腰痛について③【ぎっくり腰(局所的な痛み)】
こんにちは!ネット治療院です!!
本日も皆様のためになる情報をご提供していきたいなと思います!
腰痛について② ~腰痛の種類について~の続きになります。
前回のおさらいをザックリとしていきます。
局所的な痛みこれはもっとも多いタイプの腰痛です。
その名の通り痛みが腰周辺の領域に局所的(限定的)に痛みが出ます。
このタイプの腰痛は、いわゆるケガによって起こることが多いです。
みなさんもご存じの「ぎっくり腰」も局所的な痛みの腰痛に該当します。
また、痛みの出方にも種類があって、痛めたばかりいわゆる急性期の痛みに関しては鋭い痛みが出たり、痛めてから時間が経っていたり慢性的な腰痛になってくると、重い鈍痛のような痛みが出たりします。
痛みの頻度に関してもいろいろあり、常に痛みを伴う場合と、時と場合によって痛みが強くなったり、緩和されたりすることもあります。
1.ぎっくり腰とは?
では今回は、局所的な痛みの中でも特に多い「ぎっくり腰」についてお話ししていきます。
まず、皆さんが知っている「ぎっくり腰」はいわゆる通称であり、正式名称ではありません。
おそらく痛めた時の痛め方がそのまま名前になったのでしょう。
そもそも「ぎっくり」という言葉の由来は、不意を突かれて驚き動揺するさまの「びっくり」が語源だそうで、「びっくり」がなまって「ぎっくり」になったそうです。
皆さんの「ぎっくり腰」のイメージも、重い物を持ち上げた時にギクッ!!とか、ふとした瞬間にピキッ!!と痛めたものをいわゆる「ぎっくり腰」と呼んでいると思います。
ちなみに西洋では「魔女の一撃」と言われています。
なんかロールプレイングゲームの必殺技みたいな名前ですよね?笑
じゃあ「ぎっくり腰」の正式名称は?
正式には、「急性腰痛」と言います。読んで字の如く、急性の腰痛です。
これだけだと少しピンとこないと思いますので、もう少し分かりやすくお話しします。
まず腰痛には大きく分けて2つあります。
「急性腰痛」と「慢性腰痛」があります。
「急性腰痛」とは、何らかの動作や原因によって急激に腰を痛めたもので、一般的には痛めてから4週間以内の腰痛を指します。
「慢性腰痛」とは、日々の負担の小さな蓄積や急性腰痛を完治させずに放置したもの、骨に問題があるものなど様々で、一般的には痛めてから3ヶ月以上経った腰痛を指します。
(急性期間と慢性期間の間は亜急性と言います)
「ぎっくり腰」を完治させないと、慢性腰痛の元になります。
2.ぎっくり腰の原因
では、ぎっくり腰の原因にはどのようなものがあるでしょうか?
ぎっくり腰の原因は主に以下の2つが挙げられます。
**・腰の筋肉を痛めたことによる腰痛
・関節のズレによる腰痛
**
主にこの2つが挙げられます。
①腰の筋肉を痛めたことによる腰痛は、重い物を持ち上げたり、腰を捻ったりした際に痛めることが多いです。くしゃみをしたらぎっくり腰になってそのまま動けなくなったという話なんかもありますね。
②関節のズレによる腰痛は、主に「仙腸関節」という関節に多いです。「仙腸関節」とは、骨盤にある関節です。骨盤は真ん中の仙骨という骨にゾウの耳のような骨が左右にくっついています。その繋ぎ目にあるのが「仙腸関節」です。ここになんらかのズレが生じると「ぎっくり腰」になります。
ただここで1つ言えることは、何らかの原因で腰の筋肉を痛めたにせよ、関節にズレが生じたにせよ、共通していることは「日々の負担の積み重ねが、あることを引き金にぎっくり腰を発症する」と言うことです。重い物を持ち上げたにせよ、腰を捻って痛めたにせよ、それはあくまで引き金であり、それが原因のすべてではないのです。
3.ぎっくり腰になりやすい人
では、どのような人が「ぎっくり腰」になりやすいのでしょうか?
**・歩く習慣や運動する習慣がない人
・デスクワークが中心の仕事
・立ち仕事や重い物を持つ重労働
・冷え性
・肥満体型
**
などが挙げられます。
歩く習慣や運動する習慣がない人は、筋肉の柔軟性がなく筋肉量も低いです。
デスクワークの人は同じ姿勢が多い為、筋肉の柔軟性が失われやすく血流も悪くなりやすいです。
立ち仕事や重い物を持つ重労働の人も、腰への負担が多く腰まわりの筋肉の柔軟性が失われやすいです。
冷え性の人は血流が悪く、逆を言えば筋肉が硬いもしくは筋肉量が少ない為に、冷え性になりやすいです。
肥満体型の人は腹筋と背筋が弱く、これもやはり筋肉量が少ないと言えます。
つまりすべてのことで共通しているのは、、、
**・筋肉の柔軟性がない
・筋肉量が少ない
**
ということです。
4.最後に
「ぎっくり腰」実は私も経験ありますが、、、めちゃくちゃ痛いです!!!
まったく動けません!!!笑
この記事を読んでくださった方の中には、すでに「ぎっくり腰」経験者の方もいれば、慢性腰痛だけどまだ「ぎっくり腰」はやったことない方もいるかと思います。
まだなったことがない人はまだ間に合います!!!
今すぐ対策をしましょう!!
運動できるといいですが、なかなかすぐに始められないですよね~
そんな人はまず歩くことから始めましょう!
歩くってすごく大事で、歩くことを継続的に行うことでしか鍛えられない筋肉もあり、継続的に歩いて鍛えた筋肉は簡単には落ちません。
毎日少しでも歩いてお風呂上りにストレッチをするだけでも、かなり「ぎっくり腰」のリスクを回避できます。
腰痛シリーズの最後には腰痛対策の体操やストレッチ、筋トレをご紹介しますのでぜひ楽しみにしていてくださいね!
今回も長文お読みいただきありがとうございました。