「“ADHD”について」/ キャパオーバー
前回の話はこちら▼
〜衝動性〜
⑧計画せず行動してしまう
後先考えず、計画せずに行動してしまう。
これに関しては、むしろ短所ではなく長所だと思っている。
私の1番の長所は「行動力」だと思っているし、就活でも「行動力があります!」をアピールポイントにしてきた。
例えば、高校の頃は、
・美術部とファッション部を兼部。
ファッション部では、文化祭のファッションショーの衣装を制作した。
・高3の頃、体育祭の制作チームの副リーダーを務める。
大学では、
・軽音楽サークルに入部。
バンドを組み、これまで弾いたことがなかったベースに挑戦。
・学園祭執行部に入部。学園祭の装飾となる立体オブジェを制作。
・新店舗のガールズバーの壁画を制作。
・100名が参加する展示会の代表を務め、企画・運営を行う。合計3回開催。
(「こういう展示をやってみたい!」とSNSで発信したところ、奇跡的に実現することができた。)
作家としても参加。
・友人と数名でグループ展を開催。(2回)
大学卒業後、約10ヶ月間のフリーター期間には、
・展示×ライブのイベントを企画・運営。
2回開催し、作家としても参加。
・SNSで作家活動を始める。
・noteを始める。
・コミティアに参加。
・コピバンのイベントに参加。(ベースを演奏)
・ギターの練習を始める
そして最近は、数年後に個展をやろうと思い、計画を始めた。
また、漫画を描き始めてみた。
その他にも、見に行きたいライブや展示など、「迷ったらとりあえず行く!」の精神で生きてきた。
(最近はお金の節約のために減らしてきてはいる。)
こんな感じで、後先考えずに行動してしまう「行動力」は、わたしの場合、短所というよりむしろ長所となっている。
この「無計画さ」や「行動力」が短所となる場面は、
色々なことに手を出しすぎてキャパオーバーになってしまうことだ。
大学の頃、興味があることに手を出しすぎて何度かキャパオーバーになってしまった。
せっかく本気でやりたいと思ったことなのに、結局全てが中途半端になり、どうにもできなくなって病んで、を繰り返していた。
特に、
・大学1年の5月頃
・大学1年の10月頃
・大学3年12月頃
・大学3年の2月頃
・大学4年の終わり頃
が酷かった。
まずは、大学1年の5月頃。
・授業課題の締切がほぼすべて被る(6個くらい)。
・軽音サークルでの初めてのライブ本番がある。
(初心者だったので毎日練習しても追いつかない)
・学園祭執行部での制作物のデザイン案の締切がある。
・オープンキャンパス委員に入ったため、その仕事もある。
・学園祭執行部やオープンキャンパス委員の集まりも時々入る。
・アルバイト(コンビニ)もある。
という感じで、人生で1番忙しい月だったと思う。
何もかもが中途半端で、手をつけられないものもあったりして、本当に泣きそうだった。
次に、大学1年の10月頃。
・学園祭執行部でのオブジェ制作で、毎日夜20時頃まで拘束される。
・軽音サークルで、学園祭のライブに出演するためにバンドを組んでいたので、その練習。
(時間がなさすぎてほとんど練習できなかった。)
・学園祭の「絵本展」に展示する、絵本の制作。
(時間がなさすぎて作り終わらず、結局終わらないまま展示することになってしまった。)
・授業課題もいくつか出ていた。
(授業の空きコマにはオブジェ制作の方に行ってしまっていたので、課題はほぼ手をつけなかった。)
といった感じだ。
学園祭執行部だけでも、拘束時間も体力もかなり削られるのに、他のものに手がつけられるわけがない!といった感じだった。
あまりにもやるべきことが多すぎて、1週間先くらいまで、1時間単位で細かくスケジュールを立てないと終わらない(立てても終わらない)レベルだった。
忙しすぎて、もう全部が面倒臭くて、本当に人生を辞めたくなったレベル。
また、大学1年の頃は、
取っていた授業が多かったため、一度に5つくらいのレポートの提出締切が被ったりしていた。
次に、大学3年の12月頃。
・運営している展示会(100名規模)の準備と本番
・必修の授業課題(個人課題のものとグループワークのもの1つずつ)の締切
が被り、死にそうだった。
展示会の準備と、授業課題のグループワークが全く同じ日に被ってしまった日は、丸一日学校中を行ったり来たりしていて、ご飯を食べる暇もトイレに行く暇もないレベルだった。
また、この時期には、時間がなさすぎて、選択授業への出席や課題を諦め、取っていた授業も2.3個 単位を落としてしまった。
大学3年の2月頃。
・運営した展示会を京都でも開催することになり、3日くらい泊まり込みで設営
・↑とは別のグループ展を友人と開催することになり、それの準備+本番の在廊
・就職活動を始めた。
(業界研究、自己分析、いくつものエントリーシートの締切)
といった感じだった。
大学4年は、基本的に、
就職活動、卒業制作、アルバイト
で忙しすぎてずっと死んでいた。
・就活→落ちまくって合計で43社応募したので、常に何かしらの締切に追われている状態。
・卒業制作→就活がなかなか終わらなかったので、なかなか取り掛かることができなかった。
毎日やり続けても全く終わらなかった。
・アルバイト(居酒屋)→私含め4名しかバイトがいない状態だったので、1ヶ月の3分の1くらいはシフトが入っていた。
最後に、大学4年の終わり頃。
・運転免許を取るため、2週間の免許合宿。
・軽音サークルでの卒業ライブのための練習。
・友人と数名での企画展に向けた、作品作りや準備。
・4月から入社する会社の入社手続き(書類を書いたり)
といった感じだ。
本当に酷い時は、こんな感じでキャパオーバーになり、やるべきことが全く終わらずに病みまくり、もうとりあえず早く死にたい‼️という状態になってしまっていた。
長くなってしまったが、「行動力がある」ことの1番の難点は、この「キャパオーバーになる」ことだと思う。
◯対処法
これに関してはとにかく、「自分のキャパを考える」こと!!
興味持ったことに挑戦する際には、必ず「他のことと両立ができるのか」を考え、少しでも難しいと思ったら一旦辞めておく。
いくら自分やりたいとであっても、結局中途半端で終わってしまって病んで死にたくなるくらいなら、初めからやらない方が良いに決まっている。
ただ、どんなことでも諦めてしまうのではなく、自分の最大限のキャパの中で挑戦してみる。
度合いがなかなか難しいが、「キャパオーバーで病んでいる状態」と、「暇すぎて何もできていない状態」の両方を経験してからじゃないと、自分のキャパを完全に把握することはできないと思う。
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