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【読書記録・日記】めんどくさがり屋、ゆっくり眠る。

こんにちは。長尾早苗です。

ゆっくり眠る、眠りについて考えが深まる今日この頃。
ロングスリーパーである自覚はあるのですが、それをテーマに詩を書きたいと思いつつ推敲する日々です。


*今週の読書

【書籍】園イオ『彼女の劇場』(七月堂)

彼女の劇場はわたしの劇場でもある。心が粉々に砕かれる経験を何度も何度も繰り返していくことにより、わたしは研磨されて穏やかに、丸く、口数の少ない女になった。そのどのわたしの生き方も、園さんの詩の中に大きく抱かれている。

【テレビシリーズ】光る君へ 第29週 母として

幸せな家庭って、なんなんだろう。
いっときの短くても賢子との大切な時間は、信孝にとってもまひろにとっても幸せだったんじゃないかと思う。
いつの時代でも文学作品と政治は、個人的なことであるからこそ、よりいっそう難しくて大事なことのように思う。
ひとが筆をとるとき、それは一層重みを増す。

【テレビシリーズ】虎に翼 第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」

国境を越えただけでこんなにも……
好きになってしまう気持ちも仕方ないし、誰を好きになるかもわからない。
それでも、真実はちゃんと追いかける。
過去に何があったのかわからないけれど、今できることは淡々と生きることなのかなと思います。
小野さんも航一さんも、彼女たちや彼らが悪かったわけではなくて、もう十分に悩んだ。苦しんだ。だからそれでいいのだと思います。

【Podcast】文学ラジオ空飛び猫たち 第163回 自分の人生は決して悪くなかった「ある一生」ローベルト・ゼーターラー著

ゼーターラーの「野原」がすごく好き。
悩みも怒りも憎しみもはらんでいるけれど、振り返ってみたら「悪くない」と思えるのが人生として一番いい生き方なのではないかなと思います。
どんなに今苦しんでいようとも、「悪くなかった」と思い出せる日がきっと来る。映画も気になりますが原作も気になります。

【Podcast】Crossing Lines Poiesis Podcast #21 crossing lines podcast 2024年7月アメリカ詩ゲイリー・スナイダー「道元にならって」

アメリカのゲイリー・スナイダーの詩と日本における道元の考え方。
非常に俳句的な作品でもありますし、自然そのものと人間が一緒に見つめ、生きる生き方を表現しているように思えました。

【Podcast】真夜中の読書会~おしゃべりな図書室~「信用できない語り手と感じのよい罪びとたち。一穂ミチさん『ツミデミック』を読み解く」

新コーナーから面白いなと思って聞きました。
しばらくヴァージニアウルフもパトリシアハイスミスも読んでなかった。パンデミックの中ではそんなに好きじゃなかったサスペンスも、今なら楽しく思う。
『ツミデミック』「ロマンス」のゆりにもわたしの一面があるかもしれないし、人間であるなら誰しもぶち当たる狂気と罪、そしてパニックの中での描写は面白いなと思った。

バタやんさん今回浴衣での収録とのこと!!いいなあ、わたしもPodcast、夏仕様で収録しようかな。

【Podcast】Yasuhiro Yotsumoto presents ‘Poetry Talks’金子光晴「鮫」Part1~Part6

ネジ・ケイ・ヤスの6時間にわたる徹底討議。
金子光晴の詩集「鮫」に関して、詩人3人が語り合っています。
金子光晴が反戦詩を書いたこと、今と昔の「さみしさ」の残虐性。高村光太郎のほうがあざといという真実。
金子光晴はいつだって「まっすぐな人」という思いがあります。

【テレビシリーズ】新宿野戦病院 #5

金持ちも貧乏も平等に診る。
日本は進んでいるというヨウコの見方もあるかなあと思います。
ただ、親子の関係において、ヨウコと亨の関係の問題も大変だと思いました。
ホームレスと政治家の問題って、すごく不平等だな……シゲじいを本気で応援していました。

【Podcast】好書好日

ラッパーたちの読書術、気になる……
音楽と詩のことば、読書に使える時間。リズムに乗せてことばを届けるということについて考える対談でした。

*近況のようなもの

夏の暑さにやられて、七月末から八月初日にかけて体を壊していました。

八月初日、丸一日寝たらよくなりました。

ご心配をおかけしました。すみません!

昨日は一日、歩く日でした。
作家の先輩には毎日二時間歩く方、週に二・三回歩く方といらっしゃって、足腰そうしないと守れませんよねとひどく共感します。

左手のけがはわりとすぐによくなり、足の右親指には違和感がありますが、今度のお休みの日は病院の日なので診せにいきます。

超早朝型のひとも最近多いようでほっとしました。
昨日はラジオ体操にも出て、二日休んでいただけなのにずいぶんからだの動きもちがいます。

いまさらながら、ジェーン・スーさんのラジオ番組にはまりました。スーさんも50代になられて、本で読んだ印象とはまた違ってまろやかになった気がしています。リスナー層もわたしと同じくらいなので、毎日を楽しみにしたいと思います。

時々料理に失敗するし、友人たちと連絡を取らないとさみしくてしょうがない昼間もある。付き合ってくれた大切な女友達たちに感謝をする日です。

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長尾早苗
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