日なたとたんぽぽ(柴田文)を読んだので感想
こんなにこころがほんわかするマンガがあっていいのか!!!!!!!!
こんなにキャラクターに寄り添いたくなるマンガがあっていいのか!!!!
ベットに飛び込んでウツボのデスロールしたくなるくらい作品が尊い!!!
尊すぎる!!!!!!!!
二人は過去にも知らないうちにある形で出会っていたみたいだけど。大きくなってから二人が『見知らぬ人』として出会って、そうして二人で暮らしていくことになって……
もうこの時点で羨ましすぎる。こんなに人と人とが関わり合って生きていくような世界が本当にあるんだろうか。私がそういった世界とは無縁だから羨ましく感じるというのもあるけどさ。
もちろん私も昔はそういった経験はあったよ。ご近所さんとおかずの助け合いしてたり、ものもらったりとか。お家に上がらせてもらったりとか。
そうなんよ。小さいときはほんとにそういうことたくさんできてたんよ。
でも今はさ、どうよ。東京でひとりで住んでてさ。そういうことができたためしないし。そもそも私がやろうと思ったことすらないし。なんか余裕がないみたいやけど、本当は私、時間もたんまりあるんやし、そういうことやれへんのは、心の余裕がないっちゅうことなんかな。
このマンガ読んでると、二人の眩しい姿がほんとうに羨ましくてさ。こころがほんわかすると同時に、いまの私の生活と比較してしまうんよ。そうなるとな、ちょっと胸がきゅっと縮こまってな。
本の感想というより、じぶんのこころのなか吐き出してるみたいな感じになってしもたけど。私のマンガとか本とか読むスタイルって基本こんな感じやもんで。自分と照らし合わせながら読んでくのが多いもんで。
私も二人みたいにさ。いろいろ悩んでることあんねんな。やから二人が頑張って生きてるとこ見ると、自分も諦めたらあかんなって思う。
身近なひともそうやし、ふだんは言葉を交わさへん東京のご近所さんもそうやし。友達も教授も研究室の先輩もそうやし。結局は頑張ろうって思えるのは、大抵の場合は人と人との関わり合いのなかで生まれるもんなんやなぁ。
と、そんなことをこのマンガを読んで感じたものでして。なんか前向きな気持ちになれたわぁ。ありがとなぁ。
他の作品も読んでみたいと思います。
ありがとう、柴田文先生。