最近、心に響いた言葉
You cannot teach a man anything, you can only help him find it within himself.(人にものを教えることはできない。みずから気づく手助けができるだけだ)By Galileo Galilei (ガリレオ・ガリレイ)
このところ子育てで試行錯誤している私に、お世話になっている教育コンサルタントのO先生が教えてくださった言葉です。
O先生は『親がいかに子供を放置できるか』が重要だとおっしゃっていて、聞く耳を持たない子供に誰が何を言っても無駄です!と、キッパリ。
大人は子供の興味・関心・好奇心を育てる手伝をしてもいいが、それが押しつけであってはいけない。強い3K(興味・関心・好奇心)があればこそ、自分自身で未来を切り開くことができる。
親は親の人生を、子供は子供の人生を生きろと常々言われています。
周りに振り回されることなく、自分で気がついて、自分で判断して、計画して行動ができる、1人で生きていける自立した人間にならないといけないとおっしゃっているのだと考えています。
全く以て、その通りだといつも思っています。
ですが私はバカ親なので、ついつい口出ししてしまうのです。
大人には経験があります。だから未来に、どんな困難が待ち受けていて、何が起こるのか予測が出来てしまいます。
私は不安なので自分が予測した結果をもとに、あーしろ、こーしろと指示をしてしまいます。
でも、先生曰く『子供は経験が無いから、言っても分かりませんよ』と。
そうですよね・・・そうなんですよね。
しかも、その予測はあくまでも私の経験から導いたものであり、私の価値観なのです。これから先の未来に私の過去の経験が役に立つかどうかは、実はまったく分からないことなのですよね。
悶々としていたところに先生からガリレオの言葉。
ああ、昔からから賢い人は分かっているのだ!!!
ガリレオの言葉は私の胸にザックリと刺さりました。
結局、自分自身で気がつかなければ、何も変わらない。親(他人)が出来ることなど限られているのですね。
将来苦労することになっても、それはその人の責任であって、その人の人生なんですよね。
そうと分かっていても、私は心配で不満を口に出してしまうのだろうな~。
でも、これからは文句は言っても、自分の人生観や経験を持ちだして、それを押しつけるようなことは言わないように気をつけようと思いました。
私は私の人生を生きなくてはいけない。
いろいろと考える機会を与えてくれた深い言葉でした。