そこで。
少しでも健やかに生きられるように。
そんな1年を想い、2024年に #買ってよかったもの をまとめます。
1.トータスの腹巻き
購入時期:5月
価格:2,750円(税込)
お腹を温めると健康に良いらしい。ということで、あの窪塚”腸”介さんも愛用のトータス社の腹巻きを購入しました。
こちらのタイプは厚さが本当に薄くて、夏にTシャツ1枚でも周囲にバレません。
それでいて、体感としてお腹(=腸)が冷えず、温かいことを感じられます。冬はホクホク。
私は薄いタイプのスフレワッフルのLサイズ。
色はブルーグレーを使用中です。
薄いタイプですが12月現在の今日も申し分なく、大活躍しています。
結果、冷たいものを飲む暑いシーズンから、肌寒い季節。
おはようから、おやすみまで。
ずっと装着しています。
次は地元、奈良の綿花で作ったこちらを狙っています。↓
ご縁あって、畑を去年見学させていただきました。
それがなんとうちの隣町!
ときどき車で通ってたあの畑で綿花栽培をしてただなんて!
ゼロから無農薬で綿を育てて、それを栽培して希少な綿花からコットンにする…とても苦労があるみたいです。
近所で採れた希少な国産コットン。
どんな風合いなんだろう。
2.木村石鹸のボディ用液体石けん
購入時期:10月
価格:2,420円(税込)
ボディーソープは長らく、他社の製品を使っていました。
ドラッグストアの”泡で出てくるやつ”。
というか、そんなにこだわりも無いタイプ。
液体タイプを自宅で使うのは久しぶりです。
木村石鹸のボディーソープは出張先の宿にあることがあって、今回自宅用に導入。
香りがとても良いです。使っているのはひのきの香りです。
お風呂時間が豊かになります。
そして一番の魅力はその良い香りがクドく無くて、あとを引っ張らないこと。
(香りがキツすぎると、洗い流しても残る強烈なニオイが正直しんどい)
洗い上がりの肌はさっぱりしています。ぬるぬるし過ぎない。
ボディータオルなどと一緒に使うと最高です。めっちゃ泡立つ。
この”泡立てる”という作業もなんか良かったです。
お久しぶりですって感じ。豊か。
結果的に、もともと使っていた他社の泡タイプと比べて、プッシュする回数が減りました。
こちらは木村石鹸百年祭に参加してゲット。
2020年に新設された三重県伊賀にある工場で、名前は「IGA STUDIO PROJECT」。
個人でも工場見学の予約ができるみたいなのでぜひ。
3.イケウチオーガニックのサウナタオル
購入時期:10月
価格:2,970円(税込)
こちらは去年にチャコール色を購入して気に入っていたので、白色を追加購入しました。
こちらも木村石鹸百年祭のときに出店されてて、そのときに。
巷に云う、QOLが上がるアイテム。
言わずもがな銭湯で大活躍です。
まず、大判のバスタオルが不要になって荷物が減ります。
これだと1枚でイケる。
この切り替え部分も絶妙で、使い勝手を良くしてくれてます。
そして。
実は毎日自宅で身体を拭くのにも使っています。
バスタオルだと洗濯ものがかさ張りますが、これだとコンパクトで乾きも早い。面積も取らない。
もちろん余裕で全身拭き切れます。
通販にある商品名のとおりでした。
さらに、このタオルの長さ。
113.7cm(いいサウナ)らしくて粋(意味的価値)です。
それに加えて、機能的価値もあって…
サウナではちょうどこれができるので最高なんです。↓
(水風呂)
(男子が誰も言ってないので言います)
外気浴で顔面と股間を1枚で一遍に隠せるのでちょうどいいです。
詳しくはイケウチオーガニックさんの特集ページを。
サウナ愛好家さんたちのコメントも、たくさん記載されています。
4.芝惣商店の雪駄
購入時期:6月
価格:3,900円
昨今、厚底のランシューやトレッキングシューズがストリートを席巻しています。
そして、インソールは人間工学に基づいた立体的なアーチを支えるものがたくさん並んでる。
何かに支えられて生きていく。
100歳を迎えたとき、本当に
あなたの足はそれで良いのでしょうか。
…という深い理由でもなく。
なんとなく「鼻緒は健康にも良さそうだし、地元で作っている人がいるのなら…」という気持ちでお店に買いに走ったのが、芝惣商店(しばそうしょうてん)さんの雪駄です。
もちろん厚底のはずはなく、比較的ソールは薄め。
お店では、豊富な鼻緒の生地から選ぶことが可能です。
派手なものからシンプル系までたくさんありました。
