雑記17

太極拳の見本になったこと

大学の授業で太極拳をやった。必修授業だった。
私はそういうちょっと訳のわからないものが好きだ。
なんでやらなきゃいけないんだろうなどと考えることはもうやめていたのだ。
割と張り切って一生懸命やる。
ある日先生が「ねこさん、ちょっと前に出て、見本やって。」と言うので、私は若干鼻の穴を膨らませながら見本になった。
ある型のところで先生が「はい、そのままストップ。みんな見てください。この姿勢。これが悪い見本です。」と言った。
私は、本当は、もう、その場にぶっ倒れて腹を抱えて大笑いしたかったけれど、授業中なので我慢した。

引きこもり日記

ルナルナに、
『今日は洋服にオレンジ系の明るい色を取り入れて、あなたの元気を周りの人にもわけてあげて🧡』
と書いてあったが、自分を見たら黒と紺を着てたし、オレンジなんて明るい色の服を持っていないし、引きこもりなので周りに人がいない。
2019.1.17

夫婦の不仲と悪夢のこと

ある時期、私が悪夢にうなされて寝ながら震えている事が何度かあって（うっすら意識はあるけど動けない）、すると何故か必ず夫が私を包んで震える腕をしばらく撫でて、それからギュウっと抱きしめてくれた。
私はだんだん落ち着いて、安心してまた眠ってしまった。
その頃、修復不可能と思うくらい夫とうまくいってなかった終盤あたりだったのだけれど、ウトウトと眠りに付きながら、夫婦っていいこともあるなぁと思った。

ある夜のこと

私の前に長男がいて、私の横に次男がいて、私の後ろのソファには夫がいて。
ひとりずつ顔を見たら全員好きで、好きな人たちと一緒に暮らしてるって、こんな幸せなことある？
と思いながらひとしきり笑った後に涙ぐんでしまった。
長男と次男は訳もわからず私に釣られて笑った後、突然涙ぐむ私に困惑し、夫は終始無反応だった。
その後すぐ、夫が私の手にトカゲのおもちゃを乗せてきて、ちょっと嫌いになった。

読書感想文

『花のベッドでひるねして』よしもとばなな

どういう人生を歩むかは、日常で起こることや周りに生きる人たちを、自分がどう捉えるかだ。
その違いで、幸せに生活したり殺人が起きたりする。

好きな一文
「なんだかわからないが話の流れで、あの歌なんだっけ、と言って母が父に向かって歌まで歌っていた。」

最後まで読んでくれてありがとうございました🌼

【本日のヘッダー写真】
　　いつかの夕焼け