詩歌ユニット「眠い森林」について
「私たち、あんなにも詩のことをずっと思っていたのに書かなくなっちゃったね」
「義務感じゃなくて、書きたいことがいっぱいあったはずなのに」
大学時代、現代詩創作ゼミに所属していた。
毎週毎週、何編も書いては合評して、とにかく書いて、苦しいことも楽しいことも詩にしてきた。
書くって行為はとてもエネルギーがいる行為。
自分と戦って、許して、あがいて、の繰り返しの中で私たちは懸命に生き続けようとした。
けど、社会人になった今、あの頃ほどのエネルギーを持って「詩を書くこと」だけに前のめりのまま突き進むことは難しくて。
本気で向き合えてない自分をあの頃の自分がどう思うかと考えると、何も言えなくなってしまって。
そっと距離を置いた方がいいんじゃないか。そんなことを考えた時もあった。
でも私たちはやっぱり書きたい。
詩と自分と何回でも喧嘩しても、言葉と向き合わないとダメなんだ。
そんな思いから立ち上げたのが、この詩歌ユニット「眠い森林」。
これから月に一度、詠題を募って詩を書いていきます。
作風も生き様も全く違うふたりですが、どうぞよろしくお願いします。
・筆者紹介
ねむみ えり(@noserabbit_e)
猫とチョコが好き。いつも眠い。
どうにか生きてる。
森田 玲花(@mrtriksty)
1992生まれの詩人(仮)。
詩と短歌、ときどきエッセイ。
貴方に致命傷を与えたい。