たくさんの方々の優しさにふれた今朝の出来事。
今朝、仕事へ行く準備をしていると私の携帯電話が鳴りました。
何事かと思い、慌てて電話を手にすると、通学途中の家族からの電話でした。
頼りなげな声で、ボソボソ話し始め、なんだか要領を得ない。
今どこで、何が起きているのか尋ねると、どうも電車の中で気分が悪くなってしまい、乗り換え駅で降りたところで吐いてしまったとのこと。
朝ご飯をしっかり食べて、元気に家を出て行った家族に何があったのか?!
あまりに突然のことで、驚いてしまい、
周りの方々のご迷惑にならなかったか?
自分で処理できたのか?
今はどんな状況なのか?
などなど矢継ぎ早に質問してしまいました。
落ち着いて話を聞いてみると、今は駅の事務室にいるとのこと。
具合が悪くなった家族を心配して声をかけてくださった方が、近くの駅員さんに連絡してくださり、その後は駅員さん達がいろいろお世話をしてくださったそうです。
一通り聞き終わった後で、駅員さんに電話を代っていただき、お礼を申し上げました。
その後、家族を最寄り駅まで迎えに行き、戻ってきた家族の様子は案外元気そうだったので、ホッとしました。
何があったのか車を走らせながら尋ねると、
どうも、乗った電車が久しぶりに満員で身動きが取れなかったこと、マスクをしていたこと、今日から冬服での登校が始まり、慣れていなかったこと、さらには腹痛が重なり、電車に酔ってしまったみたいです。
コロナウィルス感染症が広がる前は、毎日ぎゅうぎゅうの満員電車に揺られて登校していたのですが、最近はやや余裕のある混雑具合だったそうで、久しぶりの満員電車にマスク、さらには腹痛で、そうとう応えたようです。
汚れてしまった制服は綺麗に拭いてあり、カバンは大きなビニール袋に入っていました。
憔悴していた家族に、駅員さん達が優しく話しかけながら対応してくださり、とても安心したそうです。
電話でお礼を申し上げた際にも、
『全く問題ありませんよ、それよりお子さんをどう致しましょうか?』
と、家族のことを心配してくださいました。
いつもは、万が一のためにエチケット袋をカバンに入れてあります。
ですが、この連休中に家族は珍しくカバンの中を整理しました。その際に入れ忘れたようで、探しても見つからなかったと残念そうにしていました。
肝心な時に入っていないのでは・・・ふぅっ(溜め息)
明日からは毎朝持ち物チェックかな。
朝のお忙しい時間に、駅員さんに大変なご迷惑をおかけしました。
コロナ感染症が収束していない状況で、具合の悪い方々のお世話をするのは、とても勇気がいりますし、大変なことです。
その様な中で、お仕事とは言え、親身になって家族を介抱していただき、励ましてくださったことに、ただただ頭が下がる思いです。
明日、直接お礼に伺おうと思っています。
今回の出来事で、あらためて私達は沢山の方々に見守られ、助けられて生きているのだな、と痛感しました。
家族を心配してお声をかけてくださった方、心配しながら見守ってくださった方々に心から感謝申し上げます。
おかげさまで、家族はもうすっかり元気いっぱいです。
私も少しでも誰かのお役に立てるよう、困っている方がいたら、今まで以上に積極的にお声をかけさせていただこうと心に決めました。
家族も同じ思いでいます。
みなさま、本日はありがとうございました。