https://www.instagram.com/p/C_g__vASRwb/?hl=ja
運が良ければ、その場で鼻緒を据えてくれることも。
※おそらく本業の製造が忙しいので、来店前には営業時間のご確認を。
(無難に通販で購入するのが良いと思います)
着用を重ねていくと、鼻緒が馴染んでいくことが視覚的にわかります。
最初は全くの左右対称だけど、左右のクセが付いてくる。
余談ですが、ベアフットと呼ばれる人間本来の足の感覚や動きを取り戻す価値観が、厚底の世界と相反するようにニッチな世界で浸透し始めているのは事実です。
来年の2025年夏(もう少し時間が掛かるかも?)にはワラーチタイプなど、よりプリミティブなサンダルが流行し、ストリートに浸透するかもしれません。
そういうサンダルも、開発しようと思います。
そんな人本来の動作を鍛えられそうな履き心地の製品が、5つ目のこちら。
5.MARUGOの足袋シューズ
購入時期:10月
価格:13,200円(税込)
健康のため…が続きます。
アラフォー男子の健やかに生きる道。
今度は1日8000歩を目指して、朝や夜中に近所を歩きはじめました。
そのときに履いているのがMARUGOの足袋シューズです。
メーカーのMARUGOさんは地下足袋が出自で、現在も色々な足袋シューズをリリースされています。
職人用(ガチ)からファッション向けの仕様まで様々。
中でも私が買った足袋シューズは運動用のシリーズ。
めっちゃ良いです。
ナニが良いかというと、地面を踏みしめている感覚をしっかりと感じられる設計。
そしてソールの薄さと柔らかさです。
歩道のブロックや土とアスファルトの硬さの違いなど、普段の靴底の厚みだと感じられないような感覚を、足裏から全身で得られます。
硬くてデコボコした地面では最初、違和感(個人的には痛みではない)を感じるはずです。
それが歩いていて生々しく、おもしろいです。
アッパーと中底が一体となって編まれたニット素材は、フィット感がとても良いです。
つま先は、このようにまた割れしています。
このとき、靴下は基本的に薄いものをチョイスしています。
当然ですが、分厚いと足入れ感が窮屈になるからです。
靴下のつま先の形状は鼻緒タイプか、あるいは普通の靴下の親指と人差し指の間をムギュッとして履いたりと、日によります。
(あまり神経質に靴下を選んでないかもです)
ちなみに、人によっては裸足で履く方もいるみたいです。
(中敷きが標準搭載されていますが、外して履いても良いみたい)
あとは、地味にシューレースが無いこともポイントが高い。
ウォーキングに出かけるとき、玄関でイチイチ靴紐を結ばなくて済むからです。
ぱっと履ける。楽。最高。
これで近所を夜な夜な散歩しまくっています。
誰も居ない寂れた商店街や、場末のスナックをディグってみたり。
これを履いて歩くのが楽しいです。
強いて言うならフィット感が良い(良すぎる)ので、サイズ選びを間違うと辛いと思います。
というかキツい思いをしちゃう。
できれば、事前の試着を勧めたいアイテムです。
私は岡山県倉敷の工場を見学させていただき、隣接するファクトリーショップで購入しました。
同じ履物を手掛けている身として、たくさんの学びがある工場見学でした。
ラスト(木型)の形状も違うし、設計やアプローチも異なる。
とても緻密に研究・開発されている丸五さん。
見学させていただき、ありがとうございました!
6.四千年続く綴織。SOHACHIの関守石
購入時期:3月
価格:9,000円
健康…祈り始めます。
四千年続く綴織(つづれおり)を継承する清原織物。
その十一代当主である清原聖司さんがデザインと制作に携わるプログラム「SOHACHI」。
そのシリーズから関守石を迎え入れました。
関守石に用いる糸は、緞帳(どんちょう)に使用する糸からサンプリングされたもの。
そう、清原織物さんは舞台装飾や緞帳を設計・施工されています。
清原さん自ら石の採取、セレクトした糸で絞められています。
釈迦に説法ですが、関守石とは以下。
そして、商品ページにはこのようなキャプションがあります。
今年の春に、自店である奈良の「ヘップランド」にてPOPUPを開催させていただきました。
見るのも、選ぶのも美しい、関守石たちでした。
以上となります。
来年2025年は飛躍の年となるよう、すでに色んなことを仕込み中です。
サンダルブランド「HEP」ほか、川東履物商店とむねサンダルをどうぞよろしくお願いします!