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ネコハル
2023年8月30日 16:24
助けて、なんて言えない自分で選んできた道なのに今さら誰かに救いを求められない別に一人で踏ん張って来たんじゃないいつも誰かに支えてもらってたそれは分かっている分かってはいるけれど本当は強くありたくて強い振りが癖になって弱い自分が見せられなくなる笑うたびに軋む胸の奥身の丈に合わない強がりはガラスの靴にねじ込んだ足のよう泣き言は飲み込んで冗談に変えて吐き出して笑う
2023年8月24日 01:17
季節の変わり目は苦手心がグラグラして激しい雨音にすら泣き出しそうになるか弱くなんかない図太く生きてきたしこれからもそうだけど不規則で乱暴な雨音が容赦なく心を突き刺し振り回すのを止められないこの時期を過ぎれば寝苦しい夜から解放される苦手なものが多すぎる私も深呼吸できる季節が来るだから今は布団の中で丸まって見付からないように息を殺して雨雲が通り過ぎるのをただ震
2023年8月21日 23:57
空港のロビーでも「さようなら」なんて言わない「バイバイ」「またね」それで充分また明日会えるかのように軽く笑って軽く手を振ってでも見えなくなるまで見送る季節が巡ればまた変わらず会えるはず明日のことさえ何の保証もないまま私たちはそう信じているのだ祈りのようにおまじないのように「またね」「じゃあ、また」と軽く誓いの言葉を交わしそれぞれの日常へ戻って行く飛行機が
2023年8月5日 23:56
平和とは当たり前だと思っていたことが当たり前のままであること美しいものを美しいと言い楽しいことを楽しいと言えること嫌なものはやんわり断り危ないものとは距離を置けること昨日の続きは今日今日の続きは明日そうやって途切れることなく続いていくと信じていられることある日突然当たり前は消える押し付けられる価値観断ち切られる時間足搔いても抜け出せない暗闇に平和への出口は
2023年8月1日 02:13
いろいろあったけど楽しかったなんて終わったから言えること泣きたい気持ちで笑ったことも笑いたいのに涙が止まらなかったこともそれなりに苦しくいろいろと耐え難くそれでも楽しかったと言いたいのは綺麗な終わりが欲しいからここまで歩いてきた私は間違ってなどいなかったと終わりよければ、なんてそんなはずないのに終わらせたんじゃない終わってしまっただけでも認めるわけにはいかない足下